中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 秋の園林(2024年) 留園

2024-11-28 00:11:28 | <蘇州>観光

暖かい日が続いていた蘇州も寒くなってきました。

今年の秋は短く、すぐに真冬になりそうです。

 

 

蘇州は秋から冬にかけて霧が多く、晴れてもすっきりしないことが多いです。

この日は久しぶりに奇麗な青空になりました。

 

 

蘇州園林の庭園も例年ならもう少し秋の色になっている気がするのですが、

先週末は、まだまだ緑の方が多い状態でした。

 

 

世界遺産のひとつ、留園では池のそばにある大きな銀杏の木が色付いていました。

この銀杏の木はいつも色付くのが早いです。

 

 

蘇州の園林では11月頃になるとたくさんの菊の花が飾られます。

この花を目当てに来る人も多いです。

 

 

花はまだ萎れることなくきれいに咲いています。

 

 

世界遺産に登録されている蘇州古典園林には休日ともなると大勢の観光客が訪れます。

以前の観光客と言えば同じ色の帽子を被った、年配の方々がガイドに連れられてという感じが多かったです。

 

 

最近では寒山寺などの大きなお寺でそんな感じの方々を見かけるぐらいで、

園林では少なくなった気がします。多くの方が個人旅行で来られているようです。

 

 

ちょっと散歩がてらにといった感じで、

蘇州古典園林の中で最も多く足を運んでいるのが留園です。

 

 

理由は何といえばよいのか分かりませんが、ただ何となくこの庭園の雰囲気が好きで。。

 

 

天気が良かったので漏れ窓から差し込む光が様々な模様を映し出しています。

 

 

行く季節、天気、時間帯によって見え方も変わるので、

何度行っても初めて気付いたり見えたりする景色があります。

 

 

話は変わりますが、27年間営業を続けてきた観前街の西西里が閉店してしまいました。

閉店するという話を聞いて23日の夜に行ってみたのですが、残念ながらもう営業終了していました。

過去記事

蘇州 老舗洋食屋さん 西西里西餐店

 

 

昔は蘇州で手ごろな洋食屋さんといえば、西西里か谷川ぐらいしかありませんでした。

最近ではいろいろな店ができて、西西里からはすっかり足が遠のいていました。

時代の流れとはいえ、無くなってしまうのはちょっと寂しいです。

 

 

蘇州は間もなく真冬の寒さになって、あっという間に2024年が終わります。

留園に近い桐泾北路の銀杏並木では、黄色くなったのはまだ数本だけでした。

園林の紅葉はおそらく今週末頃から徐々に見頃になるのかと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小ネタ 日本から中国へ 初めての台湾トランジット

2024-11-21 00:11:21 | 小ネタ

少し前の話ですが、日本(関空)から中国(上海浦東)へのフライトで、

初めて台湾での乗り継ぎ便を利用してみました。

 

 

選んだ理由はただひとつ、一番安かったから。。それだけです。

 

 

台湾乗り継ぎのリスクは、季節によっては台風の影響を受けること。

また、最近では周辺海域で軍事演習が行われる可能性があることです。

 

 

台湾での乗り継ぎは台北が一般的なのかと思っていました。

でも台湾入国なしの航空券を探した時、関空発の選択肢は高雄しか出てきませんでした。

 

 

長榮航空(エバー航空)にするか、中華航空(チャイナエアライン)にするか悩んだのですが、

乗り継ぎ時間に余裕があって、期限切れのないスカイマイルを貯められる中華航空を選択。

 

 

高雄便の機内食は中華なのか日本食なのかよく分かりません。見た目よりあっさり系です。

ビールは台湾のものが出てくるかと思って頼んでみたら期待通りの台湾ビール。

 

 

入国なしの乗り継ぎなので、荷物は上海まで直接運ばれます。

台湾に上陸するのは15年ぶりぐらい、高雄に降りるのは初めてです。(入国しないけど)

 

 

飛行機を降りるとすぐ、乗り継ぎの人達は行先ごとに分かれ、1ヶ所に集められます。

最終目的地は香港と上海のようで、香港に向かう人が圧倒的に多いです。

その後、係員の誘導に従って出発フロアへ向かいます。途中で簡単な手荷物検査があります。

 

 

国際線の搭乗エリアは2ヵ所に分かれていて、搭乗口はそれぞれ6ヶ所、合計12の小さな空港です。

どちらの搭乗エリアにも喫煙所が設けられています。

 

 

