南翔の歴史は古く、1500年以上あるそうです。
南翔老街には宋代、明代、清代の史跡が残る街並みがあります。
今回は先に古猗園に行ってから南翔老街に向かったので、古猗園を出て古猗園路を北へ、
橋を渡って左折、和平街を西方向へというルートで行きました。
到着まで距離にして600mぐらいです。
和平街も古いアパートを上手く改装して観光地らしい雰囲気を作っています。
南翔老街の面積はさほど大きくありません。
水路も狭く浅いので、同じく上海にある水郷古鎮の朱家角ような観光船もありません。
人民街、共和街、解放街の3つの道沿いに観光客向けの店や小籠包の店が並んでいます。
メインストリートの人民街には小籠包のお店がいっぱい。
観光客も結構います。
細くていい感じの路地の共和街にも駄菓子屋さんやお土産物屋さんがありますが、
短い通りなのですぐに終点になります。
双塔は五代(907年~960年)に造られました。
この塔が南翔老街のシンボルになっています。
双塔の塔と塔の間にあるのが解放街です。
この道は少し広いのですが、特に大した見所はありません。
雲翔寺の歴史は古く南北朝時代に建立されました。
双塔よりも400年以上前にあったことになりますが、
残念ながら今のお寺は近年修復されたもののようです。
南翔老街で最も人気がありそうな小籠包の店は雲翔寺の近くにある長興楼です。
が。。ちょっと人が多すぎて密密状態なのでここで食べるのは断念。
他の人民街の店に行って小籠包を食べることに。
ほとんどの店は外から見える場所で小籠包を包んでいます。
たぶん味の方はどの店でもそう大差ないとは思いますが、
見える場所で包んでいる店を選ぶ方が無難かと。
メニューを見るとあんかけおこげもあったので試しに頼んでみましたが、これは失敗。
予想に反して甘かった。。
ちゃんと揚げたておこげの上から、ジュ―という音を立ててあんをかけてくれただけに、
さらに残念度も上がってしまいました。
老街を一通り周るのに1時間も必要ないぐらいです。
共和街には、明代に造られて近年修復、一般開放された檀園があるので、
時間があれば、庭園なども覗いてみてもよいかと思います。
せっかく南翔に来たのなら老舗の小籠包もと思われる方なら、
古猗園路の小籠包店と食べ比べしてみるのはいかがでしょう。
古猗園と南翔老街、小籠包と合わせて駆け足なら半日程度、
のんびり周っても1日で十分です。
ちょっとした日帰り観光にお勧めです。