無錫影都は無錫国家デジタル映画産業園の中にある映画やドラマの撮影スタジオです。
撮影用のセットなどが一般公開されています。
ここには2017年に一度だけ行ったことがありました。
当時はまだ地下鉄もなく、道路も工事中でたどり着くのに苦労した覚えがあります。
あまり大したこともない印象で、その後は全く足を運ぶこともなかったのですが、
暑すぎて出かける場所もなく、今でも存在しているということは何か変わっているのかも。
と思って行ってみることに。
入園料は110元です。
蘇州の休閑カードで入園できる施設に含まれていますので、外れだったとしても懐は痛みません。
ここで休閑カードが利用できるのは、中華民国時代の街並みのセットがある民国街と数字電影科技館です。
無錫影都電影時尚街はもともと無料で入れます。
民国街の建物や、車や小物類は以前と何も変わっていない感じです。
置いてある車の多くは乗っても大丈夫。(汚いですけど)
入り口近くの大公館では、映画かドラマの撮影が行われているようでした。
屋根があるとはいえ撮影スタッフさんはみなさんもう汗だく状態で大変そうです。
ドラマの「武媚娘伝奇」が撮影されたセットでは、スタジオ撮影体験ができるようです。
実際に演じている姿を撮ってもらえるのでしょうか、漢服を着た若者が説明を受けていました。
民国街の中で涼しい場所は、この武媚娘伝奇の撮影セットぐらいです。
汽車が停まっている上海駅も以前と変わっていません。
片方は上海駅、反対側が阜興西駅になっている駅名板も同じです。
品啦明星館は今回も外から眺めただけ。
ロケットやゲームのあった遨天一号太空館と子供向けの屋内遊園施設はもうなくなったようです。
数字電影科技館は特殊撮影や画像合成の解説や体験できるようになっています。
ここに入ったことがあるのかないのかよく覚えていません。初めてかもしれません。
タイタニック号の船首に建つ姿や、恐竜に乗って空を飛ぶ姿、森の中で小動物を戯れる姿などを
映し出してくれます。ここだけは小さなお子さんにも喜んでもらえそうかもです。
無錫影都電影時尚街は掃除も行き届いていて荒れた感じは全くないです。
でも前回来た時よりも増して何もありません。店もなく人もほとんどいません。
エアコンが効いているこのような無料の施設には、近所のご老人と孫が涼みに来るのが一般的なのですが、
そのような人たちの姿もほとんど見かけません。
もしかすると近所のマンション群も売れていないのかもしれません。
食事ができる店は、雲南料理レストランの香巴拉·雲南餐庁だけになっていました。
以前は少ないながらももう少し選択肢があったのですが。。
一軒しかないので値段はあまり安くなく2~3品頼むと100元超える感じです。
米線などの簡単な料理もあります。味はこちらの人に合わせてあまり辛くしていないようです。
かつては華莱塢(ハリウッド)と名付けられていた無錫影都。
本業の映画産業の方で稼いでいるのかもですが、2017年当時と比べて更に客足が遠のいている状態で、
今でも営業が続けられていること自体が凄いです。国有企業だからですかね。
あまり期待せずに行けば、それなりに楽しめる要素もきっとあるかと思います。