中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

小ネタ 中国の案内矢印

2023-09-28 00:09:28 | 小ネタ

中国の案内矢印を見てもピンとこないことが多いのは私だけなのでしょうか。

以前(割と最近まで)は、え?どういうこと?と思うことが多かったです。

 

 

日本の皆様は、問題1~3の写真を見て直感的にトイレがどこにあるか分かりますか?

問題1。

 

 

問題2。

日本で斜め向きの案内矢印ってありましたっけ?

 

 

問題3。

こんな案内板があったら、ここにトイレがあると思いませんか?

 

 

この例は、蘇州のとある商業ビルの4階ですが、どこに行っても案内矢印は大体同じです。

ちなみに、問題1の写真が最寄りのトイレに一番近くて、問題3の写真が最も遠いです。

 

答えは、

問題1の場所からは後ろの方向にトイレがある。

問題2の場所からは右斜め後ろ方向にトイレがある。

問題3の場所からは後ろの方向にトイレがある。

 

問題3の写真と同じような案内は、いろいろ場所でよく見かけますが、

以前は、あの案内板はここにトイレがあることを示しているのだと思って右往左往したものです。

基本的に上下方向を表す矢印は書かれていません。

平面図を上から見ていて、直線的な方向を表していると考えればOKです。

 

通路に沿った案内矢印は滅多に目にすることはありませんが、

こちらのパターンは、少し通路に沿った感じの案内です。

それでも、並べる順番を少し変えてくれるだけで、もう少し直感的に分かりやすくなると思うのですが。。

 

 

さすがに最近は理解しているつもりですが、それでもやっぱり違和感があります。

これって私だけなのでしょうか。。

昔、カーナビの開発に関わっていたことがあるので、

その頃の案内矢印の考え方が、私の柔軟性を失わさせているのでしょうか。。

 

 

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蘇州 蘇州御窯金煉瓦博物館

2023-09-21 00:09:21 | <蘇州>生活

蘇州の伝統産業と言えば、最初に思いつくのは絹と刺繍です。

でも、金煉瓦とも呼ばれる煉瓦(レンガ)も有名です。

 

 

蘇州御窯金煉瓦博物館では、レンガの製造方法、運河を使った運搬、使用場所などについての展示と、

明清代のものとされる窯の遺跡などを見ることができます。

 

 

と、偉そうに書いておきながら、実は金煉瓦の存在を知ったのは最近のことでした。

それも日本のドキュメンタリー番組で。。

 

 

2019年2月に放送された田辺誠一さんがガイドを務めるドキュメンタリー番組、

「中国大紀行"京杭大運河"王宮に繋がる水の路 1794キロを行く」

を中国のケーブルテレビで見て初めて知ったのでした。

 

 

蘇州御窯金煉瓦博物館が開館したのは2016年だと思うのですが、

この番組では蘇州御窯金煉瓦博物館は登場しませんでした。

 

 

映っていた風景からして、おそらくかなり郊外のような印象でしたが、

変化の速い中国なので、その場所も今はマンション群なのかもしれません。

 

 

展示の見学ルートはまず、1階の製造工程の解説と展示から。

原料、整形、焼きなど、結構詳しく解説されています。

陽澄湖畔で採れる黄泥は滑らかで光沢があり、酸化鉄の成分も含まれているため結合しやすいのだそうです。

 

 

蘇州のレンガは、主に地面に敷くために用いられます。

園林や、観光地、古い路地を歩くと道に黒い瓦みたいなものが敷き詰められているのを

きっと目にしたことがあるかと思います。

 

 

なぜ、金煉瓦と呼ばれるようになったかというのは、

叩くと金属音がする、とても高価、宮廷に用いられる特別なレンガというのが主な理由のようです。

 

 

蘇州から京杭運河を使って遠路はるばる北京まで運ばれた金煉瓦。

2階は金煉瓦の運搬や蘇州相城区の陸墓についての展示と解説で、

当時を再現した大きな船の模型が置かれています。

 

 

陸墓の御窯村には、清代の最盛時期に72のレンガ工場と78カ所の窯があり、

皇帝に献上するための金煉瓦を作っていたそうです。

 

 

