新区イオンの中にある小菜園は、江南や広東の家庭風料理がメインのお店です。
家庭料理だからかオープンキッチンにはおばちゃんの姿が。

内装がちょっと変わっていて、若干レトロ風?
店の中に電柱や電線があったり、自転車が置いてあったりします。

料理名もそんなに奇をてらったものは少なく分かりやすいです。
値段もごく普通の感じ。

料理名が分かりやすいと楽しく中国語の勉強ができます。(かな?)
という訳でちょっと勉強してみました。
間違いも多々あるかと思いますが、どうぞご容赦下さいませ。
招牌紅焼肉。

”焼”は、日本料理では字の通り、「焼く」ですが、
中国では、「水分がなくなるまで煮込む」という意味になります。
紅焼は、醤油煮込みのことです。
招牌の意味は、お店の看板。
なので、この料理は「看板メニューの豚肉醤油煮込み」です。
ちなみに日本料理の「焼く」は、中国語の「烤 kao」が近いです。
焼肉は「烤肉」といいます。
木耳山薬。

山薬は山芋のことです。
山芋は古くから漢方薬に用いられるので、山薬と言うのでしょうか。
木耳と山芋の組み合わせは薬膳っぽい感じですね。
蒜泥生菜。

日本で食べ物に”泥”の字が入るのは想像がつきにくいと思いますが、
”泥”は、すりおろしたものという意味です。
例えば、マッシュポテトやポテトサラダは、土豆泥と言います。(土豆はジャガイモ)
生菜はレタスです、この料理は「すりおろしたニンニクが入ったレタス(炒め)」となります。
中国でも最近は生野菜のメニューもありますが、基本的には火を通します。
筍の炒め煮。

料理名を忘れてしまったのですが、
これが今回一番のお気に入り。(なのに名前を忘れた。。)
干した筍を戻したものだと思います。
柔らかくて味付けもシンプルな塩味系で、お酒とこの筍だけあれば私はもう十分かも。
石板蒜蓉蝦。

蒜蓉蝦はメジャーな広東料理で、
蝦にみじん切りの油通ししたニンニクがどっさり乗っかっています。
ニンニクの漢字、”蒜”は日本と同じです。
同じパターンの食べ方でよく見かけるのが蒜蓉扇貝(ホタテ)です。
中国で暮らす日本人が割と好んで食べる広東料理じゃないでしょうか。
西芹炒腰果。

こちらも広東料理でよく出てくる、カシューナッツを使った炒め物。
腰果は、カシューナッツです。
この系の料理でまずハズレはないかと思います。
セロリは、西芹や芹菜といいます。
腰果を使った料理で、日本の中華料理屋さんで人気なのが、
腰果鶏丁(鶏肉のカシューナッツ炒め)ですね。
海鮮炒粉絲。

粉絲は春雨のことです。
見た目が似ている米粉(ビーフン)の原材料は字の如く米、
粉絲の原材料は緑豆やジャガイモなどから採れるでんぷんです。
どちらも中華料理でよく使われる食材です。
砂鍋魚頭王。

砂鍋魚頭もごく一般的な料理名で、
魚の頭を野菜などと一緒に砂鍋(土鍋)で煮たものです。
Yahoo先生に聞いてみると台湾で食べたという記事が多かったので、
南の方が有名なのかもしれません。
菌王肚条煲。

肚は内臓の意味、たぶんこの料理は豚の胃が入っていたんだと思います。
榎と白菜、卵が一緒に入った鍋で、臭みもなく食べ易くておいしいです。
条は細長いものを表します。また細長いものを数える時の数詞として使います。
煲は、深鍋のことです。
料理名は、「きのこと細切りモツ鍋」といった感じでしょうか。
今回の食事は総勢7名。
他にも少し料理を頼んで、飲み物やビールも合わせて400元ぐらいなので高くないです。
最近、なかなか大人数で外で食事をする機会が少なくて、
久しぶりにいろいろ食べることができました。
中華料理は人数が少ないとあれこれ食べられないですから。。
料理名や調理の言葉を知ることも生活に必要ですしね。