中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 蘇州マラソンと上方山の花見

2023-03-30 00:03:30 | <蘇州>生活

先週は冬の寒さに戻った感じの蘇州でしたが、今週は春の暖かさが戻ってきました。

3月26日には、園区から高新区の間を往復する蘇州マラソンが行われました。

 

 

この日は蘇州市内のあちこちで交通規制が敷かれていました。

私の住んでいる小区の近くの道も午前中は車両通行止めになりました。

 

 

早起きして見に行こうかと思っていたのですが睡魔に勝てず。。

コースの中盤から後半部分にあたる寒山寺近くに着いた時には、

ほとんどのランナーは既に通り過ぎていました。

 

 

この日は久しぶりに良い天気、マラソン日和でした。

沿道は応援に来た人も多く、ランナーが通り過ぎる時には、加油!加油!と声をかけています。

 

 

グループでお揃いの服を着たり、仮装して走る人達も見かけました。

みなさん思い思いのスタイルでマラソンを楽しんでいます。

 

 

マラソンを見た後は、石湖公園と上方山へお花見に行ってきました。

桜はどちらも満開になっています。

 

 

桜の季節の上方山は渋滞するし駐車場にもなかなか入れなくて、車で出かける気はしません。

また、地下鉄3号線ができるまではバスを使うしかなく、

この時期の休日に行くことは滅多にありませんでした。

 

 

今は地下鉄駅から歩いて行けるので気兼ねなく行くことができます。

でも、上方山の入り口は入園の長い列ができていました。

 

 

3月から4月の上方山は、桜、カイドウ、チューリップ、菜の花などが楽しめます。

休日は、蘇州だけでなく、近郊や上海から来る大勢の人達で賑わいます。

 

 

菜の花畑とたくさんの桜が一緒に楽しめるのは、蘇州では上方山だけかと思います。

江蘇省で桜の花見といえば無錫の鼋頭渚が有名ですが、上方山の桜の木も年々大きくなっています。

 

 

園内の喫茶店や小吃の露店など、食べ物や飲み物を扱うお店も以前より多くなった気がします。

(今まで気づいていなかっただけかもしれません)

 

 

桜の下では、セーラー服を着たモデルさん?を使った写真撮影会も行われていました。

 

 

見上げると、桜の花の上には日本の妙香園社が資金を出して建立された中日和平園と金光大佛。

 

 

上方山の桜が満開になる時期は毎年ほぼ同じ。

去年の今頃は蘇州の大陽山商旅酒店で1ヶ月間の入国後強制隔離中でした。

 

 

思い出すだけでもうんざりする強制隔離。。

昨年は、どこかに出かけても運が悪いと隔離に巻き込まれる可能性があって、

時間があっても遠出する気にもなれませんでしたが、やっと気兼ねなく出かけられるようになりました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇州 2023年の春

2023-03-23 00:03:23 | <蘇州>生活

今年は久々に何の規制もない春を迎えました。

団体旅行も解禁されているので、休日の観光地はどこに行っても大勢の人で賑わっています。

 

 

蘇州で春を告げる花は、きっと日本とそう変わらないと思います。

3月から4月にかけて散歩していてよく見かける花といえば、梅、海棠、木蓮、桃、桜など。

郊外に出かけると大きな菜の花畑や、桃や梨などの果樹園もあります。

 

 

梅の花で有名なのは、光福鎮の香雪海や太湖西山の林屋梅海ですが、

今年は平日に自由な時間が取れないので、人混みの中での花見には出かける気になれず、

近くの山に登ったり、市内の園林を巡っていました。

 

 

今年は梅の花が咲くのは少し遅かった気がします。

2月中旬ごろの可園はまだまだ咲き始め。

 

 

怡園の梅は、ほぼ例年通りでした。

2月中旬から下旬にかけて満開の梅の花を楽しむことができました。

 

 

人気物の猫たちもいつも通り自由気ままに遊んでいます。

皆さん猫を追いかけて写真を撮っています。

 

 

木蓮の花が咲くのは早かったです。

気付いた時にはもう咲き終わり。。という感じでした。

 

