玉龍雪山景区では、山上の氷河の寒帯から麓の亜熱帯まで美しい景色が楽しめます。
藍月谷には氷河の雪解け水が源流となっている白水河が流れています。
観光エリアには川を堰き止めた、
玉液湖、鏡潭湖、藍月湖、聴濤湖の4つの小さな湖があります。
堰は滝のようになっていたり、石灰棚だったり。
背景に玉龍雪山の雄大な姿を収めることができます。
石灰棚は観光用に造ったニセモノです。
まぁ、中国らしいという感じなのですが、言われなければ気付きません。
澄みきった川の水は、光の加減で青やエメラルドグリーンになり、
小九塞溝とも呼ばれているそうです。(まだ九塞溝には行ったことがありませんが。。)
チベットや雲南の高地で家畜として多く飼育されているヤクも、
ここでは記念撮影用に綺麗な身だしなみで。
藍月谷はそう広くありませんので、ゆっくり歩いて周ることができます。
歩きやすいきれいな遊歩道が整備されていますので安心。
高地なので無理せずに有料の乗り合い電動カートの利用もありだと思います。
4つの湖で乗り降りできて、最後は景区入り口へ帰るバス乗り場付近まで戻ってくれます。
玉龍雪山の麓には、他にも甘海子や雲杉坪といった草原や原生林が楽しめる場所もあります。
雲杉坪へは藍月谷からロープウエイなどで行けます。
甘海子は玉龍雪山景区の駐車場、バスターミナルのすぐそばにあります。
高地で観光に体力の不安を感じるとか、あまり歩きたくない人には、
”印象麗江”という民族舞踊や歌の舞台がお薦めです。
場所は甘海子と同様に、玉龍雪山景区の入り口、駐車場、バスターミナルのすぐそばにあります。
玉龍雪山などの大自然がそのまま舞台背景の野外劇場になっています。
舞台演出は中国を代表する世界的な映画監督のひとり、張芸謀(チャン・イーモウ)が手掛けています。
日本では、”HERO”や高倉健主演の”単騎、千里を走る”などの作品が有名です。
上演時間は1時間ほど、雨の日は中止になります。
出演している500名は、プロの役者さんではなく雲南で暮らす、10の少数民族の人達だそうです。
舞台構成は古道馬幇、対酒雪山、天上人間、打跳組歌、鼓舞祭天、祈福儀式の6つ、
玉龍雪山をバックに踊ったり歌ったり、馬が駆けたりと見所がたくさん。
麗江に来たら玉龍雪山景区へも是非。(必ず来るとは思いますが)
体力や高山病の心配で山へ登ることが無理でも麓からの景色や草原、綺麗な水など、
自然を楽しめる場所はたくさんあります。
ただし麓でも標高は3000m以上ありますので油断は禁物。
また、印象麗江の公演時間は午前と午後の2回(繁忙期は3回)だけなのでご注意を。
食事場所はロープウエイ乗り場周辺に店が集まっていてケンタッキーなどもあります。
昔のスキー場のゲレ食を思い起こさせるような大きなセルフ大食堂もありますが、
こちらは超がつくぐらい不味いです。