中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 盤門と東大街

2023-08-31 00:08:31 | <蘇州>生活

久しぶりに盤門景区へ行ってみました。

東大街でちょっと買い物したいものがあって、盤門はついでに。。ですが。

 

 

蘇州の休日は、もうコロナ前以上に観光客で溢れていますが、

盤門には団体旅行客の姿はありませんでした。

 

 

でも、昼間とは別料金で夜も開園しているので、

きっと夜になると観光客も多くなるのだろうと思います。

 

 

日中はまだまだ暑いせいもあって、

呉門橋や環古城河健身歩道を歩く人もそんなに多くなさそうです。

 

 

だいたい1時間おきぐらいに楽器の演奏があります(正時ごとだったかと思います)。

日陰で休憩しながらのんびり演奏を楽しむことができます。

 

 

園内では休業していたお店が綺麗になって復活していたり、以前あったお店がなくなっていたりと、

しばらく見ない間にいろいろと変化していました。

 

 

きっと夜になると営業しているのでしょう。

ビアガーデンのような、お酒が飲める店もあるようです。

 

 

子供用のアスレチック施設や、貸衣装、コーヒー屋さんなど、

新しいお店もいくつかできていました。

 

 

売店の建物も綺麗になって、以前あった射的や小さな土産物屋はなくなっています。

 

 

盤門景区を一回りして、本体の目的の買い物へ。

盤門景区の入り口の前の通りが東大街です。

 

 

盤門の近くには、レストランやホテル用の厨房用品や食器などを扱う店と、

主に冷凍の業務用食材を扱う店が並んでいます。

 

 

基本的には問屋さんなのですが小売りもしてくれます。

今回は2軒だけ覗いてみましたが、どの店もそんなに値段差はないのだろうと思います。

問屋さんなので値札は付いていません。確認するためには少しだけ中国語が必要です。

 

 

コストコより少ない量で買うことができます。

日本メーカーの調味料や、日本料理に使える冷凍食品を扱っている店もあります。

蘇州新区商業街(淮海街)でもこの辺りで仕入している店は多いと思います。

 

 

冷凍の魚介類や調味料はスーパーで買うよりかなり安いです。

ただ、最近はネットでも安く買えるので最安値かどうかは分かりません。

今回は、ちょっと冒険(にしては量が多すぎ)して中国メーカーの日式みりんと料理酒、

キューピーマヨネーズを購入。

マヨネーズは袋入りしか扱っていない店もあります。

値段は、みりん(1.8L)33元、料理酒(1.8L)33元、マヨネーズ(1kg)26元。

 

 

冷凍のホッケの開き(36元)と子持ちシシャモ(45元)も購入。

ホッケは真空パックで売っていますが、計り売り(60元/kg)でした。

保冷袋と保冷剤はお願いすれば無料で出してくれます。

 

 

料理屋さんで使う食材なので、外見もきれいです。

冷凍臭はなくお味の方も大丈夫、さっそく美味しく頂きました。

(日本産水産物は販売禁止になっているので、日本から輸入したものでないことは確かです)

 

 

そう言えば日本の処理水海洋放出が始まった次の日には塩の買い占めが起こり、

蘇州でもスーパーの棚から塩がなくなりました。

以前も見た光景、この前は何の理由だったか忘れましたが相変わらずのことです。

中国各地で学習能力のない多くの方が大量の塩を買って行ったようです。

 

 

処理水の問題は、確かに周辺国にはいい迷惑な話で、反発があってもおかしくないです。

領事館からは慎重な行動を心がけるようにとの通達メールが届きました。

もちろん日本に説明責任があって、世界中への丁寧な説明と安全の根拠を示す必要があります。

中国の反発には別の意味もあるのでしょうかね。

水産物の輸入停止は”一時的に”となっていますし、外交はもちろんのこと、

自国民に向けてのアピールと何かから目をそらさせようとしているようにも思えます。

しばらくはトップダウンのネガティブキャンペーンが続きそうです。

 

 

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蘇州 ベトナム料理 花苑・西貢法式越南料理

2023-08-24 00:08:24 | <蘇州>食事・喫茶

花苑・西貢法式越南料理は蘇州の東方之門の北楼商業中心6階にあるベトナム料理店です。

以前、探検した時にぽつんと1軒だけ営業している店だったのでちょっと気になっていました。

 

 

