中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

天津 お散歩 解放北路

2016-03-10 09:26:00 | <天津>

解放北路は大雑把に言うと、解放橋、津湾広場から蚌埠道ぐらいまで南北に通っている道で、

清王朝末期に海河沿いに作られた租界の金融街だった場所でもあります。

 

 

保定道からスタートして、津湾広場まで解放北路を散歩してみました。

租界時代には、ここに欧米列強国や日本の銀行が数多く作られました。

 

旧麦加利(チャータード)銀行。

 

旧花旗銀行(Citibank)。

 

日本の銀行の建物も残っています。

 

旧横浜正金銀行。

 

建物好きにはたまらん通りです。。

 

旧中法工商銀行。

 

また、当時の中国の大銀行もここに支店を作っていました。

 

旧金城銀行。

 

中国の大銀行であった、金城銀行、塩業銀行、中南銀行、大陸銀行は、

北四行と呼ばれていました。

 

旧中南銀行。

 

旧四行儲蓄会天津分会大楼。

 

四行儲蓄会は、北四行の共同出資で設立されました。

このビルの地下には、清王朝の財宝の一部が隠されていたそうです。

 

銀行の他に、領事館や教会、ホテルなども残されています。

 

旧比利時(ベルギー)領事館。

 

旧怡和洋行(ジャーディン・マセソン)大楼。

 

多くの建物が、工商銀行、建設銀行、農業銀行、中国銀行、交通銀行など、

現在の、中国の大銀行の建物として現役で使われています。

 

 

きれいな石畳の道には、所々に花壇やベンチが置かれているし、

観光客が多いわけでもなく、とてもいい雰囲気の場所です。

また、解放北路と交差する通りなどにも近代建築物がたくさんあります。

 

紫竹林教堂。

 

 

ただ、もう使われていないような建物や、住居化しているようなものもあります。

旧朝鮮銀行の建物は、外から見るとあまり分かりませんが、

中はもうボロボロでした。

 

 

旧フランス兵営は、アパートになっているみたいです。

 

 

解放北路の北の端は津湾広場と解放橋です。

 

 

川沿いは再開発で高層ビルが立ち並んでいます。

これらの古い建物を壊さずに残して欲しいものです。

 

 

解放北路は天津駅からも近く、津湾広場には地下鉄駅もあるので、

列車の待ち時間や乗り換え時間がある時に、

ちょっと覗いてみてもいい場所だと思います。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天津 お散歩 古文化街

2015-09-24 00:10:00 | <天津>

天津古文化街は、地下鉄2号線の東南角駅から、

北へ15分ほど歩いたところにあります。

 

 

ここは、天津の観光地、天津十景の一つだそうです。

 

 

清代の建物を再現して作られた街とのことで、

両側にレンガ造りの建物が並んでます。

 

 

蘇州の観前街みたいな所を想像していましたが、全く違う雰囲気でした。

道幅が狭くて小さなお店がたくさん。

 

 

食べ物屋さん、工芸品、服、お茶、絵画、土産物などなど。

 

 

このあたりが、古文化街の中心で、

天跡宮など、元代に建てられた古いお寺などがあります。

人もいっぱい。。

 

 

小さな路地もあって、路地の奥にもいろんな店がありそうです。

 

 

古文化街の外れの小さな公園に、

なぜか、本物と思われる戦車が置いてありました。

もちろん、エンジンも兵装も取り外してあります。

 

 

人混み避けて、海河の方に出ると、気持ちのいい風が吹いています。

空気は悪そうだけど。。

対岸には、ちょっとお洒落な洋風建築物が見えます。

 

 

何の建物なんだろう、

次の機会に、対岸やこの近辺も散歩してみようかと思ってます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天津 濱海新区

2015-08-27 00:45:30 | <天津>

7月上旬から仕事で、ちょっと天津に滞在しています。

爆発事故のあった日は、幸いお盆休み期間中で蘇州に戻っていました。

 

 

本当は、少ない休日の中で天津市内に出かけた記事を準備していたのですが、

ちょっとタイミング的にふさわしくないような気がするので、

これは後ほど書くことにして、今の様子を少しばかり。

 

 

先週から、また天津でお仕事です。。

濱海新区に行く軽軌9号線は、運休しているので、

天津西駅から、651路のバスに乗ってみました。

 

 

運賃は7元均一です。

路線バス扱いですが、車体は蘇州から浦東に行く空港バスと同じなので、

ゆったりとは言えませんが、割と楽です。

 

 

天津市内は、ほんとに何事もなかったかのようです。

 

 

実際、市内から濱海新区までは、40km以上離れていて、

軽軌に乗っても、天津駅から1時間ほどかかるので、

市内の人達にとって、この出来事は他人事かもしれません。

 

濱海新区の繁華街のひとつ、第三大街も爆発の直後は、

多くの商店のガラスが割れて大変だったようですが、

1週間もたたずに復旧したそうで、

先週は殆どの店が何事もなかったかのように営業していました。

(ちょうどNo.2の人が来た時か来る直前に直したらしい。。)

 

 

それでもまだ手付かずで放置されている店もあります。

店主の身に何か起こったのでしょうか。。

 

 

第三大街でも南海路より西のほうは、被害もほとんどなかった感じでした。

幸い、うちの社員寮用に借りているアパートも大丈夫だったので、ほっとしました。

 

先週まではマスクをしている人がとても多かったです。

喉もと過ぎればなんとやらで、今週のマスク率はぐっと下がりました。

警官も立派?なガスマスクをつけて交通整理をしていました。

 

 

ニュース映像に流れている作業者はもちろん立派なガスマスクをしているし、

事故現場から離れた場所でも、警官のこの姿を見たら、

いくら政府が安全だと発表してもねぇ。。

 

ここは、事故現場から5kmぐらい離れているところです。

いつもなら多くの人達が外に出ているのに、

みなさん警戒して外に出てこないので閑散としています。

 

 

向こうに見えるマンション郡のあたりが、

被害の大きかった所じゃないかと思います。

 

 

もちろん中国政府が安全で何も問題ないと言っているのは、

中国人だってみんな信じてないですが、

実際、びっくりするぐらい青空の日もあったりして、

ついつい油断してしまいそうです。

 

軽軌9号線は、終点の東海路駅や施設が大破したため、

まだ復旧の目処は立っていません。

現在、代行バス(津濱専線2路)が、市民広場と地下鉄1号線の土城駅の間を

6時から22時の間運行しています。

 

私は報道でしか見ていませんが、

多くの人々が傷ついている姿はとても心が痛みます。

まだ何が起こるか分からない今は、

危険を冒してまでくる場所ではない。。です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする