中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

長春 コロナ騒動最中のビザ更新

2020-06-25 00:06:25 | <長春>生活

今年の工作許可証と居留許可証の期限は5月でした。

仕事の関係とコロナ騒動で、春節前からずっと上海にいるのですが、

このややこしい時に工作(労働)許可証と居留許可証の更新時期がきてしまいました。

 

 

5月になればコロナ騒ぎも収束して通常通りに更新手続きできるだろうと、

安易に考えていたらそう簡単には思い通りにいきませんでした。。

先に結論から言うと、無事に工作許可、居留許可とも1ヶ月遅れで更新できました。

特別措置での遠隔申請など通常時よりも結果的に楽だったのですが、

そこまでたどり着くまでが羽陽曲折。。

 

 

ビザの有効期限は自動的に3ヶ月延長されると中央政府から通達は出ていました。

北京や上海などの大都市ではそのまま受け取って大丈夫ですが、

こういうのは地方によって解釈が異なることも多く、当然長春も油断できません。

 

長春の公安局へ期限について問い合わせすると、

3ヶ月の延長ではなく、工作許可証の期限までは延ばせるとの回答でした。

これは、3ヶ月より短くなる人もいれば長くなる人もいるということ??

回答通りだとすると私の場合、延長期間は1ヶ月だけ。

 

まず工作許可証を有効期限内に更新手続きだけは開始しておきます。

最初の難問は健康検査と臨時宿泊登記でした。

通常であれば、期限1ヶ月前ぐらいに長春市指定機関での健康検査と、

派出所へ行って臨時宿泊登記手続きを行います。

(長春では住所が変わっていなくても発行3ヶ月以内の臨時宿泊登記表が必要)

 

 

ところが。。長春市の健康検査は4月上旬にはまだコロナの影響でお休み。

中旬に再開の知らせを受けて、急いで長春へ戻ろうとしたら、

長春の健康登録、吉事办が外国人は使えない。。という事実が発覚。

(パスポート番号での本人認証に失敗するのでどうにもならず)

この吉事办の登録、最初は身分証明の選択肢にパスポートも出てきて、国まで選べたのですが、

何回も失敗しているうちに、いつの間にか「パスポート」の選択肢が「中国パスポート」に変わってましたよ。。

 

 

ちょっと話はそれますが上海や蘇州の健康登録、ちょっとコツは要りますが、

外国人でも支付宝などからオンライン登録できます。

こちらは上海の健康登録、隋申码。

 

 

これは蘇州など江蘇省の健康登録、蘇城码。

省や都市ごとに健康码が違うので面倒です。

 

 

最近登場した、国家政務服務平台の外国人用健康登録、防疫健康码(入境人員版)。

今は、長春市でもこの防疫健康码を吉事办と同様に認めることになっています。

 

 

おそらくこれが最も登録しやすいかと思いますので、

これからどうしても中国に来る必要がある方で滞在地域の健康登録ができない方や、

中国国内移動が必要な方はとりあえず、防疫健康码(入境人員版)の登録をお勧めします。

 

 

話を元に戻して。。

4月~5月時点では、吉事办がないと省外から長春へ来た人は、

2週間隔離+PCR検査必須、禊が終わってから臨時宿泊登記と健康検査になるし、

運が悪いと長春から上海に戻った時点で2週間隔離の可能性もなきにしもあらず。

のんびりそんなことしていたら上海のお客様の仕事を失ってしまう。。

 

慌てて長春の外国人専家局や公安局に問い合わせして得られた回答が、

・今年は上海で取得した健康証明を認める。

・臨時宿泊登記も上海の住所でOK。

・本人が長春公安局へ出頭する必要もなし。

なんと素晴らしい、毎回これにして頂けると本当に助かるのですけど。

 

 

というわけで、初めて上海国際衛生保険中心で健康検査を受けました。

上海の場合、長春と違ってネット予約ができて便利なのですが、事前予約(2週間前)なんですね。

長春の場合、行列に並びさえすればいつでも大丈夫なので同じように考えていましたが、

逆算すると工作許可証期限ぎりぎりでちょっと焦りました。

 

 

お恥ずかしい話、

思い起こせば、ビザ更新でドタバタするのは今に始まったことでもないのです。。

過去記事

長春 新ルールでビザ更新 その2

長春 新ルールでビザ更新

 

健康証明書と工作許可証のカードを長春に郵送、オンライン申請で無事に工作許可延長をクリア。

すでにこの時点で居留許可証の期限が過ぎていましたが、延長政策が出ているので問題なし。

 

