中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 お散歩 市街地の紅葉めぐり

2024-12-12 00:12:12 | <蘇州>生活

今年の紅葉は去年より2週間ほど遅かったでしょうか。

見頃になったと思われる蘇州市街地の紅葉スポットを巡ってきました。

 

 

西園寺の前、楓橋路から散歩のスタートです。

人が多いので、今回は西園寺には入りませんでしたが境内には大きな銀杏の木があります。

 

 

西園寺から東の方向に歩くと、南北の大通り、桐泾北路と交差します。

桐泾北路の銀杏並木が色付くのは蘇州市街では最後の方になります。

 

 

桐泾北路を越えて東へ進むと楓が赤くなっています。

もう少し鮮やかな感じなのですがうまく撮れません。

 

 

この日は空気も悪く一日中もやがかかっていました。

楓橋路は上津橋で右に曲がります。真っすぐ進むと上塘街になります。

 

 

ちょっと寄り道して楓橋路の終点、金門路まで出ておやつの甘栗を買います。

金門路の野栗王は人気の店でいつも行列ができています。

 

 

甘栗をつまみながら次に向かうのは道前街。

蘇州市街地で最も人気のある銀杏並木道です。

 

 

ちょうど見頃になっていました。

蘇州人も観光客も来るので大勢の人で賑わっています。

 

 

道前街は西側の学士街から東側の人民路までの1km弱の通りです。

紅葉の時期は落ち葉を残して掃除するので地面も黄金色になります。

 

 

日が当たると鮮やかさが増します。

青空があればもっと良いのですが、残念ながらこの時期は空気が悪い日が多いです。

 

 

人民路を過ぎると十梓街になります。十梓街にも銀杏があるのですがこちらはまだ緑も残っていました。

最近の十梓街は若い人向けの新しい店舗が増えているのと同時に空き店舗も増えています。

 

 

十梓街で新しくできた感じの桂林米線の店に物珍しさもあって入ってみました。

桂林米線自体は結構有名なのですが、蘇州で店の看板に桂林米線と書かれているのは少ないです。

 

 

写真はどれも美味しそうだったのですが、甘栗を食べた後なので最も軽そうな三鮮米線(18元)。

スープにしっかり味は付いていますが、セルフで自分好みのトッピングを足したり辛くしたりできます。

 

 

米線を食べてお散歩再開です。鳳凰街で左折。

鳳凰街の銀杏もすっかり色付いて見頃になっています。

 

 

でも今は五州路や鳳凰街では古くなった水道管を取り換える道路工事中なので散歩には向いていません。

最終目的地、定慧寺巷の前も工事中でぐちゃぐちゃ。

 

 

定彗寺の境内には大きな銀杏の木が2本あります。

たぶん、今までで最も良いタイミングで見られたかもです。

 

 

もともと定彗寺は地元の人だけが来るようなお寺でしたが、

銀杏の木がSNSなどで紹介されるようになって観光客が増えました。

境内にこんなにたくさん出店があるのもおそらく初めて見た気がします。

 

 

同様にSNSの発信の成功で大勢の観光客が訪れるようになった双塔市集。

古い野菜市場を改修した当初は全く人がいなかったのがウソのようで、新しい建物も増えています。

 

 

西園寺から出発して双塔、定慧寺巷までは道のりで6kmほど。久しぶりに散歩らしい散歩でした。

全てを歩かずに途中でバスや地下鉄を使うこともできます。

留園、天平山と立て続けに見頃を外したのですが、最後の街歩きで今年の紅葉の見納めです。

今週からすっかり真冬の寒さになりました。

 

 

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蘇州 地下鉄6号線に乗って虎丘へ

2024-10-17 00:10:17 | <蘇州>生活

少し前の話になりますが、新しく開通した蘇州の地下鉄6号線に乗ってみました。

ただ目的地をどこにするか迷って、とりあえず虎丘へ行ってみることに。

 

 

地下鉄6号線が開通したのは2024年の6月末。

蘇州新区火車駅と園区の桑田島を結ぶ36kmの路線です。

 

 

利用客は結構多いようです。

蘇州の地下鉄は路線ごとに色を付けていて、座席の色も変えています。

 

 

今まで公共交通で虎丘まで行くにはバスしかなかったので、

蘇州駅を基点にする観光客にとっては便利になったのだろうと思います。

 

 

虎丘駅はできたのですが周辺の再開発はまだ終わっていません。

以前は大勢の人で賑わっていた婚紗(ウエディングドレス)の工房と店が集まっていたエリアも、

まだ、取り壊しのために閉鎖されたままです。

 

 

地下鉄駅や駐車場に隣接する商業エリアは相変わらず寂れたままで変わっていません。

婚紗の工房もいくつかここにもありますが人は少ないです。

 

 

蘇州市内を訪れる団体旅行だと必ず虎丘には来るはずなので景区内はいつも賑わっています。

面積も広いので世界遺産の古典園林に比べると込み合っていません。

 

 

丘の下の遊歩道や竹林はそんなに観光客も多くなく、

漢服を着て本格的な写真を撮っている若い女性たちをよく見かけます。

 

 

最近は虎丘に来ると北西側の茶店でのんびりするパターンが多いです。

テラス席もあります。蚊がいるので夏場は虫よけが必須です。

 

 

騒がしくなくていい場所だと思うのですが、客は少ないのでいつまでこの店が続くのか分かりません。。

コーヒーの値段がスターバックスよりも高いのがちょっとネックです。

 

 

虎丘の南東側に新しいエリアが完成していました。

この時は元々の南西側の出口が閉鎖されていて、こちらを通って出るようになっていました。

 

 

塔影園景区という名前のようです。

コロナ前からずっと工事をしていたのは知っていましたが、虎丘風景区の一部になるとは思っていませんでした。

 

 

いくつかの建物と回廊ができています。お土産物屋さん、喫茶店もありました。

観光バスで来る団体旅行客は、北側の門から出入りするようなのでこちらに来る人は少ないです。

 

 

山塘街沿いには虎丘塔影園民俗文化展庁があります。

山塘街側の門は閉じられていて虎岡景区側からしか入れないようでした。(たまたまだったのかもです)

 

 

蘇州の地下鉄路線は増え続けています。

8号線が2024年9月に開業、7号線は2024年末に開業予定です。

ただ、どちらも今の自分の生活圏ではあまり利用することがなさそうです。

 

 

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蘇州 昆山 亭林園

2024-05-02 00:05:02 | <蘇州>生活

昆山城市公園の次は鉄道の昆山駅に近い、古い街の方へ行ってみることにしました。

亭林園は昆山市街地唯一の山、玉峰山にある有料の公園です。

 

 

最寄り駅は、地下鉄11号線の玉山広場駅です。

駅を出て亭林路を北の方へまっすぐ10分ほど歩くと亭林園の入り口があります。

 

 

地下鉄駅から亭林園までの道は、昔ながらの商店が並ぶ大きな通りになっています。

少し横道にそれると、小さなカフェなどが結構たくさんあります。

 

 

昔はコーヒーを飲むのにも苦労しました。

今ではどこにでもスターバックスがあるようになり、

最近では、手ごろな価格でコーヒーが飲めるチェーン店や小さなカフェも増えました。

 

 

亭林園の入園券は窓口で買うと20元、QRコードを読み込んでネットで買うと18元です。

大きな公園なのですが、今回はあまり時間がなくて園内の1/3ほどしか周っていません。

 

 

亭林路の突き当りにある東大門(東南門)は、玉峰山の南側になります。

こちらの門の近くに昆曲博物館、顧炎武記念館、昆石館などがあります。

 

 

この公園はいくつかの庭園を清代の1906年にひとつにまとめたものらしく、

当時は玉峰山の形が馬の鞍に似ていることから馬鞍山公園と呼ばれていました。

 

 

1936年には昆山千灯鎮出身の学者、顧炎武(号は亭林)が亭林公園と改名しました。

亭林園の名になったのは2000年以降です。

 

 

また南北朝代に円周率を発見し、後に昆山の県長となった数学者、祖冲之の像も園内にあります。

昆山では、動力や食品加工などの機械類の研究や製造に携わったそうです。

 

 

休日の園内は子供連れからお年寄りまで、多くの人で賑わっていました。

山の中には洞窟もあるみたいです。

 

 

