中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(後編)

2023-11-30 00:11:30 | <浙江省>

龍山島を出発した船が次に向かうのは梅峰島です。

山の上から、湖の小島を眺めることができるので、千島湖らしい景色が楽しめます。

 

 

龍山島から乗船時間15~20分ぐらいで到着です。

小さな島なので滞在時間は1時間ほどでした。

 

ここには小さなロープウエイがあります。(別料金です)

片道か往復か切符を選べます。下りは滑り台で遊ぶこともできるようです。

 

 

少し登るだけなので使う必要もないですが、試しに乗ってみました。

乗車時間は5分もありません。湖の見える方向に座ると少し景色を楽しむことができます。

 

 

山の上にあるのは、展望台とお茶屋さんだけ。。

お茶を飲んでいる人は誰もいませんでした。

 

 

滞在時間1時間だと、上から湖の景色を眺めるだけでは時間を持て余します。

かと言ってお茶を飲むには時間がなさすぎます。

 

 

水辺にも道があるので余った時間で散策してみました。

案内板を見ると、梅峰島には梅の木が1万本以上あるそうです。

(案内看板には日本語も書かれています)

 

 

私の利用した船とは違って、ちょっと豪華な感じのクルーズ船も停泊しています。

 

 

再び船に乗って、最後の島、漁楽島へ。

漁楽島は、2つの島が浮橋で繋がっています。

大きなレストラン、体験アトラクション、劇場、お土産物屋さんなどなど、

食事や遊びを楽しむ島になっています。

 

 

カフェテリア形式のレストランの料金は30元~40元ほどだったと思います。

食事券やアトラクションのチケットなどは船の中でガイドから購入することもできます。

 

 

同じような食事の店は梅峰島にもあったので、

船の出発時刻によって案内される食事場所が変わるのかもしれません。

でも、こういう場所に美味しいものがあるとは思えないので、食事は持ち込んだ軽食で済ませます。

 

 

古代衣装を着て空中散歩が楽しめるアトラクションは、若い人達に人気のようです。

確かにSNS映えしそうです。

 

 

漁楽島の滞在時間は1時間半ほど、食事をして、少し遊んで、買い物もしてちょうどよい時間かと。

お土産物屋さんの中には中国通販大手、京東の実店舗もあります。

 

 

ただ。。何もせずに景色を眺めるだけなら、ここでも時間を持て余します。

漁楽島には大した景色もありません。

周りを見渡すとお年寄りたちはみな時間を持て余しているようでした。

 

 

中心湖区に戻ってきたのはちょうど14:00ぐらい。

朝8:30ごろ船に乗ったので、5時間半ほどの島めぐりでした。

中国だと集合時間を守らない人がいて、出発が遅れたりすることもよくあるのですが、

今回は誰も遅れることなく全て時間通りでした。

マナーが向上したのか、やることがなかったせいなのか、どちらでしょうね。

 

 

中心湖区の港の近くにはお土産物屋さんが並んでいる通りがあります。

船を降りてから最初に船に乗った場所まで戻るにはここを通ることになるのですが、

人影は少なく、ちょっと寂れた感じです。

きっと食事は島で済ませる人が多いのでしょう、この通りに食事の店はほとんどありません。

 

 

残念ながら、この日は月光島には上陸できないとのことで、帰りの船から眺めるだけとなりました。

利用したホテルは、平日にもかかわらず結構宿泊客がいたので、

もっと観光客が多いのかと思っていましたが、船も島もそんなに混むこともありませんでした。

千島湖観光の方法は、島めぐりが定番なのか正解なのかちょっと分かりません。

 

 

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浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(前編)

2023-11-23 00:11:23 | <浙江省>

千島湖はとても広いので、風景区(観光地)もいくつかに分かれて存在しています。

どこに行くのが良いのかもよく分からず、とりあえず名前を見て中心湖区を選んでみました。

 

 

”中心”なのだからきっと一番賑やかな場所なのかと思うじゃないですか。

実際に行ってみると市街地からは外れて、観光船の船着き場周辺以外には特に何もない場所でした。

ただ、島めぐりの船が一番多く出ているのは中心湖区なのだと思います。

 

 

船のチケットはネットで買うと割引もあるのですが、中国あるあるのパスポート番号非対応。。

当日、窓口に並んでいつの船に乗れるか分からない状態は避けたかったので、

ホテルのフロントで、チケットを予約できる旅行会社を紹介してもらいました。

 

 

ネットで調べた感じでは、船の出航時刻が決まっていて、チケットだけ買えば、

後は自分の好きなタイミングで船に乗って、自由に島を巡って戻ってくるのかと思っていました。

 

 

実際に行ってみると、団体行動になっていて旅行会社のガイドも一緒についてきます。

船も最初に乗った船を最後に帰ってくるまで使いますし、島の滞在時間も決められています。

 

 

出発時間によって、A線~E線まで5つのコースに分かれています。

4つの島に行ける9時出発を選んだのですが、人数が増えるまで船は出ないようです。

 

 

ただ、船が決まっているので、重い荷物(食べ物や飲み物をたくさん持ってきました)が、

船内に置いたままにできるのは楽でいいです。

 

 

4つの島へ行くために、早起きして1番の船に乗ったものの出発時刻は遅くなり、

理由はよく分かりませんでしたが、月光島にも上陸できないとのことで、

行先は、龍山島、梅峰島、漁楽島の3つになりました。

 

 

朝は雨も降っていたし、こういうことなら、もっと遅い時間でもよかったです。。

まあ、何が起こるか想像もつかないのも、中国らしい楽しみ方のひとつなのかもです。

 

 

豪華に見えるクルーズ船、大きな客船、小型の高速艇など、たくさんの種類の船があります。

今回乗ったのは、最も安い、ごく普通のそんなに大きくない観光船です。

でも、窓はとても大きく開放的で外の景色がよく見えます。

1人30元追加すれば、2階席(たぶんお茶付き)が使えます。

 

 

最初に向かった島は龍山島。

島めぐりの中では一番大きい島のようです。

 

 

ダム湖なので、昔は山の頂上だった場所が今では島になっているということですね。

 

 

当然、昔風の感じのお寺なども、全て観光用に作られたものですし、

そんなに大した見どころがあるわけでもないです。

 

 

与えられた滞在時間は1時間ほどですが、ぐるっと一周回るだけなら全然余裕です。

山の上にちょっとした展望台があるような感じなので、

そこまで行けばちょうどよい時間配分なのだと思います。

 

 

ガイドは観光車の利用を強く進めてきますが無視して大丈夫です。

歩いて回ったらどのぐらい時間がかかりますかと質問しても、

”分からない、人それぞれ違うし”という意地悪な答えしか返してくれません。

 

 

龍山島に着いた頃にはちょうど雨も止んで、気持ちよく散歩できました。

沖合には大きな観光船がずっと同じ場所に停泊しています。

 

 

千島湖の別の楽しみ方として、島には行かず船の上から景色を眺めて、

船の中で食事をするというのもあります。

もちろん食事付きの船のほうが料金は高いのですが、

島めぐり中に支払う金額も考えるとトータルコストは大差ありません。

後から考えると船の上からだけの観光の方が良かったかなとも思えました。

次に向かうのは梅峰島です。

 

 

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浙江省 千島湖 蘇州から千島湖へ

2023-11-16 00:11:16 | <浙江省>

浙江省にある千島湖という巨大なダム湖まで行ってきました。

蘇州から千島湖までの道のりは約350kmです。

 

 

久しぶりのちょっとした長距離運転です。

高速道路を使って4時間ほど、休憩をはさみながらだと5時間近くかかります。

 

 

移動のほとんどが、高架道路と高速道路なので楽といえば楽なのですが、

中国での運転は何かと気を使う(何が起こるか分からない)ので少々疲れます。。

 

 

千島湖のある場所は杭州市に属しているのですが、杭州市街からは遠く離れています。

杭州ではなく黄山の近くにあるといってもいいぐらいです。

 

 

利用する高速は、常台高速、申嘉湖高速、練杭高速、杭州繞城高速、長深高速、杭長高速、溧寧高速。

杭州市街を迂回するルートです。

 

 

このルート、おそらく最速ルートだと思うのですが、サービスエリアの数が少なくなります。

主なサービスエリアは白洋湖SA、徳清SA、富陽SA、建徳SAです。

 

 

どのサービスエリアも昔と違って奇麗になっています。

スターバックスやケンタッキーなどのチェーン店も入っています。

 

 