東方之門の6階は相変わらずゴーストタウン状態のままです。

去年撮った写真と見比べても景色は1ミリも変わっていません。

テナントは全く増えていないようです。

 

東方之門の過去記事はこちら

蘇州 東方之門

 

 

店はちょっと高級店っぽい内装で料理の単価も少し高めです。

大衆点評から定価415元が298元になるセットのクーポンを買ってみました。

 

 

東向きの窓に面したテーブルからは金鶏湖の景色が楽しめます。

最も窓際の席は数が少ないので、座れるかは運次第です。

 

 

店の名前からするとフランス式ベトナム料理らしいです。

何がフランス式なのかは知りませんが、

確かにベトナム料理はフランスや中国の影響を受けているはずです。

 

 

越式風味小食(29元)。

前菜は揚げせんべい。これを見てビールが飲みたいと思ったのですが、

ビールはなく、ワインしか置いていないそうです。。残念。

 

 

碳烤猪颈肉菠萝(56元)。

日本語に訳すと”炭焼き豚トロのパイナップル添え”でしょうか。

蘇州人好みの甘めの味付けです。チリソースが付いているのでお好みの味で。

 

 

越式咖哩大蝦。ベトナム式海老のカレー風味(98元)。

大ぶりのエビが並んでいます。ほんのりスパイシーでそんなに辛くありません。

 

 

こんな感じの料理だと、やっぱり何か飲みたくなります。

調子に乗ってボトルワインを頼みました。

もちろん飲みきれないので残ったワインは持ち帰りです。

 

 

越式酸辣香湯魚片。ベトナム式酸菜魚(88元)。

ベトナム式なのだそうですが、中国で普通に食べられている酸菜魚と変わらない気がします。

魚も淡水魚で辛さは少し控えめです。

 

 

馬拉盏通心菜(38元)。

馬拉盏は、たぶん唐辛子とエビを使った発酵調味料、

サンバルブラチャン(Sambal Belacan)のことだと思うのですが、自信はありません。。

臭みもクセもなく、ちょっと辛い普通の空心菜炒めのような感じです。

 

 

河内至尊火車頭湯粉(68元)。

牛肉やエビなどが入った具だくさんのフォーです。

ハノイの中国語が河内だということは分かるのですが、他の言葉の意味は分かりません。

 

 

スープは味付けがされているので調味料を加えなくても大丈夫ですし、

お好みで香草や魚醤油を足してみてもよいかもしれません。

 

 

精美水果拼盘(中)。フルーツ盛り合わせ(38元)。

298元のクーポンには飲み物は付いていませんが、

食後のデザートに果物が付いていました。全部甘くて美味しいです。

 

 

この店にたどり着くにはまず北楼商業中心のエレベータを見つける必要があります。

エレベータを降りると店に向かうための案内矢印が書かれています。

 

 

北楼商業中心の6階で、前から歩いてくる人の多くは迷子です。

もっと上の階に行きたいのだけれど行き方が分からないとか、店を探しているなどなど、

何人かの人に道を聞かれました。

 

 

味の好みは人それぞれなので何とも言えませんが、

花苑・西貢法式越南料理は、たぶん日本人にも普通に食べられる味かと思います。

ワインの種類も結構ありました。

接客はとても丁寧ですし、雰囲気も良い感じのお店でした。

 

 

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蘇州 大陽山植物園の灯光秀(イルミネーション)

2023-08-17 00:08:17 | <蘇州>観光

夏の蘇州では園林や観光施設などで夜のイベントが行われています。

大陽山植物園では、夜になると色とりどりのイルミネーションで飾られます。

 

 

定期的なイベントとして夏の夜の営業を始めたのは、たぶん2020年からだと思います。

2020年のオープン初日に訪れたきりで、その後は一度も行っていませんでした。

 

 

当初は大したイルミネーションもなく、人も殆どいなかった記憶があります。

それが年々派手になって、今年は人も多くてこんなに賑やかになりました。

 

 

過去記事はこちら

蘇州 夜の大陽山植物園

規模もイルミネーションの数もすっかり変わって3年前とはもう比べ物になりません。

 

 

入り口近くの広場では獅子舞が、温室の近くでは西遊記のショーがありました。

他にも別のショーがあるようなので、時間帯か日によって変わるのでしょう。

 

 

大きな池の周りの道沿いがすべて、

文字や絵が描かれた灯篭や色とりどりの光で飾られています。

 