山の麓の道を一回りすると2kmほどの距離になるのかと思います。

 

 

どういう公園なのか楽してざっくり知りたければ、子供用の乗り物に乗るのが手っ取り早いかもです。

子供だましのようにちょっと走って戻って来るのではなく、20分ほどかけて本当に園内を一周します。

 

 

玉峰山には、いろいろな場所から登ることができそうな感じです。

山の方に向かってあちらこちらに階段があります。

 

 

今回は建物や庭をちょっと眺めて、玉峰山もほんの少し登ったただけです。

次はもう少し時間のある時に行ってみようと思います。

 

 

玉山広場駅と亭林園のちょうど中間ぐらいの場所には奥灶麺の発祥と言われる奥灶館もあります。

魚出汁スープの奥灶麺は昆山名物のひとつです。

昼休憩なしに営業していると思うので、公園の行きか帰りに寄ってみるのもよいかと。

 

 

また暇な時に地下鉄11号線の途中下車の旅?に行ってみようと思っています。

余談ですが、地下鉄11号線は上海から蘇州まで無人運転です。

 

 

ほんの少ししか散歩していないので、本当のことはまだまだ分かりませんが、

昆山って、日本人が生活しやすい街なのかもという気がします。

 

 

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蘇州 昆山 昆山城市公園

2024-04-25 00:04:25 | <蘇州>生活

昆山には日系企業を含む多くの外国企業の工場があります。

蘇州の隣町なのに全く知らない昆山へ地下鉄に乗って探検に出かけてみました。

 

 

昆山城市公園は、近所の人が子供を連れて遊びに来るようなごく普通の公園です。

昆山市は地下鉄11号線が開通するまで近くにあって遠い町でした。

 

 

昆山城市公園は最寄り駅は地下鉄11号線の昆山城市広場駅です。

公園は駅の南側にあって、駅前には昆山科博中心など子供向けの施設もあります。

 

 

公園の中に小さな図書館もあるようです。

園内の建物もまだきれいで新しい公園なのかと思ったら、公園自体は2005年ごろからあって、

最近建物などを新しくして2023年の1月から再オープンしたようです。

 

 

蘇州から地下鉄に乗ってわざわざ行くような公園ではありませんが、

どこに行ってよいのか分からず、手始めに公園から攻めてみたのでした。

 

 

小さい公園ですがなかなかいい感じです。

もし近所に住んでいたなら、食後のお散歩に毎日出かけそうな気がします。

 

 

園内には小さなカフェがありました。

公共の公園の中にあるような店は、営業しているのかしていないのかよく分からないのが多いのですが、

ここはしっかり営業していました。

 

 

ソメイヨシノ系なのでしょうか桜の木も少しあります。

 

 

中国でも桜は人気で、お年寄りから若者までみなさん写真や動画を撮っています。

 

 

池の周りは子供たちの声が溢れていて賑やかです。

 

 

ここは確か日系企業の駐在の方々多く暮らしている小区に近い場所だったかと。

日本料理屋さんはそちらのエリアだけにかたまっているのかと思っていましたが、

昆山城市公園の近くにもたくさんあるのですね。

 

 

昆山の外国企業の中では台湾系の工場が多く、台湾人がたくさん暮らしています。

日系企業も多いですが、台湾系に比べると少ないです。

 

 

昆山と言えば江南の水郷古鎮のひとつ、周庄が有名です。

でも昆山の市街地には、仕事など用がある時にだけ行くぐらいしかなく、手段も高鉄(新幹線)か車で行くかでした。

今はまだあるのか分かりませんが、高鉄がなかったころは昆山へ行く長距離バスもあったはずです。

 

 

行政区分では、昆山市は蘇州市に含まれています。

たぶん、昆山の公共バスは蘇州の交通カードが使えたと思います。

 

 

暇な時に昆山の日本料理屋さんでお昼ご飯というのも良さげな気がしてきました。

蘇州新区の商業街(淮海街)の日本料理屋店の多くは中国人観光客向けに変わり、

たいして美味くもないのに200元~300元ぐらいの食べ放題メニューばかりになったし。。

 

 

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蘇州 蘇州公園(大公園)

