八大関景区は、青島市の東部にある洋風建築が集まっている場所で、
1930年代、多くの主に外国人の別荘がこの地に建てられました。
諸外国の領事館などの建物も残っています。
日本人が建てた別荘で元帥楼という建物をはじめ、
20以上の国々の建築様式が見られることから「万国建築博覧区」とも言われるそうです。
青島駅周辺から行く場合は、地下鉄3号線青島駅から、
3つ目の中山公園駅または次の大平角公園駅で下車です。
中山公園駅から海の方向へ歩いて行くと、
いかにも別荘地らしい風情の通りや建物が見えてきます。
八大関にある建物のほとんどは豪勢な感じの造りではありません。
ぱっと見は普通の家と大差ない感じです。
別荘地にある8つの道には万里の長城にある関所の名前が付いており、
これが「八大関」と呼ばれる由来だそうです。
建物内部が一般公開されている主なものは、公主楼、花石楼、蝴蝶楼(たぶん)です。
公主楼はデンマークのお姫様が避暑に来る別荘でした。
外からは建物がよく見えないのですが、観光用に可愛らしい庭も造ってあります。
花石楼は花崗岩を使ったゴシック風建築です。
帝政ロシアの領事館として建てられ、後に蒋介石の別荘になりました。
中は、蒋介石が使っていた家具などが展示されており、窓から海がよく見えます。
ここから見える海は海水浴場になっていて、夏場は大勢の人で賑わいます。
海の方へ出てみました。
浜辺には遊歩道もあるのでお散歩にもいい感じです。
見晴らしの良いベンチでちょっと休憩。
八大関に来て驚いたと言うか、いいなと思ったのがトイレ。
ここのトイレは安心です。
建物はどれも別荘風になっており、中もしっかり清掃されていて綺麗でした。
旅行案内など見てみると八大関に来る良い季節は秋のようです。
別荘地の街路樹や公園の木々の紅葉が風情を増してくれそうです。
今回の青島旅行は1泊2日で、海の近くをブラブラしてみました。
上海から青島までの飛行時間は1時間半ほど、冬は航空運賃も安いので、
ちょこっとお出かけ気分で行ってきました。
次に行けるのはいつごろになるのか。。
先週末から上海や蘇州では公園や娯楽施設などが営業を再開しています。
中国のコロナ肺炎は、湖北省以外では収束しつつあります。
蘇州のある江蘇省、長春のある吉林省ではもう確定患者数は0になりました。
当分日本には帰れません、今帰ると日本で隔離2週間、中国戻るとまた隔離2週間。。
今回のコロナ騒動では、マスク購入、日本への一時帰国や上海~蘇州~上海の移動などなど、
偶然も重なって本当に運よく先回り先回りでき、うまく切り抜けることができました。
もし予定を変えなかったり、数日行動が遅れていたらもっと大変なことになっていたと思います。
もちろんまだ油断はできませんが。。