 

工作許可証の更新が終われば、後は公安局へパスポートと必要資料を提出して終わりです。

今回、居留許可証更新に本人の公安出頭は必要ありませんでしたが、

オンライン申請はできないので、長春へパスポートを郵送して手続きに行ってもらいました。

受付から発効までの手続き期間は今までと同様で3週間ほどかかります。

 

 

今年のビザ更新は、長春の専家局や公安局にとっても異例ずくめだったかと。

上海にいながら長春のビザを更新するという外国人は少ないはずなので、

さぞかし面倒くさいヤツだったかと思います。

無事に手続きができて感謝しています。

 

現在、中国では北京で大きなクラスターが発生して、北京は都市封鎖状態になっています。

首都でクラスターが発生するのは政府にとってもショックだったのではないでしょうか。

再び中国国内出張を禁止している企業もあるようです。

分かってはいたことですが、そう簡単には収束してくれません。

どこかに出かけたいと思っても、行った先で感染者が見つかったり搭乗者に陽性者が出ると、

隔離される恐れがあるのでなかなか身動きが取れないです。。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海 無料の公園巡り 魯迅公園

2020-06-18 00:06:18 | <上海>生活

虹口区にある魯迅公園が最初にできたのは清代、古くからある公園です。

元々はイギリスの園芸家によって設計された西洋式庭園だったそうです。

 

 

日本でも有名な小説家、魯迅の名がつけられた公園は、

もともとの名前は虹口公園でしたが、園内に魯迅紀念館などが建設され、

1988年に今の魯迅公園という名前になりました。

 

 

大きな池の周りが遊歩道になっています。

一周するのに必要な時間はだいたい1時間ぐらいでしょうか。

 

 

最寄り駅は、地下鉄3号線、8号線の虹口足球場駅です。

大きなサッカースタジアム(足球場)のある駅です。

 

 

サッカースタジアム周辺と公園内には桜の木が植えられているので、

春に行くとちょっとしたお花見気分も味わえます。

 

 

文化的な場所であることをアピールしているようで、

広場にはゲーテやユーゴー(たぶん)など著名な文化人の銅像が並んでいます。

 

 

こういう文化的な雰囲気も良いのですが、

この公園の良さは地元の人達が思い思いの活動を楽しんでいること。

中国を紹介する日本のテレビ番組に出てきそうな雰囲気の公園です。

 

 

ダンスを楽しむ人たち、楽器を奏でるグループや、

こういうのは何と言うのでしょう、水で地面に文字を書いたり。

みなさんものすごい達筆です。

 

 

池の畔の茶店ではお年寄り達がお茶を飲みながら雑談に花を咲かせています。

別の場所にあるレストランも結構混んでいます。

 

 

魯迅紀念館の外観は、魯迅の生まれた紹興でよく見られる白壁の建物を模して造られています。

紀念館の文字は周恩来によって書かれたものだそうです。

 

 

入館は無料です。

魯迅に関する様々な資料、文献などの展示のほかに、

写真や映像、等身大の人形などを使って、業績や交友関係も紹介されています。

 

 

生前の魯迅もこの公園を散策していたのでしょう。

没後20周年に埋葬されていた万国公墓から公園内にお墓が移されました。

墓の前には椅子に座った銅像があります。

 

 

ベンチがたくさんあるので、暑い日には木陰で寒い日には陽だまりで、

のんびりと過ごすことも、お弁当を広げるのこともできる公園です。

 

 

この公園、上海のお気に入りの場所のひとつになりました。

周囲はかつての租界地域で、日本人も含め多くの外国人が暮らした場所です。

近代建築物が残っている通りもありそうなので、次は散歩とセットで行ってみようと思います。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海 迪士尼(ディズニー)小鎮

2020-06-11 00:17:00 | <上海>観光

ディズニー小鎮は、上海ディズニーランドに隣接する商業施設です。

薫衣草園の次はディズニー小鎮に行ってみました。

 

 

薫衣草園とは駅を挟んで反対方向です。

ディズニーランドの入り口を通り過ぎた先にあります。

 

 

上海ディズニーランドが再開して大勢の人が訪れているような記事を

日本のニュースで見たのか、中国のニュースで見たのか忘れましたが、

そこまでの言うほどでもなさそうです。

 

 

