蘇州に世界遺産にも登録されている、芸圃という小さな庭園があります。
観光客も少なく静かで美しい庭園です。
蘇州人でも知らない人が多い、私のお気に入りの場所です。
明の時代、1541年に作られた庭園で、2000年に、世界遺産に登録されたようです。
入園料は10元です。
場所は、衙弄5号です。
景徳路から歩いて行くなら、最寄のバス停は児童医院になります。
新区のほうから来る場合、33路、313路などが使えます。
見つけにくい場所にありますが、景徳路の児童医院のバス停から、
吴趋坊を北に向いてしばらく歩くと、小さな案内看板がいくつかあります。
看板さえ見つかれば、後は案内どおりに歩けば大丈夫です。
こんな所にあるのかという感じです。
ちょうど今、近隣の住居を改築しているのでここを通っても大丈夫かと不安になりますが、
負けずに突破すれば、すぐに入り口があります。
蘇州の庭園の特徴である、池や岩、建物、回廊などをコンパクトにまとめた感じです。
何といっても静かなところがいいです。
建物の中には絵や書が飾ってあります。
ここには猫が何匹かいて遊んでくれます。
人懐っこい猫たちです。
こいつのせいでこの看板があるのかな??
お茶が飲める場所もあります。
たぶん、来ている人の多くは、園林カードを持っている蘇州人だと思います。
聞こえる言葉は蘇州弁ばかりです。
でも格式のある茶室があるわけではなく、
ポットのお湯を注いでのんびりお茶を飲むところです。
お茶の値段は、10元から30元ぐらいで、お茶うけのお菓子も売っています。
美しい庭園を眺めながらお茶を飲んだり世間話をしたり、
のんびりくつろいでいると、あっという間に時間が過ぎていく感じです。
本を一冊持って行くのいいかもしれません。