上海の新天地へ散歩がてら出かけてみました。
新天地は、黄浦区にある租界時代の雰囲気を残す場所です。
地下鉄の最寄り駅は、10号線、13号線の新天地、
1号線の黄陂南路です。
新天地を含め、上海の旧租界地域には、
上海の伝統的な様式に西洋各国の様式が取り入れられた建物が数多く残っています。
これらは石庫門建築と呼ばれ、文化財にも指定されています。
新天地には周囲の景観に合わせた新しい建物や
昔の石庫門の建物をそのまま利用した、レストランや商店が並んでいます。
中国各地からの観光客や、外国人も多く訪れる場所です。
どちらかというと、若い人や外国人向けの店が多い感じもしますが、
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの姿も見かけます。
中国共産党第1回全国代表大会が開かれた場所が、
この新天地にある建物というのもその理由の一つなのでしょう。
たぶん、地方から来るお年寄り達のツアーや研修のようなイベントでは
この場所を訪問することも多いのかと思います。
軽く食事をしようと、
海逸酒家(HARBOUR PLAZA)というお店に入ってみました。
点心があるので、小腹を満たすにもちょうど良い店です。
麻醤油麦菜。(38元)
甘めのタレをつけて食べます。生で出てくるとは思いませんでした。
油麦菜はよく見かける野菜ですが、
今まで火が通ったもの以外は食べたことがありません。
こんな食べ方もあるのですね。シャキシャキ感もあって結構いけます。
鮮蝦水晶蝦餃。(30元)
見た目通りで安心の味。
プリっとした蝦が入ってます。
脆皮鮮蝦腸粉。(30元)
こちらも蝦が入ってます。
カリカリの何かと一緒に生春巻きのような皮で巻いてあって、この食感が大好きです。
広東料理や香港料理によくある一品ですが、
このカリカリが何なのか未だに分かってません。。
明火白粥。(8元)
少しだけ塩味がついているお粥。
朝ごはんでなくても、ついついお粥を頼んでしまいます。
他には皮蛋粥(26元)などもあります。
この店はサービス料が別途かかります。
中途半端な時間帯に行ったので、客も少なく店員さんたちも休憩。
客がいる場所で店員さんも食事をしたり、休憩するのが中国流です。
新天地は上海や近郊の蘇州などに住んでいる人なら誰でも知っている場所です。
近辺は夜になるとライトアップされた建物が綺麗です。
時間があるなら、夜の淮海中路や復興中路も散策してみるのも良いかと思います。