中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海 新場古鎮

2019-07-25 00:12:34 | <上海>観光

新場古鎮は上海の浦東地区にあります。

大都会の上海ですが、少し外れるとまだこんな所が残っています。

 

 

映画の撮影場所にも使われたこともある古鎮です。

昔は石笋里と呼ばれていたそうです。

 

 

地下鉄の最寄駅は16号線の新場駅です。

ここでバスの新芦専線に乗り換えて、新場バス亭下車が行きやすいかと思います。

暇な私は東昌路渡口から沪南線に乗って行ってみました。

(区間沪南線に乗ると新場まで行きません、乗り換えが必要です)

 

 

方向を把握しておかないと、バスを降りてからどの方向に歩けばよいか悩みます。

沪南公路でも新奉公路からでも他の道からでも古鎮に入っていけます。

油断すると、帰りに全然違う場所から出てちょっと迷うかも。。

 

 

新場古鎮は千年以上の歴史があります。

石造りの護岸のうち最も古いものは元代に造られたものらしいです。

 

 

また明清代に建てられた古い住宅などが100以上残っているそうです。

古い建物は文化財に指定されています。

 

 

昔は海水を天日干しする製塩所が数多くあり塩の商売で栄えました。

 

 

白壁に黛瓦(青黒い瓦)、江南の水郷古鎮らしい建物が多いです。

“小小新場赛蘇州” 新場は蘇州に匹敵するとも言われます。

 

 

長い石畳の細い路地がいくつも続いています。

観光客で賑わっている場所には食品やお土産を売る店がたくさん。

 

 

 

基本的にどこの水郷古鎮にいってもまあ同じような雰囲気ですが、

このギザギザの屋根は蘇州では見かけないです(と思います)

 

 

どうも人が多く集中するのはごく限られた場所だけのようで、

お店が無くなるわけでもないですが、路地を少し進むだけでとても静かになります。

 

 

 

子供達が遊んでいたり、犬の散歩をしていたり、

観光客相手とは思えない八百屋や雑貨店があったり、

ここには普通の暮らしがまだまだ残っています。

 

 

 

細い路地をあちこち行ったり来たりしているうちにすっかり日も暮れてきました。

上海だと帰りの交通手段を心配する必要もないので、

軽く食事をして夜の古鎮を見てから帰ることにしました。

 

 

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蘇州 獅山天街の南京大牌档(da pai dang)

2019-07-18 00:18:00 | <蘇州>食事・喫茶

南京大牌档は南京発祥で北京、上海、天津、武漢などにも店舗のある、

江南地方の料理、江蘇菜のお店です。

蘇州には園区の蘇州中心と新区の天街に店舗があります。

 

 

江蘇菜の中でも南京周辺の料理を金陵菜と呼びます。

ここでは金陵菜を楽しむことができます。

 

 

店の中は夫子廟周辺のような雰囲気です。

奥にある小さなステージで歌や踊りを見られることがあるそうですが、

私はまだ見たことがありません。

 

 

また、店員さんの制服も民族衣装風で、男の子も女の子もとても可愛らしいです。

 

 

南京素什錦。

 

豆腐皮(干した豆腐)、もやし、きのこなどの和え物の前菜です。

さっぱりしていて暑い時でもこれだったら食べられる感じ。

お酒のつまみにも合います。

 

老鶏湯馄饨(ワンタン)。

 

鶏のスープの小さいワンタンです。

南京の小吃でもよく見かけるワンタン、こちらもさっぱり系です。

 

老壇醤香肉。

 

薄切りの豚バラ肉を中華ベーコン風にした感じ。

少々脂っこいので、ご飯と一緒に食べるかお酒のつまみにするか。

私の場合は迷わず後者です。

 

初めて飲む南京のビール、金陵干純。

 

まぁ中国のビールのほとんどは薄いです。こちらもご多分に漏れず。

”干”は字の如く”ドライ”、中国語の”干啤”はドライビールのことです。

 

青梗菜の炒め物。

 

メニューに載っていなくても材料があれば調理してくれます。

スーパーなどで普通に見かける野菜であれば、まず大丈夫だと思います。

緑の野菜が食べたかったのでお願いしてみました。

 

秘制姜香小黄魚。

 

イシモチを塩、お酒、生姜などで蒸した料理です。

新鮮な素材を使えばきっと美味しいのでしょうが、

中国では捕った後の処理や流通過程での冷蔵や冷凍の管理がダメダメなので、

海の魚はどうしても残念なお味の場合が多いです。

 

古法糖芋苗。

 

南京の有名なデザートです。

キンモクセイ、里芋(たぶん)が入っていて香りもよく見た目も綺麗です。

美味しいですがすごく甘い。。きっと女性が好きな味だと思います。

料理の口直しにもなりますが、私の場合は口直しの口直しが必要かも。

 

老牌陽春面。

 

お店の人がお薦めしてくれた麺。

醤油スープの蘇州麺とさほど変わりはありません。

小さなお椀で出てくるので締めにぴったりです。

 

南京と言えば小吃ということもあるからでしょうか、

ここのお店は一品一品の量が少ないので、少人数でもいろいろ発注できるのも魅力です。

 

 