食事の店はどのサービスエリアでも大した違いはなく、

残念ながらあまり食欲をそそるようなものはありません。(あくまでも個人の見解です)

 

 

中国のサービスエリアはどんどん進化しています。

利用者は見かけませんでしたが、建徳SAには小さなドッグランもありました。

 

 

最後の溧寧高速に入っていくつかトンネルを抜け、しばらく走れば千島湖が見えてきます。

千島湖は1959年に水力発電用のダムとして建設された人造湖です。

 

 

ダムによってできた島の数は1078個で、千島湖の名前の由来になっています。

世界で最も島が多い湖としてギネスに認定されているらしいです。

 

 

湖岸線はかなり複雑に入り組んでいます。

湖の周りにはドライブにもってこいの運転しやすい道が整備されています。

 

 

湖、山、田舎の村など、いろいろな景色が楽しめる道が延々と続きます。

ただし、いつ目の前に対向車が現れるのか分からないので油断できないのが残念。

 

 

湖の周りが観光地やリゾート地になっていて、連休ともなると多くの人で賑わいます。

平日に行ったので、渋滞もなくマイペースでドライブを楽しむことができました。

 

 

今回はリゾートホテルに2泊して、あまりドタバタせずにのんびりという感じで、

千島湖観光を楽しんできました。

ただし、相変わらず事前の下調べが甘く、ちょっと失敗したかも感もありますが。。

 

 

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蘇州 太湖 西京湾田園餐庁・湖景農家菜

2023-11-09 00:11:09 | <蘇州>食事・喫茶

どこか食事にでも出かけようかと大衆点評でお得な割引がないか調べていたら、

西京湾田園餐庁という初めて目にする店を見つけました。

 

 

天気も良いので久しぶりに太湖までぶらっと出かけてみることに。

食事の前に西京湾に立ち寄ってみたのですが、

いつもなら馬鞭草(クマツヅラ)や菊の花などが植えられて賑やかな場所には、

今年はもう何も植えていないようです。(なのに駐車場は有料になっています)

早々に退散して、西京湾から車で10分ほどの場所にある西京湾田園餐庁へ。

 

 

どうやら太湖の西京湾に新しくできた農家料理のお店のようです。

お店の人に聞くと、1か月ほど前にオープンしたとのことでした。

 

 

環太湖大道から細い農道を入って行くと、新しい公園のようなものができています。

店はそこを通り過ぎて更に細い道を進んだ先にあります。

案内看板がなければ先に進むのを躊躇してしまうぐらいの道です。

 

 

店の前には畑があるだけです。

でも、新しい道を造っているようにも見えるので、

この辺りもこれから別荘地や観光地の開発が始まるのかもしれません。

 

 

中は1階から3階まで席があり、かなりゆったりした感じに配置されています。

円卓の席やテーブル席など、いろいろな種類があるようです。

できたばかり店ということもあるのでしょうが、

農家料理店によくある客を詰め込むだけ詰め込む感がなくて、ちょっと好感が持てます。

 

 

屋外には1階にテラス席のような感じの場所と、屋上にも数卓のテーブルがあります。

外で食べる機会はさすがに今年はもう最後だろうからと、遠くに太湖が見える屋上の席を選びました。

 

 

大衆点評で買ったのは、2人用310元が188元になる割引が、

そこから更にタイムセールで118元になるというかなりお得感があるセットです。

料理が3品、スープが1品に、白ごはん、飲み物がついています。

 

 

特色糖醋肋排(スペアリブの甘酢餡)。

江南の料理らしくかなり甘めの味付けですが、白ご飯に合う味です。

車で来ていなければ、ビールのお供にしたい。。

 

 

清蒸咸草魚(塩漬け草魚の蒸しもの)。

咸は塩漬け。清蒸とは調味料を加えずにそのまま蒸すという意味です。

普段、中国で淡水魚はあまり食べませんが、小骨も少なく、臭みもなくて全然大丈夫でした。

 

 

紅焼萝卜(大根の醤油煮込み)。

家庭料理としてもよく作られる大根の煮込み。

豚肉の醤油煮込みを作ったあとのスープを利用して作ることが多いです。

なので少し脂っぽいですが、これもご飯によく合います。

 

 

西湖牛肉羹。

杭州の伝統料理のひとつです。でも食べたのはたぶん初めてだと思います。

羹は、濃いとろみのあるスープの意味です。

見た目は濃厚ですが味はさっぱりしていて、締めにご飯にかけて頂くのもありかと。

 

