中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

河南省 鄭州 黄河風景名勝区

2019-08-29 00:08:29 | <河南省>

黄河の全長は5464km。中国では長江に次いで2番目に長い川です。

黄河風景名勝区は鄭州市街の北20kmのところにあります。

 

 

鄭州市の中心部から公共交通を利用する場合は游16路(Y16)に乗ります。

鄭州駅からだと始発駅で乗って終着駅で降りるので、この行き方が最も簡単だと思います。

 

 

料金は、入園料、ゴンドラ、ホバークラフト、観光車(電動乗り合いカート)などの

組み合わせで変わります。

入園料:48元、ゴンドラ:往復50元、ホバークラフト:80元

観光車の値段は忘れました。。20元ぐらいで何回か乗れます。

 

 

夏場はものすごく暑いので、観光車を利用するのもよいかと。

案内板も結構いい加減なので、歩くと汗だく間違いなしです。

 

 

日本語のHPもありますので事前にチェックして。。と言いたいところですが、

 

鄭州黄河風景名勝区(日本語)

 

この難解な日本語を解読できる人はそう多くないと思います。

だって、ニュースのトップ記事が「自由に大自然の美を体験して暴れる」ですから。

 

 

園内に入ってすぐに見えるのが炎黄二帝彫像。

巨大な石造です。

炎帝、黄帝は民に医術や農業を教えた中国古代の伝説上の帝王なのだそうです。

 

 

炎黄二帝広場では、劇を見ることができます。

公演が終わった後に、役者さんがダンスのパフォーマンスをしてくれたり、

無料で記念撮影に応じてくれたりします。

 

 

黄河に最も近づけるのはホバークラフト。

出発時間は決まっておらず、満員になったら出発です。

運が悪いと待ち時間が長くなります。

 

 

船内はエアコンが効いているので涼しいです。

ちゃんとホバークラフトらしく水陸両方走ります。

ほんの少し黄河を遡って、鄭州桃花峪黄河公路大橋をくぐった先あたりまで行ってくれます。

鄭州桃花峪黄河公路大橋の全長は約7.7km、2013年に完成した道路橋です。

 

 

河原で15分ほど自由行動です。

馬に乗れだのバギーに乗れだのおじさん達が寄ってきます。

馬は1回10元だよ、と言ってました。

 

 

黄河流域には、窰洞(ヤオトン)とよばれる崖や地面に穴を掘った住居があります。

地質博物館では黄土高原の解説や窰洞、生活、文化などを紹介していました。

今はもっと田舎に行かないと実物は見られないかと思っていたら。。

園内にもあります。たくさん。

 

 

さすがに園内で生活している人はもういないので、

倉庫代わりに使われていたり廃墟になってしまっていますが。

 

 

黄河を上から見たいなら、岳山寺か大禹山へ登ります。

大禹山へはロープウエイに乗って行くことができます。

降りてからもっと高い所まで歩いて行けそうですが暑さで登る気にはなれず。。

 

 

ロープウエイ降り場の近くからでも、

黄河に架かる鄭州桃花峪黄河公路大橋や鉄道橋などを見ることができます。

昔の鉄道橋、黄河第一橋は園内に保存されています。

 

 

また、大禹山には夏王朝の始祖、禹の大きな像があります。

禹は黄河の治水の成し遂げた功績によって帝位を授けられ天下を治めたとされています。

 

 

やっと念願の”水の流れている黄河”を見ることができました。

山に登ると黄河に架かる鉄橋と橋を渡る列車も見ることができますが、

何本も架かっている高圧線が邪魔で邪魔で。。

これさえなければ結構いい写真も撮れると思うのですが、ちょっと残念。

 

蘇州~長春を高鉄に乗って移動する時、長江と黄河を渡るのを楽しみにしているのですが、

水が流れている黄河を見ることはありません。

山東省のどこかで必ず黄河を渡るはずなのですけどね。

 

 

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河南省 鄭州 二十七広場

2019-08-22 00:22:33 | <河南省>

1泊2日で河南省の省都、鄭州へ行ってきました。

鄭州は、黄河沿いの街で黄河文明発祥の地です。

 

 

商(殷)の時代、鄭州市は邑と呼ばれる都でした。

そこから3500年の歴史を持つ中国八大古都のひとつです。

八大古都とは北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封、安陽、鄭州のことを言います。

 

 

でも。。鄭州市街地には、史跡や観光地はほとんどありません。

周辺で日本人でも知っていそうな場所と言えば少林寺。

少林寺に行ってしまうと時間的に鄭州市街へ行くことはできないので、

今回は、鄭州市街に一泊して、”水の流れている”黄河を見に行くことにしました。

 

 

鄭州空港(新鄭国際机場)は綺麗な空港で地下鉄もあります。

ただし市街地からかなり離れた南の方にあって、

街の中心部までは地下鉄で1時間ちょっとかかります。

 

 

私の知る限りですが、歴史のある古い街で鉄道駅周辺に大きな繁華街があるのは珍しいです。

鄭州駅前から二七広場にかけてたくさんの商店やデパートが並んでいます。

 

 

鄭州ってものすごく暑いんですね。

そのせいなのか地下街もたくさんあって、地上よりも地下の方が人が多い気がします。

 

 

二七広場にある二七記念塔は鄭州のランドマークです。

1923年2月7日に労働者の大規模なストが武力鎮圧され、

多数の犠牲者を出したことを記念する塔で、高さは63mあります。

 

 

何の工事がよくわかりませんが駅周辺と繁華街は軒並み工事や補修中です。

ちょっと嫌な予感がしたので、翌日の黄河見物に備えてどこからバスに乗るのか先に下調べを。

 

 

案の定、ネットで地図を見ただけではよく分からない。。

(まあ、私がどんくさいだけなのかもしれませんが)

工事の影響もあるのか、まず鄭州駅の東西の通り抜けが分からないし、

黄河方向に行くバスは駅の東側、火車駅北港湾からの出ているのですが、

東側には長距離バスターミナルと、火車駅北港湾、火車駅南港湾の2つの公共バスターミナルがあって、

北港湾と南港湾は場所は違えどぱっと見は同じ風景。。

 

 

危ない危ない先に調べに行っておいて正解でした。

バスの番号も乗り場も案内板に書かれていたのとちょっと違うし。。

それに、駅の東側のホテルを取っておいて良かったです。

日本と違って駅の通り抜けが簡単でないことがあるのは学習済み。

 

 

安心したところで鄭州名物の麺、烩面を食べに行ってみました。

庶民の食べ物なので、街のどこにでも烩面の店を見かけます。

基本、羊肉が使われています。麺はきしめんのような太い麺です。

スープは店によって違うようで、白もあれば、蘭州ラーメン風もあります。

 

 

二七記念塔は夜になるとライトアップされます。

周辺は夜遅くまで観光客や若者で賑わっています。

 

 

鄭州は、北京~広州、蘭州~連雲港など、

東西南北を結ぶ鉄道が交差する場所で交通の要所にもなっています。

鉱工業も盛んで、日系自動車メーカーや、

iPhoneのODMで有名なフォックスコンの工場もあります。

 

烩面だけでもうお腹いっぱいになって、

想像以上の暑さで遠くまで散歩する気力も湧かず、

明日(の暑さ?)に備えて早めに就寝です。

 

 

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蘇州 中国の運転免許更新と反則金の支払い

2019-08-15 00:08:15 | <蘇州>生活

早いもので中国の運転免許を取得してからもう5年。。

有効期限がきたので更新に出かけました。

 

 

蘇州新区で免許更新手続きする場所は桃園路の北の端、

鹿山路との交差点近くにある 蘇州市公安局車両管理所(車菅所)です。

 

 

私の運転免許は長春で取得したので長春での更新が必要だと思っていたのですが、

更新したい場所で境外人員住宿登記表だけ入手できれば、

(登記住所管轄の公安へ行って境外人員住宿登記の手続きをします)

全国どこでも更新できると聞いたので、蘇州で更新してみることにしました。

 

運転免許取得の過去記事はこちら。

長春 中国で運転免許取得

 

車管所の办証大厦で手続きします。

まずは免許証用の写真を撮りに行きます。写真は持ち込みでも構いません。

セルフの証明写真機は身分証の読み取りが必要なため、外国人はパスポート番号を手入力します。

 

 

写真を撮ったら視力検査を受けて検査済みのサインをもらいます。

検査結果の有効期限は3ヶ月あるので、もし混んでいて時間がないような場合、

検査と更新手続きを分けて行うことも可能です。

 

更新に必要な写真と書類が揃ったらインフォメーションで手続き用の受付番号をもらって、

自分の番号と手続き窓口番号がモニターに表示されるのを待ちます。

中国語でのアナウンスもあります。

 

更新に必要な書類は、

・パスポート

・免許証用顔写真

・境外人員住宿登記表(臨時宿泊登記表)

・視力などの検査結果 です。

 