3階では、金煉瓦が使われている主な場所を模型を使って説明しています。

もちろん、北京の紫禁城もそのひとつです。

 

 

また、レンガを使った彫り物も展示されています。

蘇州各地にある昔の大金持ちの邸宅には、様々な技法を用いた、

動物、鳥、花、吉祥図案や物語などを表現した彫刻が施されたレンガが飾られています。

 

 

博物館のある敷地は元の御窯煉瓦工場です。

おそらく、10年ほど前まではまだレンガを焼いていたのかと思います。

明清代の窯跡や、近年まで使用していた窯の見学ができます。

 

 

また、売店と喫茶店を併設した陶芸の体験館もあります。

陶芸体験は、たぶん1日に数回(午前と午後?)にやっているようです。

 

 

蘇州御窯金煉瓦博物館の最寄駅は地下鉄4号線の孫武記念園駅です。

駅を出て陽澄湖西路を真っ直ぐ東の方向へ1kmほど歩くと着きます。

御窯金煉瓦博物館のバス停もあって孫武記念園駅から公共バスも利用できるのですが、

ちょうど今は孫武記念園駅周辺の道路が工事中なので、どのバスが使えるのか分かりません。

 

 

今ではレンガを焼く窯を見かけることはありませんが、地元の人に聞くと、以前は陸墓だけでなく、

蘇州の郊外には、あちこちにレンガを焼く窯があったらしいです。

またそれは工場でもなく個人でレンガを焼いていたそうです。

蘇州御窯金煉瓦博物館、なかなか勉強になる場所でした。

 

 

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蘇州 北太湖の稲香公園

2023-09-14 00:09:14 | <蘇州>生活

蘇州の北太湖旅游度暇区(北太湖観光リゾート)は無錫市との境目ぐらいにあります。

もともとこの辺りは北太湖旅游風景区と呼ばれていた場所だと思います。

 

 

全容はよく分かりません、リゾート地の面積はかなり広いのだと思います。

湿地公園、宿泊施設、農園、バーベキュー広場、農家料理レストランなどがあるようです。

 

 

今回行ったのは北太湖旅游度暇区にある稲香公園、田んぼの公園です。

水田の周りには子供向けの遊具が置かれています。

 

 

観光客用の木道や舗装された通路があるので中の方へ入って行くこともできます。

また、SNS投稿用写真に使うため?のオブジェなども置かれています。

 

 

稲刈りはまだ先ですが、もうお米は実っています。

田んぼを間近で見るのは本当に久しぶりです。

 

 

稲香公園の向かい側には農家料理レストランが並んでいて、無料の広い駐車場もあります。

どうやらここに農家料理を食べに来る家族連れが多いようです。

 

 

試しに入ってみることに。

こちらの店は、少人数で少ない品数しか頼まなくても嫌な顔をされることもありませんでしたし、

高いものばかり勧めてくることもありませんでした。

 

 

たくさん頼んでも絶対に食べきれないので2品だけ注文。

久しぶりの菠萝古老肉(パイナップル酢豚)。

蘇州と無錫の境目にあるレストランの味付けなので甘いに決まっています。

 

 

あとは干し筍の醤油煮。

普段ならビールのお供にするのですが車なので飲めません。

でも、どちらもご飯が進む味です。

 

 

混んでいたので料理が出てくるまでに結構時間がかかりましたが、ちゃんと熱々の状態でした。

お米は目の前の田んぼで採れたものなのでしょうか。

ご飯は足りなければ持ってきてくれます。

 

 

来る時は、高架道路と国道を使ったのですが、太湖湖畔の北太湖大道を通って帰ります。

私は景色が良くて走りやすい太湖沿いの道をのんびり運転するのが大好き。

 

 

車を停めることができる場所も所々にあるので、

降りて景色を眺めたり、写真を撮ったりできます。

 

 

この辺りはお金を使わずに休日を過ごすのに最適。

皆さんも思い思いの場所で、テントを張ったり、ハンモックをぶら下げたりしています。

 

 

子供を泳がせているのはちょっとびっくりです。

危ないのはもちろん、水質が改善されつつあるとはいえ。。

 

 

蘇州の朝晩はすっかり涼しくなりました。

もうすぐ稲穂も黄金色に変わるのでしょう。

遠い場所でもないので、秋にもう一度行ってみようかとも思っています。

春には菜の花畑もあるようです。

 

 

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江蘇省 張家港 香山と金鳳凰温泉

2023-09-07 00:09:07 | <江蘇省>観光

張家港の香山風景区は、蘇州市街から車で約2時間ほどの場所にあります。

山の上には大きな塔がそびえていています。

 

 

張家港市は蘇州市の管轄になります。

香山は蘇州で販売されている休閑カードで入園できる観光地の中に含まれています。

 

 

この日は高温注意報も出ていたせいもあるかと思いますが、

日曜日でも人影はまばらでした。

 

 

山の標高は136.5m、歩いても全然大丈夫な高さなのですが、

暑くて暑くて。。上りは片道10元電動カートに乗りました。

 

 

この辺りの歴史は古く、山の斜面からは新石器時代の遺跡が見つかっており、

漢代や宋代のものと思われる墓からは銅鏡、陶磁器など発掘されているそうです。

 

 

頂上付近にある蔵軍洞は、春秋戦国時代ごろに掘られた要塞だったと考えられています。

中からは多数の陶器が見つかっています。

 

 

山の上の塔からは張家界市街が一望でき、長まで見渡せるということだったので、

期待してわざわざ車で出かけてきたのですが。。

 

 

塔には入れません。

木が生い茂っているので塔に登らない限り、山頂からは大した景色は見えません。

中国あるあるの高い所に登っても良い景色が見られるとは限らない。。です。

 

 

更に残念なことに、長江が見えそうな北側の見晴らし台や亭は全て工事中でした。

とりあえず道からでも遠くに大きなクレーンと長江らしきものが見えています。

歩いて登らなくてよかったです、暑い中歩いて登っていたら立ち直れません。

 

 

かつては香山十八景と呼ばれる釣魚台や梅花堂などの建物、塔や池、香山寺がありましたが、

時代の流れと文化大革命で全て破壊されてしまったようです。

現在の建物、お寺、池などは全て2000年以降の観光投資によって造られたものです。

 

 

山の上には新しい喫茶店やレストランっぽい建物もあるのですが、

休日でも全く営業していないところをみると、観光投資に失敗した感も若干。。

 

 

麓で唯一営業していたこのお店。

珈琲とか書いてあるしテラス席もあって、ちょっとしたレストランかも。

と思ったら売店でした。もちろんコーヒーも食事もありません。

でも何も買わなくても店内や木陰のテラスで休憩できます。

 

 

香山の麓には桜の木がたくさん植えられているので、花見に来る場所なのかもしれません。

きっと、桜の季節以外は人は少ないのだろうと思います。

 

 

結局園内では食事ができる店はなく、

景区の入り口に面した通りの、観光客向けに建てられたと思われる建物にあるワンタン屋さんへ。

張家港の名物のひとつ、魚肉ワンタンがあるお店です。

 

 

中国で淡水魚はあまり食べたいと思わない人なので、名物は頂かず蘇式焖肉麺を。

麺の具は蘇州で食べるものとはちょっと違いますが、お味の方は大丈夫でした。

観光客はほとんどいないのに、それなりに混んでいるので地元の人が多いのかと。

 

 

帰りは疲れをとろうと金鳳凰温泉へ。

プールも併設されているので夏は家族連れで賑わっています。

温泉とプールの両方利用可能です、プールに入るにはスイミングキャップが必要です。

 

 

外湯は小さい露天風呂がほとんどなので、一家族で占領されてしまいます。

少し大きめのお風呂に浸かって早々に退散。

 

 

蘇州や蘇州近郊は桃の産地で、無錫の桃が最も有名です。

張家港の桃も結構知られていて、桃狩りのできる大きな農園もあります。

道沿いには桃を売る露店が並んでいます。

 

 

桃を1箱買って帰りました。

凄く高いわけではなく安いわけでもない桃は、硬くてあまり美味しくなかったです。。

とりあえず、香山は夏に行く場所ではないことが確認できました。

金鳳凰温泉のプールは、蘇州楽園水世界のように大混雑する感じではなさそうなので、

小さなお子さんを連れて行くにはちょうど良いかと思います。

 

 

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