 

金桔檸檬茶(金柑レモン茶)。

ポットに入った暖かい紅茶は無料で、金柑レモン茶はセットに付いていました。

この日は11月とは思えないほど暑かったのからでしょうか、

中国では珍しいよく冷えた金柑レモン茶はとてもありがたかったです。

どちらのお茶も脂っこい料理には必須?の飲み物です。

 

 

先週の蘇州は日中の気温が30℃近くまで上がり、日中は半袖1枚でも大丈夫なぐらいでした。

日本でも同じように気温が高かったようですね。

今年の蘇州は秋がなく、夏から冬になりそうな感じです。

 

 

店の前に泊まっている車を見ると上海ナンバーも多かったです。

私は偶然見つけただけですが、こんな場所は事前に知らなければ誰も来られません。

みなさんどうやって調べているのでしょうか。

 

 

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日本 三重県 赤目四十八滝

2023-11-02 00:11:02 | <日本>

今回の一時帰国は1週間ちょっとの滞在を考えていたのですが、

物事は何かとうまく進まず。。結局2週間ほど日本にいました。

 

 

一時帰国中のお出かけは湯村温泉と日本海だけのつもりでしたが、

空いた時間に気分転換を兼ねて赤目四十八滝へ行ってみました。

 

 

確かここに来たのは20代の頃だったと思うので、もう大昔のことです。

ナビがないと行き方すら忘れています。

Googoleマップで案内された道は西名阪道と名阪国道以外、初めて通る新しい道と、

まったく記憶にない対向車とのすれ違いも厳しい細い山道でした。

 

 

赤目周辺の雰囲気もずいぶん変わったのでしょうか。

入山口の付近には、赤目自然歴史博物館や新しい感じのお土産物屋さんなども。

 

 

駐車場は、最も遠い場所で700円、それ以外は800円になっているようです。

何も知らずというか、この先にもまだ駐車場があることも知らずに700円の場所に駐車して、

とりあえず、昔からあるドライブインでおにぎりを買って地図と所要時間を確認。

店のおばあちゃんが、お弁当スポットなども教えてくれます。

 

 

入り口でオオサンショウウオさん達に挨拶?してから、

目標は最も奥の岩窟滝までの往復、約6.5kmを歩くつもりでスタート。

 

 

四十八滝の中で、大きめの滝は、不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝。

これらは赤目五瀑と呼ばれています。

 

 

最初に現れる不動滝までは10分もかからずに到着。

赤目五瀑の最後、琵琶滝までの距離は2.8kmです。

 

 

駐車場にはそれなりに車も泊まっていたのですが、

紅葉シーズンにはまだ早かったので、休日でもさほど人はいません。

 

 

決して交通の便が良いとは言えない赤目、でも電車とバスを乗り継いて来られる場所なので、

外国人の姿もちらほら見かけましたし、中国語も聞こえました。

 

 

買ったおにぎりをどこで食べるか迷ってしまいます。

こんな場所では本当にどこで食べても美味しさ百倍になりそうです。

 

 

小さな滝は、案内がないと通り過ぎてしまいそうです。

こんな景色を蘇州では見ることができないので、ゆっくり景色を楽しみながら進みます。

 

 

途中に階段の昇り降りが少しありますが、

しっかり整備された渓谷沿いの道はとても歩きやすいです。

 

 

スタートが正午ぐらいだったので、時間的には結構余裕があると思っていましたが、

途中でのんびりしすぎて、琵琶滝に着いたのが14時半すぎ。

 

 

四十八滝最後の岩窟滝までは少しペースアップ。

無事に目標地点までたどり着きました。

 

 

普通のペースなら3時間で往復できるようですが、

写真を撮って、おにぎり食べてと、4時間以上遊んで戻ってきました。

 

 

たくさん歩いてしっかりお腹も空いたので、

帰りは香芝サービスエリアに立ち寄って、生姜焼き定食をご飯大盛(大盛無料)で。

 

 

今回の一時帰国では、長い間行っていなかった昔懐かしい場所の一部を巡ってきました。

日本ならではの景色や食べ物を味わうと、ちょっと里心がついてしまいます。

仕事のほうは、中国へ戻った今でもまだ引きずっています。片付かない。。

 

 

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