出発フロアには免税店、軽食や飲み物を扱っている店などがあります。

利用客はあまり多くないようです。

 

 

無料のWiFiが提供されているので暇つぶしできます。

もちろん、中国本土のようなアクセス制限もありません。

 

 

子供の遊び場やお祈りのための部屋もありました。

 

 

そういえば、日本の直行便がほとんどない長春では、

駐在員の方がよくソウル経由便を利用されていたことを思い出しました。

 

 

高雄の出発も定刻通りでした。

満席ではありませんがそれなりに人は多いです。

 

 

機内食はもちろん中華系。

個人的には日本~高雄便よりも高雄~上海便のほうが好きな味でした。

 

 

機内食の包装はちいかわ、ごみ袋はポケモンと、

中国でも人気の日本のキャラクターが使われています。

 

 

幸い、天候や演習などの影響も受けることなく、定刻よりも早く上海浦東に到着できました。

早く着いたので、蘇州行きの高鉄を少し早い時間に変更したら、

その列車が遅れるという悲しい出来事が発生したものの、それ以外は問題なしでした。

 

 

台湾からの入国は検査が厳しかったりするのかもなんてちょっと心配しましたが、全く関係なしでした。

中国籍の人が台湾で乗り継ぎする場合、入国なしの場合はビザ不要ですが、

中国から台湾への入国、日本から台湾への入国それぞれにビザが必要です。

また、中国から日本へのフライトで入国なしの乗り継ぎ便はありません。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇州 太湖 初めて尽くしの太湖国家湿地公園

2024-11-14 00:11:14 | <蘇州>観光

久しぶりに太湖国家湿地公園に行ってきました。

いつも快線3のバスで行くのですが、今回は初めて車で。

 

 

快線3のバスを使う場合は西門から入りますが、

車の場合、東門を使うと大きな無料駐車場があってパンダ館にも近いです。

 

 

東門に近い広場にはサーカスの大きなテントが張られていました。

こちらの方にはあまり来ないのでサーカスがあるのは知らなかったです。

 

 

太湖国家湿地公園の開園は2010年ごろで、初めて行ったのが2013年、

それから、だいたい年に1回~2回ぐらいの頻度で行っています。

 

 

いつも残念なのがパンダ。。かれこれ10年以上、何度も来ているのですが、

今までまともに動いているパンダを見たことがありませんでした。

 

 

現在、太湖国家湿地公園にいるのは、新月と竹韻の2頭の雌です。

今回は、初めて動いているパンダを見ることができました。

 

 

最初は2頭とも台の上で寝ていたのですが、

そのうち竹韻が起き上がってうろうろし始めました。

 

 

結構近くまで寄ってきます。

新月は2002年、竹韻は2003年に四川省雅安のパンダ繁殖基地で生まれたのだそうです。

 

 

座って笹を食べ始めました。

新月の方はちょっとだけ動きましたが、ずっと寝たままのいつも見る姿。

 

 

次は笹をくわえて台の上に運んでいきます。

 

 

部屋に入りたいようなしぐさも何度か見せていました。

動いているのを見るとやっぱり可愛いです。

 

 

池の傍にある水飲み場に行って水を飲んだり。

写真に収めることはできませんでしたが、うんちとおしっこまで見ることができました。

 

 

今まではお尻と寝顔しか見せてくれなかった太湖国家湿地公園のパンダが、

一通りのルーティーンを一気見させてくれました。

 

 

動いているパンダを見て気を良くして、初めてパンダレストランにも入ってみました。

バーガー系、ご飯や麺の定食、小吃、飲み物などがあります。

 

 

当然、店内は子供向けの内装。

パンダレストランのある広場には屋台も並んでいます。

 

 

パンダ館の入り口側(湖側)に近い場所には、長らく閉まったままのお茶が飲める店があったのですが、

営業を再開したようです。内装も変えてきれいになっていました。

 

 

東門近くの釣り堀の傍では可愛い感じのドリンクスタンドを見つけました。

初めて見たので飲み物を買って一休みすることに。話を聞いてみると開店したばかりのようです。

 

 

果汁100%の梨ジュースは梨を3個使っていました。

とても真面目に作ってくれるので、できるまでものすごく待ちます。

 

 

美式珈琲(アメリカンコーヒー)を頼んだら、ミルクたっぷりのカフェオレになっていました。

私が頼んだのは美式珈琲ですよと言ったら、砂糖も入れたいの?と聞かれました。。

作り直すと言ってくれたのですが、これ以上待つのも面倒だし砂糖をお断りしてカフェオレを頂きました。

 

 

今回、いろいろと初めて尽くしの太湖国家湿地公園でした。

以前からそんなに訪れる人は多くない公園ですが、最近は更に減ってきているような感じです。

開園から間もないころは湖には船が連なっていて、乗るのも行列ができていたのが懐かしいです。

パンダも気にして?サービスしてくれたのかもです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇州 蘇州麺の食べ歩き(お寺の麺)

2024-11-07 00:11:07 | <蘇州>食事・喫茶

蘇州では麺が食べられるお寺もいくつかあります。

もちろん肉類を使わない精進料理の蘇州麺ですが、お寺ごとに味は変わります。

 

 

最も有名なのは西園寺でしょうか。

いかにも蘇州麺という感じの甘くて色の濃い醤油スープに甘い味付けの具材が乗っています。

 

 

境内に麺館があったり、隣接する場所に麺館があったりとお寺によって様々です。

西園寺は境内にあって、時間帯に関わらずいつも大混雑です。

 

 

唐代に創建されたといわれる太湖東山にある紫金庵。

お寺の羅漢像は国の重要文化財に指定されています。

 

 

そんなに大きい寺ではないのですが、小さな庭園の中に麺館があります。

客も多くなく、14時を過ぎると店のおばあちゃん達が帰ってしまうこともあるので要注意。

 

 

お寺の麺の基本的な具材は、しいたけ、蘑菇(マッシュルーム)、タケノコ、きくらげ、にんじん、お揚げ。

これに青梗菜や高菜が加わる感じになります。

紫金庵の麺は甘さ控えめ、さっぱり系の醤油スープです。

 

 

日本でも馴染みのある寒山寺にも麺があります。

境内にあるのですが、あまり有名ではなく私自身も食べたのは最近になってからです。

 

 

種類はいくつかあるようです。

具材は他のお寺とちょっと違っていて、セロリが入っていました。

セロリが入っていたのは寒山寺だけ、でもメニューの写真にはセロリの姿はなかった気も。

 

 

山の中のお寺にも麺館があります。

天池山 寂鑑寺は山の麓近くにあるので、ほんの少し登るだけで麺にありつけます。

 

 

ここの麺は少し甘めのスープ。

以前は精進料理以外のメニューが書かれていた時もありましたが、今はこの麵だけです。

また、麺の種類も1種類のみになって、具材が別のお皿に入って出てくるようになりました。

 

 

花山 翠岩寺は山の中腹あたりにあります。

天池山と花山はひとつの山で位置によって呼び名が変わります。

麺だけでなく、お茶も売っているので、季節の良い時は外でのんびりお茶することもできます。

 

 

麺のスープはほんのり甘い系ですが具材は甘く煮込んでいないので混ぜるとほどよい味になります。

(と、自分で勝手に思っています)

いかにも精進料理を連想させる菩薩麺という名なのですが、ゆで卵が入っています。

お寺の麺で卵があるのはきっとここだけだと思います。

 

 

山の上まで登ってから頂けるのは、霊岩山の霊岩寺。

距離はそんなにないのですが、それなりの斜度と最後の階段がちょっときつい。。

霊岩寺の麺は人気があって時間帯によっては席がなくなるほど混んでいます。

 

 

霊岩寺の麺はちょっと太めで日本のラーメンに近い感じです。

数あるお寺の麺の中で、麺もスープも個人的に一番好きなのが霊岩寺の麺。

この麺を食べるためなら少し頑張って山を登る気になります。

 

 

私の知る範囲で蘇州麺を頂くまでに最も体力を要するのが穹隆山。

麓から道なりで1km以上登ったところにお寺の麺館があります。

(お寺の麺にこだわらなければ、途中にもお店はあります)

 

 

ここの麺は質素な感じで味も濃くないです。(お寺の麺は素麺ともいいます)

食べたのがもうずいぶん前なのではっきり覚えていませんが値段も安かったと思います。

その時は携帯の電波が届かないからとのことで支払いは現金のみでした。

 

 

蘇州では至る所に麺の店があって、どこでも蘇州麺が食べられます。

基本的に麺自体はどこでもほぼ同じ、細い柔らかい麺です。

スープは紅湯と白湯が選べますが、お寺の麺は基本的に紅湯でスープを選ぶことはできません。

罰当たりな話ですが、麺を食べるのが目的でお寺に行ってます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする