1級都市と呼ばれる大都市では、
既に昨年から新ルールでのビザ(工作許可証)申請になっていましたが、
今年は長春にも導入されています。
制度的に大きく変わったのは、
外国人専門家証と工作許可証が統合されて、新しい工作許可証になったこと。
工作許可証の申請がオンライン申請になったこと。
オンライン申請するためには、会社としての事前登録が必要です。
会社の納税番号がログインIDになります。
ログイン後に必要な申請情報を入力していきます。
A類、B類、C類の分類は自分で選びます。
(点数によって自動的に振り分けられるようなシステムではなさそうです)
基本的に領事館やネットなどから事前に得ていた申請情報どおりです。
顔写真や各種証明書などもアップします。
ただし、オンライン申請と言っても結局のところ、
登録したデータを印刷してから役所回りが必要です。
他の地域はどうなっているかは分かりませんが、おそらく同じでは?
長春では、工作許可証の申請は外国人専家局に出向く必要があります。
これは、本人が行く必要はありません。
本来ならば、オンライン申請で受理された書類を提出するだけのはずですが、
何度も突き返されました。。
実際にはうちの事務員がちゃんと理解してなくて、
書類不備などもあった訳ですが、本質的には、”あれ”も必要なようで、
どうやら”あれ”さえあれば、さほど苦労することはなかったようです。
まあ、それはそれとして、
オンライン画面では、必要な情報が全て揃ったかも確認できます。
工作許可証が発行されたら、次は公安局に行って居留許可証の申請手続きをします。
長春では、提出先が会社の登記場所を管轄する公安局に変わっています。
うちの会社は、今まで行っていた人民広場の公安局ではなく高新区の公安局になりました。
ここでも何かが足りないと言われて、なかなか受付してもらえなかったようで、
さすがに今時公安であれが必要なんてことはあり得ないし、
どういうことかとよくよく事務員に事情を聞いてみたら。。
おいおい、お前。。工作許可証のカード取りに行ってへんやん!!
そりゃあ公安さんも絶対に受け付けてくれません。
このばかげた事実が判明したのが、居留許可の期限が切れる2日前。
事務方総動員で、専家局の担当者をつかまえて、
何とかその日のうちにカードをゲット。
(専家局の人は、今日は出かけるから受付も処理もしないと普通に言います)
で、期限1日前に高新区の公安局へ。
ここでダメだったらもう出国するしかありません。
でも公安の人達、とても親切でした。
なんでこんなギリギリにって笑われましたけど。
居留許可証は、今までどおりパスポートに貼り付けられます。
高新区の公安へ取りに行くのかと思ったら、受取は人民広場の公安局でした。
今年は提出するほうも、受け付ける方もまだ不慣れなことがあって、
多少面倒なやりとりが発生することがあるかもしれません。
でも我々(申請する側)が内容や制度をよく理解して、
何か言われたときにちゃんと反論できれば、今回のような事態は発生しなかったハズです。
ずっと上海にいて事務員に任せきりにしていたのも失敗でした。
反省です。