黄河の全長は5464km。中国では長江に次いで2番目に長い川です。
黄河風景名勝区は鄭州市街の北20kmのところにあります。
鄭州市の中心部から公共交通を利用する場合は游16路(Y16)に乗ります。
鄭州駅からだと始発駅で乗って終着駅で降りるので、この行き方が最も簡単だと思います。
料金は、入園料、ゴンドラ、ホバークラフト、観光車(電動乗り合いカート)などの
組み合わせで変わります。
入園料:48元、ゴンドラ:往復50元、ホバークラフト:80元
観光車の値段は忘れました。。20元ぐらいで何回か乗れます。
夏場はものすごく暑いので、観光車を利用するのもよいかと。
案内板も結構いい加減なので、歩くと汗だく間違いなしです。
日本語のHPもありますので事前にチェックして。。と言いたいところですが、
この難解な日本語を解読できる人はそう多くないと思います。
だって、ニュースのトップ記事が「自由に大自然の美を体験して暴れる」ですから。
園内に入ってすぐに見えるのが炎黄二帝彫像。
巨大な石造です。
炎帝、黄帝は民に医術や農業を教えた中国古代の伝説上の帝王なのだそうです。
炎黄二帝広場では、劇を見ることができます。
公演が終わった後に、役者さんがダンスのパフォーマンスをしてくれたり、
無料で記念撮影に応じてくれたりします。
黄河に最も近づけるのはホバークラフト。
出発時間は決まっておらず、満員になったら出発です。
運が悪いと待ち時間が長くなります。
船内はエアコンが効いているので涼しいです。
ちゃんとホバークラフトらしく水陸両方走ります。
ほんの少し黄河を遡って、鄭州桃花峪黄河公路大橋をくぐった先あたりまで行ってくれます。
鄭州桃花峪黄河公路大橋の全長は約7.7km、2013年に完成した道路橋です。
河原で15分ほど自由行動です。
馬に乗れだのバギーに乗れだのおじさん達が寄ってきます。
馬は1回10元だよ、と言ってました。
黄河流域には、窰洞(ヤオトン)とよばれる崖や地面に穴を掘った住居があります。
地質博物館では黄土高原の解説や窰洞、生活、文化などを紹介していました。
今はもっと田舎に行かないと実物は見られないかと思っていたら。。
園内にもあります。たくさん。
さすがに園内で生活している人はもういないので、
倉庫代わりに使われていたり廃墟になってしまっていますが。
黄河を上から見たいなら、岳山寺か大禹山へ登ります。
大禹山へはロープウエイに乗って行くことができます。
降りてからもっと高い所まで歩いて行けそうですが暑さで登る気にはなれず。。
ロープウエイ降り場の近くからでも、
黄河に架かる鄭州桃花峪黄河公路大橋や鉄道橋などを見ることができます。
昔の鉄道橋、黄河第一橋は園内に保存されています。
また、大禹山には夏王朝の始祖、禹の大きな像があります。
禹は黄河の治水の成し遂げた功績によって帝位を授けられ天下を治めたとされています。
やっと念願の”水の流れている黄河”を見ることができました。
山に登ると黄河に架かる鉄橋と橋を渡る列車も見ることができますが、
何本も架かっている高圧線が邪魔で邪魔で。。
これさえなければ結構いい写真も撮れると思うのですが、ちょっと残念。
蘇州~長春を高鉄に乗って移動する時、長江と黄河を渡るのを楽しみにしているのですが、
水が流れている黄河を見ることはありません。
山東省のどこかで必ず黄河を渡るはずなのですけどね。