大きなディズニーショップでは、お土産を買う人で賑わっています。

いろんな人が商品に触れるためだと思いますが、入り口で必ず手の消毒をしていました。

 

 

奥へ進んでいくと、子供用の玩具や、

 

 

服屋さん、雑貨屋さんなど、いろんなお店が並んでいます。

さすがディズニーリゾート、こまめに掃除がなされています。

トイレも綺麗で安心。

 

 

迪士尼大劇院という劇場もありますが、残念ながらコロナのせいか、

公演は不定期なのか、開いている感じはありません。

 

 

レストランは和洋中揃っています。

ちらっとメニューを見た感じではどの店も値段は高いです。

一品50元以下のものはなさそうな感じ。

 

 

上海ディズニーランドの中は食べ物の持ち込みは禁止で、

飲食店は高すぎるし量も少ないと大不評なので、

どうせ高いなら中での食事は我慢して、ここで食べるのが正解なのかもしれません。

日本の豚骨ラーメン、一風堂も店を出しています。

 

 

最近、こんな感じの街並みを造って、ブランド品の店を並べたりする商業施設が増えました。

蘇州園区にも奕欧来買物村があります。(運営会社は同じだったかも)

 

過去記事

蘇州 奕欧来買物村

 

 

ディズニー小鎮は、買い物村風のエリアと湖側のエリアに分かれています。

湖側では大きなドナルドダックさんがお出迎え。

 

 

こちらのエリアは飲食店がメインのような感じです。

丼物などもある日本料理屋さんもあります。

日本料理というより、日式料理屋さん風の雰囲気です。

 

 

この建物の後ろに人工芝の広場があって、子供が遊ぶのにちょうどいい感じです。

屋根付きテーブルで休憩したりお弁当を食べることもできます。

こういう場所はなかなか空かないので運が良ければということになるかもしれませんが。。

 

 

上海ディズニーランド周辺には初めて行きました。

私はもう東京ディズニーランドで十分なので、

誰かを連れて行く必要がある時以外に中に入ることはない。。かな。

例年ならおそらくもっと観光客が多いのでしょうが、この程度の人出であれば、

しっかり対策さえしておけば、今行く方が楽しめるのかもしれません。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海 薫衣草公園(香草園)

2020-06-04 00:06:04 | <上海>観光

今、薫衣草公園ではラベンダーが見頃です。

花を見たり、写真を撮ったりする人達で結構賑わっています。

 

 

一面紫色のラベンダー畑が見事です。

百度で検索すると、薫衣草公園、香草園どちらの名前でも出てきます。

 

 

薫衣草公園の最寄駅は地下鉄11号線の終点、迪士尼駅。

そうです、上海ディズニーランドの隣にあります。

駅から、ディズニーランドと反対の方向に真っ直ぐ歩いて行くと到着です。

 

 

ディズニーリゾートは、ディズニーランド、薫衣草公園、

光明生態園、ディズニー小鎮などが一体となっています。

 

 

薫衣草園は、中国の大手乳製品メーカー光明乳業のブランド、莫斯利安の名前が冠に付いています。

となると、光明生態園の光明もそういうことなのでしょうか。

 

 

ラベンダーとほぼ同じぐらいの面積で馬鞭草も植えられています。

背の高い馬鞭草の方が、なんというかこう一面お花畑感のある写真が撮りやすいです。

 

 

濃い色がラベンダー、淡い色が馬鞭草。

香が強いのがラベンダー、いい匂いです。

 

 

日影が少ないので帽子や日傘は必須アイテムです。

日焼けと脱水には要注意。

公園の入り口にローソンがあるので飲み物を買って入りましょう。

 

 

広い芝生の広場には屋台が並んでいます。

テーブルには屋根が付いているので、ここならお弁当なども食べられそうです。

 

 

花畑の種類はざっくりとラベンダー、馬鞭草、バラの3つ。

バラ園はもう時期が過ぎたのでしょうか、もう萎れているものが多いです。

 

 

そういえば日本にいる時に花畑なんて数えるほどしか行ったことがありませんでした。

行った時も何かのついでみたいなぐらいで。。

花を眺めながらぼんやりと思い出しました。

 

 

今年の後半から来年、再来年にかけて中国でも経済的な問題が出てくるのかと思います。

うちの会社はすでに今年の後半から厳しくなることが見えてきています。

(まぁ、今までもずっと厳しいんですけどね)

でもラベンダーの効能のせいでしょうか、

仕方ないか、なんとかなるさという気分になりました。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする