大連に行った時には、たまに海鮮を食べに行きます。
海味当家は大連市内に数店舗ある蒸海鮮のお店です。
食材は生け簀の中から自分で選びます。
イセエビなどの高級食材もありますが、さすがに高くて手が出ません。
高級店ではないので、海鮮としてはそんなに高くはないと思うのですが、
欲望のおもむくままに発注するとそれなりの金額にはなります。
調理はテーブルの蒸し器に食材を入れてもらって、蒸し上がったら蓋を開けてお皿へ。
すべて店の人にお任せです。
最初に蒸鍋の底にお米を入れておいて、食材から出たダシでお粥を作ります。
これが食べたいから蒸海鮮の店に行くと言っても過言ではありません。
前菜にオクラのニンニク醤油和えを発注。
イカの稚魚(と思います)みたいなものも入っていて酒のつまみに最高です。
せっかくなのでビールは地元ブランド大連干啤(大連ドライビール)で。
最近は中国各ビールメーカーから、ちょっと濃いめのものも出ていますが、
脂っこい料理にはさっぱり系がよいのか基本的に中国のビールはどれも薄味。
アサリはちゃんと砂抜きしてあるようで安心。
塩味が効いているので何も付けずにそのまま食べても大丈夫です。
値段もお手頃ですが、店の勧めるままに量を決めてしまうと多すぎて食べきれないかも。
うには生食用のものもあります。
でも、中国では確実に信頼できる店以外では、
生ものは食べないようにしているのでこれもしっかり蒸してから。
名前が何だったか忘れましたがいかにも岩場に生息していそうな根魚。
日本の魚で言うとカサゴ(ガシラ)みたいな感じで、見た目はいまいちですが白身で美味しいです。
海老と鮑は同時蒸しで。
鮑は店員さんが貝殻から取り出してくれます。
普段なら海老は殻を剥くのが面倒であまり食べませんが、蒸海鮮の時だけは自ら積極的に剥きます。
中国でのホタテの食べ方で一番好きなのがニンニクと春雨を乗せて蒸す方法。
蒸し上がったら醤油ダレをかけて頂きます。
食材を蒸す順番も店員さん任せです。
一番最後にお待ちかねの海鮮ダシお粥も完成。
前菜のニンニク醤油はお粥にも合います。
少しお粥にたらすと味の変化が楽しめます。
蒸し上がりに食べきれなかった海老や貝などもここで投入。
食材を選んだり注文するのが苦手、面倒な方なら、
美団などのアプリからセットメニューを選んで発注することもできます。
食べ終わった後からでも店員に相談すれば、
会計時にアプリからセットを注文したことにして割引の対応もしてくれたりします。
(数十元程度のほんの少しの割引ですけどね)