無事に受付を済ませたら、免許証受取場所の近くの作業台へ移動して、

自分で写真を規定サイズに合わせて切り取ります。

自分の番号が呼ばれたら写真を渡してパウチしてもらって終了。

 

 

ところで。。。

もし、交通違反をしていたなら、更新前に必ず反則金の納付処理を済ませたほうがよいです。

中国も日本と同様に点数制度があって、12点になると免許取り消し処分になります。

取り消し処分になると筆記試験を受け直す必要があります。

 

 

日本の点数制度と違うのは、罰金さえ支払えば1年ごとに点数がクリアされること。

仮に11点取られても罰金さえ支払えば翌年は満点に戻ります。

罰金を払わなければ、点数は翌年に持ち越しになるので、

上記の場合、次の1年の持ち点は1点しか残っていません。

 

また、監視カメラによる取り締まりやオービスでの速度違反の場合、

罰金の対象が違反者ではなく違反をした車両になります。

 

そのため、点数を取られる(罰金を払う)のは違反した本人でなくてもOK!

なので、免許更新場所や罰金を支払う場所には、

点数を売る人や点数を買いたい人の路上マーケットができています。

最近の相場は1点200元~300元ぐらいのようです。

 

昨年から携帯アプリやPCから罰金の支払いができるようになりましたが、

点数が足りない人は他人から買う必要がある??ので、オンライン支払ができません。

そんな人たちで罰金を払う場所は人でいっぱい。

 

 

外国人でもこのアプリが使えるらしいのですが、試してみると、

”あなたの身分証に合致する免許番号はない” というメッセージが出て使えませんでした。

公安の人に聞いてみたら、外国人でも使えるはずだけど、

ちゃんと処理できるか検証できてないから今はまだ使わない方がいいと。。

 

アプリが使えない場合、罰金の支払いは、市内に何カ所かある交通警察で行います。

長蛇の列になってます。。受付に到達するまで2時間ぐらい、

受付を済ませてから納付までさらに1時間ぐらいは待つことになるので、

くれぐれも違反はしないようにしましょう。

 

 

新規取得の場合、免許の有効期間は5年ですが、更新後の有効期間は10年になります。

新旧の免許証番号比較してみると旧免許の場合、

FPJPN+パスポート番号でしたが、新しい免許はパスポート番号のみになっていました。

 

運転免許の更新自体は空いていれば1時間もかかりません。

空いている日の狙い目は連休前後にある土日の振り替え出勤日ですよ。

 

 

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蘇州 高速鉄道乗車新ルール

2019-08-08 00:08:08 | <蘇州>生活

今年の7月27日から高速鉄道の乗車ルールが変わって、

外国人の乗車が少し便利になりました。

 

 

何が変わったかと言うと、まだ上海~南京間だけですが紙の切符が不要になったこと。

以前から中国人は身分証だけで乗車可能でしたが、

外国人の場合、パスポートだけでは乗車できず、ネットで予約はできるものの、

窓口の長蛇の列に並んで切符を受け取るか郵送してもらう必要があり、とても面倒でした。

 

 

現在はネットで予約さえしておけばパスポートのみで、

駅構内への入場改札と、乗車口の改札が通れるようになっています。

PCからでもスマホアプリでも”12306”で予約すれば、問題ありません。

 

 

という訳で実際にどんな感じになっているのか蘇州→上海で試してみました。

まずは駅構内への入場。

パスポートの読み取り機がありません。。

 

 

この場合は、有人の検札口に行ってパスポートを提示します。

係員がパスポート番号を入力すると乗車する列車の情報が表示されました。

(もしかすると、自動改札機でも読めたかも)

 

 

次の関門は、実際に列車へ乗る前の改札。

この手前の2つがパスポート読み取り機能付きの自動改札でこれ以外は通れません。

試してみると読み取れました。無事に乗車できます。

もし、ここで読み取りに失敗した場合でも有人の改札へ行けば大丈夫です。

 

 

現時点での注意点がいくつかあります。

・列車番号がGで始まる高鉄と呼ばれる列車で終着駅が上海駅なら大丈夫。

・本日時点では、まだ上海虹橋駅は対応できていないと聞きました。

・上海から南京方面に行く高鉄でも、南京より先(例えば北京)に行く列車はダメかも

・列車番号がDで始まる動車と呼ばれる列車の場合、大丈夫な列車とダメな列車があります。

・列車番号がK、Z、Tもしくは数字で始まる普通列車は必ず切符が必要です。

 