 

花畑、森林、稲田、動物園、宇宙空間など、

エリアごとにイルミネーションのテーマがあります。

 

 

池の中にも数多くの灯篭が並べられています。

大きなアヒルもいます。

 

 

食べ物や土産物を売る屋台もたくさん出ていてお祭り気分も味わえます。

少し涼しい夜なら大陽山植物園でブラブラしてみるものありかと思います。

 

 

以前見た時にはスカスカで電気が点いているのかいないのか、

よく分からなかったトンネルもこんなに幻想的な雰囲気に。

 

 

藤棚や灯篭、銀河のイメージなど、光のトンネルは数種類あります。

色が変ったりもします。

 

 

今年の大陽山植物園灯光秀は7月8日から10月6日まで、雨の日以外は毎晩やっているようです。

入園料は第一波19.9元、第二波29.9元、第三波39.9元となっています。

 

 

入園料の仕組みがよく分かりません。時期によって変わるということでしょうか。

私は先月行ったのですが入園料は29.9元でした。

 

 

土日はそれなりに混んでいますが、平日の夜はたぶんもう少し空いているかもしれません。

きっと子供達の夏休みが終われば人は少なくなるのかと思います。

 

 

このイベントのために大きな臨時駐車場も造ったようです。

大陽山植物園にこんなに大勢の人がいるのは初めて見ました。

 

 

駅からはちょっと離れているので、車がないと行き難い場所なのですが、

公共交通を利用する場合、有軌電車(路面電車)の最寄り駅は陽山南駅になります。

 

 

陽山南駅の獅子山方面の最終が22時過ぎぐらいなので、

公共交通を使う場合でも21時半ぐらいまでは遊べます。

 

 

時間を気にしたくない場合は、車を呼ぶしかないですが、

文化的な園林のライトアップや夜のイベントとは違って、

郊外でお祭り気分が味わえる、大陽山植物園のイルミネーションも結構楽しいです。

 

 

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上海 上海共青森林公園

2023-08-10 00:08:10 | <上海>生活

上海共青国家森林公園は上海の北側(楊浦区)の郊外にある大きな公園です。

森林公園と名付けられているだけあって緑がたくさんあります。

 

 

この公園の存在は以前から知っていたのですが、

上海で森林公園なんて、行ってもがっかりするだけじゃないかと思っていました。

 

 

でも行ってみてびっくり。本当に森でした。

公園の中には30万本以上の木が植えられているそうです。

 

 

杉、楠、銀杏、柳、楢、楡、紅葉、楓、ネムノキ、プラタナス、銀杏などなど。

樹木だけでも200種類あります。

 

 

以前は入園料が必要だったはずですが、今は無料になっています。

 

 

また、元々ここは1956年に造られた共青苗園という圃場だったようで、

森林公園として一般開放されたのは1986年らしいです。

 

 

ということは、ここにある木の多くは、今から37年~67年ほど前に植えられたものなのでしょうか。

 

 

木が多いと真夏でも結構涼しいことを実感できます。

水辺にある木陰のベンチで日頃の嫌なことを忘れて一日のんびりしてみたくなります。

 

 

森の中にはリスがいたり、たくさんの鳥たちの姿も見ることができます。

物陰から獲物を狙うネコさんの姿も。

 

 

園内には所々に売店があるので、食べ物や飲み物などの心配はなさそうです。

ボート遊びができる池の周りには食事のできる店もいくつかあります。

おそらく美味しいものはないでしょうが。。

 

 

池のボートは大人気。公園のあちらこちらでテント張って過ごしている家族連れの姿も多いです。

 

 

上海共青森林公園から少し北に行けばもう長江です。

黄浦江が長江にそそぐ付近から少し南側に位置しています。

浦江攬勝という場所から黄浦江も眺めることができるようですが工事中で入られませんでした。

 

 

大きな公園なので地下鉄の最寄駅はいくつかあります。

どの駅からも少し遠いので、歩くのが嫌なら路線バスに乗り換えることになります。

スマホナビを頼りに8号線の翔殷路駅から102路のバスに乗って南門から中に入りました。

 

 

帰りは西門から出たので、路線図上では10号線の国権路駅まで行けるハズの147路に乗ったのですが、

途中の国順東路営口路でこの先にはもう行かないからと、乗客全員が降ろされました。

少し歩けば8号線の黄興公園があるので大丈夫でしたが。

 