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蘇州 太湖西京湾の馬鞭草(クマツヅラ)

2019-07-11 00:07:11 | <蘇州>生活

西京湾は太湖の畔にある公園です。

ここの花畑は季節ごとに花が植え替えられます。

 

 

ちょうど今見頃なのが馬鞭草(クマツヅラ)です。

西京湾の過去記事はこちら。

蘇州 太湖 西京湾

 

 

以前、公共交通で西京湾に行くのはバスを利用するしかありませんでしたが、

路面電車(有軌電車)1号線の終点が西洋山まで延びたので、

西洋山の駅から公共自転車を使うという選択肢も増えました。

 

 

駅から西京湾まで3kmほど。

その気になれば、太湖を見ながら歩くというのも可です。

 

 

馬鞭草という植物については全く知識がなかったので調べてみました。

温帯から熱帯地方に分布する多年草の植物で、

中国では漢方薬に用いられ、欧州では精神安定剤や婦人病などに用いられるそうです。

 

 

他にも風邪薬や下痢止め、傷薬にも用いられるようで、

万能の民間薬とも言われています。リラックス効果もあるそうです。

 

 

西京湾、徐々に知名度は上がりつつあるとは思うのですが、

相変わらず混雑するほど人が集まる場所にはなっていません。

 

 

公園の中に唯一ある売店と休憩施設、列車の車両を再利用したカフェは健在でした。

いつなくなってもおかしくないと思っていたんですけどね。

車窓から花畑が少しだけ眺められます。

 

 

公園の中の水辺には馬鞭草と同系色のちょっと違う花が植えられています。

これは何でしょう。名前は分かりませんでした。

 

 

馬鞭草の季節がおそらく一番花畑が綺麗な時期だと思います。

まだもうしばらくは紫色の花畑が楽しめます。

 

 

車で行く場合でも大きな無料駐車場があるので駐車場所の心配は全くありません。

もちろん公共バスを使って行く方法も健在です。

注意点と言えば。。

私の知る限りですが未だにトイレは駐車場に小さいのがひとつだけです。

日影が少ないので、帽子や傘、飲み物は持参した方が無難です。

 

 

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湖北省恩施 恩施土司城

2019-07-04 00:22:33 | <湖北省>

旅の最後は恩施市街に戻って、

中国のツアーに付きものの買い物と恩施土司城に行ってきました。

 

 

蘇州へ戻る列車の出発時刻が13時過ぎなので、

土司城を少し見学してからツアーと別れて先に駅へ向かうことにしました。

 

 

まず早朝から連れてこられたのは恩施駅すぐ近くにある健康食品や土産物を売る施設。

店員さんは見事な話術と手法で標的を絞り込んでいきます。

 

 

集合時間になっても見事にカモられた数名が戻ってこず出発は30分以上遅れました。。

ガイドの収入も店からのキックバック頼りなので多少遅れても気にしません。

というわけで土司城を見学できる時間は1時間ほどになってしまいました。

 

 

土司の意味を調べてみると元代から清代にかけ中国の中央政府によって任命された、

中国南西部の山岳地帯を中心に分散する地域を代々支配してきた部族の長のことだそうです。

恩施土司城は、土家族の長(土司)が住んでいた城ということになります。

 

 

観光バスの駐車場は従来の入り口がある城門楼の反対側(南門)、

鐘楼のすぐ下辺りにあります。

増えた団体旅行客に対応するために急遽新しく作ったように見えます。

 

 

城は石造りの城壁で囲まれていて小さな万里の長城みたいな感じです。

入口の土司城門楼は見学ポイントのひとつらしいのですが、

残念ながら時間切れで見れず。。

 

 

中心部の九進堂は什用殿、退思斎、和親納賢など、いくつもの建物に分かれています。

木造建築ですが、釘は一切使われていないそうです。

 

 

九進堂の中には演劇場があり、土家族の歌や踊りを楽しむことができます。

 

 

男性の力強い踊りや、女性の可愛らしい歌や踊りなど、

上演時刻がどうなっているかは調べられませんでしたが、

いろいろな演目を続けて上演しているようでした。

 

 

また、20元ぐらいで民族衣装のレンタルができます。

みなさん衣装借りて写真を撮っています。

 

 

ここで今回の恩施観光は終了です。ツアーと別れて恩施駅へ。

切符売り場の壁には特産のジャガイモの写真がありました。

長春にもジャガイモを使った料理はたくさんあるのですが、

恩施のジャガイモとは食感も味も違います。

もうすっかり恩施のジャガイモのファンになりました。

上海や蘇州でもし見かけることがあったらきっと買うと思います。

 

 

実は帰りの切符はどの列車も満席でずっとキャンセル待ち状態だったので、

旅行会社に手配をお願いしていたのですが、切符を確保できたのが当日の10時頃。

冷や汗ものでした。。

しかも購入した切符を手元に届けてもらう時間もないので、

”紛失した”ことにして駅で再発行してもらうという裏技まで使ったのでした。

 

お恥ずかしいことに恩施の記事を全部書くのに1ヶ月もかかってしまったので、

しばらくの間は、少々季節が合わなくなった溜まっている記事も混ぜながら更新していきます。

 

 

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