予約してからの確認方法になりますが、

12306から送られてくる予約番号などの通知メールで、

”無須換取紙質車票”と書かれていたら切符は不要です。

 

 

今まで外国人が切符なしで高鉄に乗ろうと思うと中鉄銀通カードが必要でした。

中鉄銀通カードについては、下記の過去記事をご参照ください。

蘇州 中鉄銀通カード

 

今後は中国人も外国人も、座席予約ができて切符もなしで利用できる列車が増えるので、

この中鉄銀通カードの利用価値がかなり下がります。

中鉄銀通カード利用者用に確保している座席数は既に昨年から減らされています。

 

 

上海や蘇州に住んでいる人なら、今更中鉄銀通カードを作るメリットはないかも。

(年会費も取られますしね)

それでもまだメリットとしては、

・駅でパスポートを出さなくていい(身分証の代わりになる)

・満席になって切符が売り切れの高鉄にも乗れる(100%ではありませんが)

私の場合、せっかく持っているものなのでうまく使い分けできればと思ってます。

 

 

と、話が横道にそれましたが、

切符必要か否か最終的確認できるのが改札口の電光掲示板です。

”請取票乗車”と出ていたらアウトです。。 切符がないと乗れません、ご注意を。

 

 

中国人なら駅構内で紙の切符が出せる機械(写真右側)があるのですが、

外国人のパスポートは使えません。

写真中央のちょっと大きめの機械は、中国人身分証以外も使えそうですが、

パスポートが使えるかどうかは不明です。

 

 

中国でも日本と同様、列車を降りた後、外に出るためには改札を通ります。

上海駅で降りた時、改札をパスポートのスキャンで出ようとしたら、

エラーになりました。。(中国あるあるです)

こんな時は慌てずに有人の改札を通りましょう。

パスポートを手に持ってさえいれば何も言われないと思います。

まぁほとんど何もチェックしていない(切符がないからできない)ので、

よほど運が悪くない限り素通りでも大丈夫かと。

 

 

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上海 新場古鎮で晩ごはん

2019-08-01 02:34:56 | <上海>観光

すっかり日が暮れると古鎮の景色も変わります。

川沿いはライトアップされているようなので、もう一回りしてみることにしました。

 

 

お店が夜の賑わいを見せているのに誘われて、軽く食事をしてから帰ることに。

 

 

上海だと夜遅くまで地下鉄やバスがが動いているので、街外れの古鎮でも安心です。

 

 

そんなに派手にライトアップしている訳でもなく、ちょうどいい感じの明るさです。

 

 

飲み物や軽食を扱っている小さな売店は建物の持ち主が人に貸していることが多いので、

店主は地元の人ではないことが多いのですが、川沿いの飲食店は店主も従業員も上海語です。

 

 

メニュー書いてある料理は江南、上海料理がほとんど。

こちらの人の多くがタニシ大好き。私は食べませんけど。。

 

 

こちらは河蝦を素揚げしてから甘辛く味付けしたもの。

皮ごと食べても大丈夫です。家庭でもよく作られる料理です。

 

 

とりあえず枝豆と冷えたビール!は、上海ローカル料理店でもできますよ。

枝豆は上海、蘇州など地元の畑でたくさん作ってます。

ここの枝豆は塩茹で。中国では茹でた後に味醂や唐辛子で味付けすることも多いです。

 

 

枝豆と並んで私の大好きなビールのお供、ピータン豆腐。

豆腐を切って刻んだピータンと薬味を乗せて、少し甘めの醤油をかけるだけです。

 

 

 

娃娃菜を頼むと細かく刻んだ中華ハムとピータンが入ったスープ風で出てきました。

ピータンは若干余計な気がしますが。。

野菜とハムのスープの味は脂っこくなくさっぱりしています。

 

 

中華料理屋さんの白ご飯は苦手で、ご飯ものは炒飯を頼むことが多かったのですが、

最近は菜飯(肉と野菜のまぜごはん)を注文することが増えました。

しっかり油は使っていますが、さすがに炒飯よりはマシ。

 

 

料理の味は大したことありません、そこら辺の安い食堂で食べているのと同じです。

でもたまにはこんな場所で食事をするのも楽しいです。

 

 

こうやって道端で食べていると犬や孫の散歩のおばちゃんたちに、

あんたたち何食べてるの~とガン見されたりします。

ついでにどこから来たのとか聞いて来たり。。

回答に苦戦しているとワサワサ人が集まって来たり。。

こういうのも含めて楽しめる?場所です。

 

 

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