 

中日友好記念林、櫻花大道、晩櫻林では、名前からして春になると桜の花が楽しめそうです。

また、八仙花園などの花畑にも春や秋にはもっとたくさんの花が咲いているのでしょう。

 

 

今回は行きませんでしたが、乗馬の施設やバーベキュー場もあります。

また子供向けの遊園地では森の中を走る森林小火車というミニSLが人気です。

 

 

園内にはトイレの数も多く行列などを見ることはありませんでした。

上海共青森林公園がこんなにいい感じの場所だとは知らず、上海にいた時には一度も行かなかったは残念。

もしまだ上海に住んでいたとしたら、きっと何度も遊びに行っただろうと思います。

 

 

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上海 2年ぶりの浦西散歩

2023-08-03 00:08:03 | <上海>生活

浦東の濱江大道散歩を終えて渡船で浦西へ渡り、バスに乗って淮海中路にやってきました。

今回は初めて錦江飯店に泊まってみることにしました。

 

 

錦江飯店は1929年に完成した、上海のクラシック5つ星ホテルです。

もうずいぶん古いホテルなので、今では周囲の5つ星より安く泊まれるのも魅力です。

後ろにそびえているのは錦江タワー(新錦江大酒店)です。

 

 

格式の高い北楼の宿泊費は少し高く、低層の楠楼はリーズナブルな価格設定になっています。

庶民の私は楠楼で。。でも北向きの部屋だと北楼と中庭や貴賓楼を眺めることができます。

 

 

値段は安くなってもフロントはちゃんと5つ星っぽい対応をしてくれますし、

部屋のテレビもNHKの海外向けBS放送が映ります。

 

 

貴賓楼には周恩来、ニクソン、サッチャー、レーガン、田中角栄など、

今までに各国の首脳や教科書に名前が載るような著名人が数多く宿泊したそうです。

 

 

お隣の上海花園飯店(オークラガーデンホテル上海)も同様ですが、

都心の一等地に広い中庭のあるとても贅沢な造りです。

周辺の再開発が進む中で、このようなクラシックホテルはいつまで営業を続けてくれるのでしょう。

 

 

淮海中路と茂名路の交差点にある国泰電影も1932年に錦江飯店の経営者が建てたものだそうです。

コロナ前はまだ映画の上映もしていたような気がしますが、現在は改装中のようでした。

 

 

長楽路も少し散歩してみました。

2017年の年末からしばらくの間、錦江飯店のすぐ北側にあるアパートに住んでいたことがあります。

通りに面した建物は改装して綺麗に見えますが、通りから見えない建物はかなりボロボロです。

 

 

この周辺の古いアパートには、3階建ての縦一列に1家族が暮らすような造りになっているものがあります。

その場合、借りる部屋によっては誰が通るか分からない階段の途中に浴室があったりするので要注意です。

(でもこんな場所の古いアパートを借りる人、私以外にはきっといませんよね)

 

 

晩ごはんを済ませた後に外灘にも行ってきました。

ここでも地下鉄は使わずに、今は路線も少なくなったトロリーバスで。

 

 

外灘の古い建物のライトアップを見るのも久しぶりです。

予想通り観光客で大賑わいでした。

 

 

とにかくどの方向を向いても人人人。

でも若い人が多いせいなのか、昔のような押し合いへし合いみたいな感じではありません。

 

 

この日は少し霞がかかったような曇り空だったので、

残念ながら浦東の高層ビル群の夜景はいまひとつでした。

 

 

帰りは人民広場まで歩いてみることに。

南京東路以外の道を通ると人は多いのですがそんなに混雑はしていません。

 

 

でも、怖いもの見たさで南京東路へ。

やっぱりすごい人、夜遅くまでお店は営業していますが、

人が多すぎて誰も店の中まで入って行かないようです。

 

 

連休などの混雑時に登場する、隊列を作って交通整理する警官も出動しています。

警官隊は列を崩さず動作もピシッと揃っています。背丈も揃っています。

 

 

上海のような都会でも2年も経つと所々に変化があります。

この日は1日よく歩きました。最後の外灘から人民広場までがちょっときつかったです。

人混みにも疲れたので、街歩きはここまでにして、

翌日はまだ行ったことがなかった郊外の上海共青森林公園へ行ってみることにしました。

 

 

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