2024-03-28 00:03:28 | <蘇州>生活

蘇州公園は蘇州市の中心部、旧市街にあたる場所にある公共の公園です。

地元の人はこの公園のことを大公園と呼びます。

 

 

公園は、草橋弄、公園路、民治路、五州路に囲まれています。

地下鉄の最寄り駅は、1号線と4号線の楽橋駅、または臨頓路駅になります。

 

 

そんなに数は多くありませんが、季節ごとに花が植え替えられています。

今月はチューリップなどが植えられました。

 

 

休日は、小さな子供連れの人達やお年寄り達に加えて若い人達も多く、賑やかになります。

公園を散歩していると、お年寄りたちが集まってトランプなどに興じている場所、

子供たちの歓声が賑やかな場所、若い人が集まって何をするでもなくスマホを眺めている場所、

SNS用の動画や写真を撮る人たちが集まっている場所など、うまく居場所が分かれているようにも見えます。

 

 

子供たちに人気なのは、ミニ遊園地と池の金魚釣り。

ミニ遊園地の乗り物は1回10元~20元、だいたいどの乗り物も2人で乗ることができます。

金魚釣りは、釣り竿や餌もついて1時間30元、釣った金魚は持ち帰りできます。

 

 

蘇州公園はとても大きな公園というわけもなく、緑と池と子供用の遊び場がある、ごく一般的な中国の公園です。

ただ結構歴史のある公園らしいので、いつからある公園なのか気になって調べてみました。

 

 

公園の建設が始まったのは1925年、開園は1927年で、

蘇州の中にある公園の中ではかなり古くからある公園です。

蘇州で一番古い近代的な公園なのだそうです。

 

 

この場所は大昔から、時代によって様々な使われ方をしていました。

春秋時代には城が、漢代、唐代、宋代には時の政府の役所と庭園がありました。

 

 

元代末期にも城のようなものが造られたようですが後に焼き払れ、

清代末期まで荒れ地のままで、処刑場や墓地として使われていたようです。

 

 

公園の設計はフランスの園芸家、Jaussaumeさん(読み方が分かりません)が監修しました。

当初は、図書館、映画館、商業施設も園内にあったそうです。

 

 

また、蘇州園林のような高い壁の向こう側に庭園があるような造りではなく、

レンガの土台の上に鉄柵がある、外からでもよく見える開放的な設計でした。

 

 

蘇州の芸術家、顔文梁(滄浪亭の隣にある顔文梁記念館のお人)も池や噴水の設計に関わったようです。

当時の蘇州には水道がなかったので、噴水を作るためにはかなり大掛かりな設備と工事が必要でした。

 

 

公園の南半分が、欧風、北半分が中華風の造りになっています。

知識が乏しくて正しいかどうか自信がありませんが、今でも公園の南半分はフランス式庭園の特徴である、

「起伏がなく左右対称で幾何学的な形をした花壇や植木」になっているかと。

 

 

北側は、中国らしい池や山や堂が造られています。

このような構成の公園はたぶん少ないのではないかと思います。(これも自信がありませんけど)

 

 

蘇州公園は以前とほとんど変わっていませんが、周りの道はずいぶん奇麗になりました。

五州路には新しい商業施設のような場所や小さなお店も増えています。

干将路の五州路との交差点近くに新しい奇麗なワンタン屋さんができていたので入ってみました。

 

 

店の内装はちょっと高めの値段設定を感じさせますが、ごく普通の値段でした。

荠菜(ナズナ)のワンタンが18元。ワンタン以外の料理もあるようでした。

この辺りの飲食店の価格で考えると高くはないです。

 

 

きっと頼んだものは店で一番安いと思うのですが、別に可愛らしい小鉢も出てきました。

テーブルには控えめな感じで小さな花が飾られていたりと、なんとなくオーナーは女性なのかなと思えます。

 

 

蘇州公園のあるエリアは観光客の多い観前街の干将路をはさんだ南側になります。

昔はニセモノ屋街として賑わっていた場所です。

一掃されてからは観光客の姿を見ることはなかったのですが、最近は五州路も人通りが少し多くなりました。

最近は定番の観光地でお金を使うような旅行ではなく、

お金を使わずに楽しむ若い人が増えている影響なのかもしれません。

 

 

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