 

虎丘の竹林の周りには、二月蘭(オオアラセイトウ)がたくさん。

 

 

団体旅行客は虎丘塔を目指して丘を登りますが、

地元の人や若い人達は麓で古代衣装を着て写真を撮っています。

 

 

暖かくなったので、久しぶりに虎丘の北西側のカフェでまったり。

中国茶のお店とコーヒーやケーキなどを売っているお店が2軒並んでいるのですが、

中国茶の方は改装中でお休みしていました。

 

 

蘇州に桜の木が増えたのは近年になってからです。

今までは八重桜が多く、花が咲くのは4月に入ってからというのが多かったのですが、

最近はソメイヨシノ系も増えてきて、3月から楽しめるようになっています。

 

 

新しくできた蘇州博物館西館の前にも桜が植えられています。

撮ったのは2週間ほど前、今はもっと咲いているのかと思います。

 

 

同じ日の地下鉄1号線 濱河路駅前。

出口のすぐそばにある会社さんの敷地内にある桜がもう満開近くなっていました。

 

 

ここの桜はいつも開花が早いのですが、

それでも3月上旬のほぼ満開は私の知っている範囲では一番早いかもです。

 

 

私が初めて蘇州に来た時にはすでに大きな木で、毎年きれいな花を咲かせています。

でも、今までわざわざ写真を撮りに来る人は見かけませんでした。

この写真を撮った日もいつも通りでしたが、その後SNSや蘇州のご当地アプリで紹介されて、

今年は大勢の人が写真を撮りに来る人気スポットに様変わりしました。

 

 

日本の桜はもう10年以上見ていません。

いい年して恥ずかしながらこの季節はちょっとホームシックになります。

 

この春、江蘇省では甲型と呼ばれる流感が大流行しています。

特に子供がかかりやすいようで、周りでも感染したという話をよく聞きます。

新型コロナが治まったと思ったら、次は流感。

小さなお子さんがいるご家庭はまだまだ気が抜けない状態だと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒竜江省 ハルビン 冬の松花江

2023-03-16 00:03:16 | <黒龍江省>

ハルビン市内を流れる松花江は長白山の天池が源流で吉林省と黒竜江省を流れる大きな川で、

中国とロシアとの国境を流れるアムール川最大の支流です。

 

 

中国東北地方の川が全面結氷するのは長春の伊通河でも見てきましたが、

ハルビン市内の松花江は、伊通河とは比べ物にならないほど川幅が広いので凍った姿は圧巻です。

 

 

松花江まで、朝の中央大街を歩いてみました。

夜遅くまで賑わっていた中央大街も午前中は静かです。

 

 

川沿いや街のあちこちに氷で作った壁を見かけます。

この氷は、氷祭り用や彫刻、街の飾りとして凍った松花江から切り出されたものです。

 

 

中央大街を真っ直ぐ北に進むと友誼路に出ます。

この道は地上を渡ることができないので地下通路を通ってスターリン公園方面に向かいます。

向こう側には防洪記念塔が見えています。

 

 

スターリン公園のシンボルタワーでもある防洪記念塔は、

かつて2度の大洪水から復興した記念として建てられたものです。

 

 

また、この公園は川沿いに2km、松花江南側の堤防を整備して作られています。

堤防なので公園の幅は50mほどしかありません。

 

 

冬になると凍った松花江の上に大きな遊園地が作られます。

入園は無料ですが、QRコードを読み取って登録が必要でした。

(しっかりチェックしている感じではなかったので登録しなくても大丈夫かもです)

 

 

車でソリや大きなチューブを引っ張ったり、ソリ付き自転車があったり。

氷の滑り台などもあります。

 

 

分厚い氷の上は乗用車はもちろん、トラックも走行可能です。

でも、川の上は風も吹いて、当然のことながら底冷えするので長時間ここにいるのはちょっと辛いかも。。

 

 

冬のスターリン公園のオアシスと呼べるようなカフェを見つけました。

新型コロナの影響なのか、春節期間だったからなのか、公園の西側で営業している飲食店はここだけでした。

 

 

観光地だし混んでて美味しいものはないのだろうと思いながら、とりあえず体を温めるために入ったのですが、

予想に反して客も少ないし美味しそうなパンが並んでいる、ちょっといい感じのお店。

 

 

コーヒーの値段は確か18元だったかと、さすが東北、観光地でもまだまだ物価は安いです。

暖かい店の中でコーヒーを飲みながら、のんびりと松花江を眺めることができました。

 

 

松花江は満州語で、スンガリ・ウラーと言うそうで、その意味は天の川。

上流の吉林省には戦前に日本が建設し今でも現役の豊満水力発電所と松花湖があります。

長春市内を流れる伊通河は松花江の支流になります。

 

 

今回の黒竜江省旅行は、最も寒いタイミングだったようで極寒を堪能?できました。

さすがにハルピンでも3月ともなると最高気温は氷点下ではなくなるので、

そろそろ川の上の遊園地もお終いになっているのかと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒竜江省 ハルビン 夜の中央大街と聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)

2023-03-09 00:03:09 | <黒龍江省>

雪郷故里と亜布力スキー場で雪遊びをしてハルビン市内に戻ってきました。

今回利用したツアーはこれで終了です。

 

 

ハルビン市内に到着が20時過ぎと予定より遅くなりましたが、

夜の中央大街と聖索菲亜教堂を見に路線バスに乗って中央大街へ。

 

 

真冬でも中央大街は夜遅くまで観光客で賑わっています。

この日もまだ気温は低いままで、夜はマイナス30℃近くまで下がりました。

 

 

もう少し早い時間帯だともっと人が多いのだと思います。

午前中は人が少なく、午後から夜にかけて人が増えていく感じです。

 

 

ライトアップやイルミネーションは季節を問わずあるのでしょうが、

氷の彫刻や雪像は冬だけのものです。

 

 

冬のハルビンと言えば世界的に有名な氷祭り。

氷祭りのメイン会場である太陽島公園にも行ってみたかったのですが、今回は時間の都合で断念。

 

 

それでも氷祭りの期間中は街のあちこちで雪像や氷の彫刻を見ることができます。

中央大街の氷の彫刻は夫々に作品名が付けられています。

 

 

お店や街灯、イルミネーションの光で、氷に色が付いているように見えます。

見る角度によって色も変わります。

 

 

昼間に見るよりも夜の方が綺麗だと思います。

通りに沿って、ほぼ一定間隔に様々な形の彫刻が置かれています。

 

 

凍えるほど寒いのに、アイスクリーム買って外で食べている強者も。

中央大街には有名な老舗アイスクリーム屋さんもあって、ハルビン名物のひとつになっています。

 

 

さすがにビアガーデンはやっていません。

春節期間中だったので、中央大街を外れると多くの飲食店がお休みのようでした。

 

 

前回ハルピンに来たのは2015年の夏。もう7年も前のことです。

過去記事

ハルピン 中央大街とソフィア聖堂

ハルピン ロシア料理 露西亜西餐庁

 

 

そういえば、そのころ使っていたスマホのカメラでは夜景はほぼ撮れなかったです。

今でも安物のスマホですが、それなりには鮮明に撮れるようになりました。

 

 

夜の散歩の最後は聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)へ、美しくライトアップされていました。

22時を過ぎると地下鉄もそろそろ終電、さすがに通りを歩く人も少なくなります。

もう、寒くて外にいるのも限界に近いです。

 

 

気を付けていたつもりでしたが、

写真を撮るためにしばらくスマホを外に出していたら、見事に電池残量が0になりました。

念のために現金を持っていて正解でした、危なかったです。

バスも地下鉄も配車サービスもスマホで払っているので、深夜の極寒の中で電源が切れたら。。

もし現金がなかったら途方にくれているところでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒竜江省(吉林省延辺) 雪郷故里と亜布力スキー場

2023-03-02 00:03:02 | <黒龍江省>

雪郷故里は、吉林省延辺朝鮮族自治州敦化市にある観光地です。

中国雪郷風景区から南西に10kmほど離れています。

 

 

中国雪郷風景区は黒竜江省海林市と吉林省延辺朝鮮族自治州にまたがっていましたが、

こちらは完全に吉林省側になります。

 

 

ここも自家用車やバスでは中に入って行くことはできず、四駆のジープに乗り換えます。

亜雪驛駅のジープと同じように乗客に雪道を堪能してもらう走りをしますが、

こちらの方が少しおとなしいです。

 

 

雪郷故里は、もともと白松車駅という名の伐採した木材を積み替える場所で、

少人数の伐採労働者が暮らす地区だったようです。

 

 

今でも周辺の山々には原生林が残っています。

現在はおそらくここも商業用の伐採は行われておらず、観光業に転換しているのだと思います。

 

 

入園料には防寒用のコートを借りる料金も含まれています。

フワフワの毛皮や、古い映画に出てくる猟師さんが着ているような皮の服など、お好きな服が選べます。

外でじっとしていると凍えるぐらいに寒いので、必ず借りた方がいいです。

 

 

雪郷故里には、昔の住居を再現した建物があったり、

東北の春節を再現した写真撮影用の小道具が並んでいるぐらいで、寒いだけで特に何もないです。

雪遊びは好きなだけできますけど。

 

 

写真撮影用の食べ物などは全てニセモノなのですが、氷漬けの魚だけは本物のようです。

吉林省松原市の査干湖は凍った湖上での漁が有名で、網にかかった魚が水揚げされると数秒で凍り付きます。

 

 

何と言えばいいのでしょう、氷柱や霧氷が付きやすいように工夫されたすだれ?みたいなものには、

たくさんの氷柱がぶら下がっていて面白いです。

 

 

中国語の説明では”雾凇冰挂”、直訳すると”霧氷掛け”。

雪も積もっているので、残念ながら霧氷が付いているかは分かりません。

 

 

1軒だけある売店には、薪のかまどと、かまどの熱を利用したオンドルの長椅子が置いてあります。

暖かい椅子に座るともうどこにも行きたくなくなります。。

水と柄杓が置いてあるので、かまどでお湯を沸かして外でお湯を振り撒く、

”溌水成氷”遊びが何度でも楽しめます。

 

 

雪郷故里で遊んだ後は亜布力(ヤブリ)スキー場へ。

中国では冬季北京五輪の後、ウインタースポーツの人気が上がっています。

団体ツアーに組み込まれているようなスキー場のレンタルスキーは借りるだけで1時間近くかかります。

 

 

連休ともなると対応もひどく、板は大人でも子供でも145cmしか出してくれず。

ブーツはボロボロ、ビンディングはとりあえずブーツが引っかかっていればOKで、

油断すると長さの違うストックを渡されます。。もちろんストックの長さも指定できません。

 

 

後でネットで料金を比べてみると、円安もありますが日本よりも全て高いかも。

情報が古いかもしれませんが、リフト1日券が480元(日本円で9300円)

スキー一式のレンタルが1日380元(7400円、週末は更に15%増、春節は30%増)

ボードのレンタルもできます。値段は同じだと思います。

 

 

この数日間の黒竜江省はおそらくこの冬一番かそれに近い冷え込みだったのだと思います。

亜布力スキー場の初心者ゲレンデは日も陰って風も強く吹いてきたので、

体感はおそらくマイナス40℃に近かったのでは。。

スマホの電池残量は一気に無くなり写真も撮れません。

冷たすぎて手を外に出す気にもなれずという感じでした。

10数年ぶりのスキーは、初心者ゲレンデを2回だけ真っ直ぐ滑って(漕いで)終了しました。

 

 

団体の場合はおそらく安い価格設定になっているのだと思いますが、

こんなのでもお客さんがいっぱいなので、経営状態の厳しい日本のスキー場からすると羨ましい限りかと。

日本のスキー、スノボ愛好家の皆様にはちょっとイヤかもしれませんが、

中国人は、欧米の方々とは違ってお金をしっかり落としてくれるので、

こういう人達を日本のスキー場に取り込むことができれば、

スキー場だけでなく、周辺の宿泊業や各種サービス業もかなり潤うのでは。。と思うのでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする