中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海 上海共青森林公園

2023-08-10 00:08:10 | <上海>生活

上海共青国家森林公園は上海の北側(楊浦区)の郊外にある大きな公園です。

森林公園と名付けられているだけあって緑がたくさんあります。

 

 

この公園の存在は以前から知っていたのですが、

上海で森林公園なんて、行ってもがっかりするだけじゃないかと思っていました。

 

 

でも行ってみてびっくり。本当に森でした。

公園の中には30万本以上の木が植えられているそうです。

 

 

杉、楠、銀杏、柳、楢、楡、紅葉、楓、ネムノキ、プラタナス、銀杏などなど。

樹木だけでも200種類あります。

 

 

以前は入園料が必要だったはずですが、今は無料になっています。

 

 

また、元々ここは1956年に造られた共青苗園という圃場だったようで、

森林公園として一般開放されたのは1986年らしいです。

 

 

ということは、ここにある木の多くは、今から37年~67年ほど前に植えられたものなのでしょうか。

 

 

木が多いと真夏でも結構涼しいことを実感できます。

水辺にある木陰のベンチで日頃の嫌なことを忘れて一日のんびりしてみたくなります。

 

 

森の中にはリスがいたり、たくさんの鳥たちの姿も見ることができます。

物陰から獲物を狙うネコさんの姿も。

 

 

園内には所々に売店があるので、食べ物や飲み物などの心配はなさそうです。

ボート遊びができる池の周りには食事のできる店もいくつかあります。

おそらく美味しいものはないでしょうが。。

 

 

池のボートは大人気。公園のあちらこちらでテント張って過ごしている家族連れの姿も多いです。

 

 

上海共青森林公園から少し北に行けばもう長江です。

黄浦江が長江にそそぐ付近から少し南側に位置しています。

浦江攬勝という場所から黄浦江も眺めることができるようですが工事中で入られませんでした。

 

 

大きな公園なので地下鉄の最寄駅はいくつかあります。

どの駅からも少し遠いので、歩くのが嫌なら路線バスに乗り換えることになります。

スマホナビを頼りに8号線の翔殷路駅から102路のバスに乗って南門から中に入りました。

 

 

帰りは西門から出たので、路線図上では10号線の国権路駅まで行けるハズの147路に乗ったのですが、

途中の国順東路営口路でこの先にはもう行かないからと、乗客全員が降ろされました。

少し歩けば8号線の黄興公園があるので大丈夫でしたが。

 

 

中日友好記念林、櫻花大道、晩櫻林では、名前からして春になると桜の花が楽しめそうです。

また、八仙花園などの花畑にも春や秋にはもっとたくさんの花が咲いているのでしょう。

 

 

今回は行きませんでしたが、乗馬の施設やバーベキュー場もあります。

また子供向けの遊園地では森の中を走る森林小火車というミニSLが人気です。

 

 

園内にはトイレの数も多く行列などを見ることはありませんでした。

上海共青森林公園がこんなにいい感じの場所だとは知らず、上海にいた時には一度も行かなかったは残念。

もしまだ上海に住んでいたとしたら、きっと何度も遊びに行っただろうと思います。

 

 

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上海 2年ぶりの浦西散歩

2023-08-03 00:08:03 | <上海>生活

浦東の濱江大道散歩を終えて渡船で浦西へ渡り、バスに乗って淮海中路にやってきました。

今回は初めて錦江飯店に泊まってみることにしました。

 

 

錦江飯店は1929年に完成した、上海のクラシック5つ星ホテルです。

もうずいぶん古いホテルなので、今では周囲の5つ星より安く泊まれるのも魅力です。

後ろにそびえているのは錦江タワー(新錦江大酒店)です。

 

 

格式の高い北楼の宿泊費は少し高く、低層の楠楼はリーズナブルな価格設定になっています。

庶民の私は楠楼で。。でも北向きの部屋だと北楼と中庭や貴賓楼を眺めることができます。

 

 

値段は安くなってもフロントはちゃんと5つ星っぽい対応をしてくれますし、

部屋のテレビもNHKの海外向けBS放送が映ります。

 

 

貴賓楼には周恩来、ニクソン、サッチャー、レーガン、田中角栄など、

今までに各国の首脳や教科書に名前が載るような著名人が数多く宿泊したそうです。

 

 

お隣の上海花園飯店(オークラガーデンホテル上海)も同様ですが、

都心の一等地に広い中庭のあるとても贅沢な造りです。

周辺の再開発が進む中で、このようなクラシックホテルはいつまで営業を続けてくれるのでしょう。

 

 

淮海中路と茂名路の交差点にある国泰電影も1932年に錦江飯店の経営者が建てたものだそうです。

コロナ前はまだ映画の上映もしていたような気がしますが、現在は改装中のようでした。

 

 

長楽路も少し散歩してみました。

2017年の年末からしばらくの間、錦江飯店のすぐ北側にあるアパートに住んでいたことがあります。

通りに面した建物は改装して綺麗に見えますが、通りから見えない建物はかなりボロボロです。

 

 

この周辺の古いアパートには、3階建ての縦一列に1家族が暮らすような造りになっているものがあります。

その場合、借りる部屋によっては誰が通るか分からない階段の途中に浴室があったりするので要注意です。

(でもこんな場所の古いアパートを借りる人、私以外にはきっといませんよね)

 

 

晩ごはんを済ませた後に外灘にも行ってきました。

ここでも地下鉄は使わずに、今は路線も少なくなったトロリーバスで。

 

 

外灘の古い建物のライトアップを見るのも久しぶりです。

予想通り観光客で大賑わいでした。

 

 

とにかくどの方向を向いても人人人。

でも若い人が多いせいなのか、昔のような押し合いへし合いみたいな感じではありません。

 

 

この日は少し霞がかかったような曇り空だったので、

残念ながら浦東の高層ビル群の夜景はいまひとつでした。

 

 

帰りは人民広場まで歩いてみることに。

南京東路以外の道を通ると人は多いのですがそんなに混雑はしていません。

 

 

でも、怖いもの見たさで南京東路へ。

やっぱりすごい人、夜遅くまでお店は営業していますが、

人が多すぎて誰も店の中まで入って行かないようです。

 

 

連休などの混雑時に登場する、隊列を作って交通整理する警官も出動しています。

警官隊は列を崩さず動作もピシッと揃っています。背丈も揃っています。

 

 

上海のような都会でも2年も経つと所々に変化があります。

この日は1日よく歩きました。最後の外灘から人民広場までがちょっときつかったです。

人混みにも疲れたので、街歩きはここまでにして、

翌日はまだ行ったことがなかった郊外の上海共青森林公園へ行ってみることにしました。

 

 

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上海 2年ぶりの浦東散歩

2023-07-27 00:07:27 | <上海>生活

少し前の話ですが、先月の端午節の連休中に久しぶりに上海へ出かけてきました。

連休だったので上海でホテルに泊まって夜景も眺めてきました。

 

 

余裕で日帰りできる上海でわざわざ宿泊したのは、

連休直前までドタバタしていて旅行の計画も立てられず、

少しだけでも旅行気分を。。ということもあります。

 

 

この2年間、浦東空港は何度か利用したので上海へ行くには行っていましたが、

真っ直ぐ空港に行くのと、空港から蘇州へ戻るかだけだったので、

上海の街中へ出かけるのは本当に久しぶりです。

 

オリジナルサイズ

 

上海の街並みも眺めたかったので今回の移動はもっぱら路線バスで。

上海駅南広場から隧道3線に乗って向かう先は浦東の陸家嘴。

 

 

まずは腹ごしらえから、最初に目指すのは上海環球金融中心(森ビル)。

 

 

ここにある日本料理屋さん、銀平でお昼の定食をいただくことに。

周りにあるレストランは銀平を含めて2軒以外、全て別の店に変わったか空き店舗になっていました。

 

 

以前はよく食べていた生姜焼き定食。

なんとなくボリュームが減った気はしますが、食べられる量も減ったので逆にちょうどよいかも。

サラダと小鉢も付いています。

もう3年ぶりぐらい銀平でしたが、1人の店員さんは憶えていてくれました。

 

 

食後に濱江大道へ。

黄浦江の浦東側にある濱江大道は川沿いに遊歩道が続く散歩にもってこいの場所。

ジョギング用の道や自転車用の道もあります。

 

 

コロナが始まって最初に身動きがとれなくなった2020年の2月ごろは、

まだ濱江大道の近くに住んでいました。

ロックダウンこそなかったものの食品を扱う店以外は全て閉まって、仕事にも行けず、

気晴らしによくここで散歩していたことを思い出します。

 

 

またこちら側からは外灘の夜景を楽しむこともできます。

個人的には、外灘から色とりどりにライトアップされた陸家嘴の高層ビル群を見るより、

濱江大道から優しい色でライトアップされたオールド上海の夜景を見る方が好きです。

 

 

上海で生活していた頃はずっと工事中で何ができるのか分からなかった、

東方明珠付近の黄浦江沿いのエリアには新しい遊歩道が完成していました。

 

 

この位置は外灘の景色を楽しむベストポジション。

もっと早く完成していたら毎晩散歩に行ったのに(さすがに毎日は行かないか。。)

 

 

東昌路まで歩いたので、浦東散歩の締めに渡し船に乗って浦西へ移動することにしました。

便数の多い渡し船ですが、連休ともあって行列ができていました。

 

 

陸家嘴巡りの2階建て観光バスの数も増えたようです。

渡船口には2台のバスが停まって客待ちをしていました。

 

 

この便の乗客は自分自身も含めてみんなお上りさん。

暑いのにみなさん2階のデッキへ一目散に駆け上がっていきました。

 

 

船を降りてから、老埠頭広場にでも行ってコーヒーでも飲むかと思っていましたが、

人混みに疲れてしまって歩く気になれず。。

再びバスに乗ってこの日予約したホテルのある淮海中路まで移動しました。

 

 

地下鉄は混みますが、休日の路線バスは空いているので休憩にもってこいの場所です。

 

 

ホテルで一休みしてから次は浦西のお散歩に出発です。

結局この日に地下鉄に乗ったのは、夜の散歩を終えてホテルへ戻るための1回だけで、

他は全てのんびりとバスで移動。窓から上海の街の景色を楽しみました。

 

 

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上海 無料の公園巡り 世博公園と後灘公園

2020-11-05 00:11:05 | <上海>生活

上海浦東にある世博公園と後灘公園は2010年の上海万博跡地にある公園です。

纏めて上海世博後灘公園という呼び方もあるようです。

 

 

黄浦江沿いに遊歩道や芝生の広場、池などが造られています。

地元の人達が散歩に来る雰囲気の公園ですが、喫茶店やマリーナもあります。

 

 

地図を見ると確かに2つの公園の名前が載っていて、

別々の公園のように見えますが実際には繋がっています。

 

 

公園の中に入ってみても、どこからが世博でどこからが後灘なのか分かりません。

たぶん、後灘公園の方が後から造られたのではと思います。

特に何かしら特徴があるわけではありませんが、

季節ごとの花が植えられたりしていて、綺麗に整備された公園です。

 

 

地下鉄の最寄駅は8号線の中華芸術宮駅が世博公園側、13号線の世博大道駅が後灘公園側です。

両方の公園を散歩するなら8号線で来て13号線で帰るかその逆になります。

公園の中や外に飲食店などが多いのは中華芸術宮駅の近くです。

 

 

湿地公園風になっているのが後灘公園です。

菜の花が植えられているので、春にはちょっとした花畑も楽しめます。

 

 

公園の中の池や小川には魚もたくさん泳いでいて、子供たちに交じって大人も魚を取っています。

ただし魚を採るのは禁止のようで保安員に見つかると叱られます。

保安員がいなくなるとすぐに魚取りを再開していますけど。。

 

 

公園の上に架かる巨大な橋は、2003年に完成した盧浦大橋。

橋の長さは750m、アーチ部分が550mで、鉄製では世界最長のアーチ橋です。

 

 

昔、この辺りは製鉄所や船の修理ドックなどがある重工業地域でした。

今でも大きなクレーンが公園のオブジェとして残されています。

 

 

製鉄所があったころの環境汚染はかなり酷かったと思われます。

現在は人工の湿地を作り、水の浄化も行っているようです。

 

 

世博公園側には大きな広場があって、後ろに上海万博の中国館、現在の中華芸術宮が見えます。

地下鉄8号線の中華芸術宮駅もすぐそばにあります。

 

 

梅賽徳斯奔馳文化中心(読めますか?”メルセデスベンツ”アリーナです)は、

元上海万博アリーナです。2011年にベンツが冠になっています。

日本の歌手やアイドルグループもここでコンサートを開いています。

 

 

上海万博があったころを思い返してみると、

その頃は、蘇州へは3ヶ月毎ぐらいに行っていたハズですが、

浦東空港で入国してそのまま空港バスで蘇州へ移動していたので、

上海市内に立ち寄ることは年に1度あるかないかぐらいでした。

 

 

ほんの数年前までは、蘇州から上海への移動ですら、

今のようにその日の思い付きで行くことは少々やっかいでした。

鉄道の切符も前もって駅で並んで買う必要があり、

比較的簡単に乗れる上海行きの長距離バスに乗って出かけたり。。

そう言えば、以前は長距離バスの乗車に身分証、パスポートも不要でした。

そんなことを思い出しながら川沿いの遊歩道をのんびり散歩して帰りました。

 

 

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上海 徐家匯にLOFT中国1号店オープン

2020-07-30 00:07:30 | <上海>生活

上海に日本の大型雑貨店 LOFTが7月24日にオープンしました。

日本のネットニュースにも出ていましたが、中国でも取り上げられていました。

 

 

仕事が終わってから夜8時過ぎごろに覗きにいったのですが、

三密を避けるためか人数制限をかけているようで入店待ちの長い行列ができていました。

 

 

場所は、徐家匯の美羅城2階です。

売り場面積はさほど大きくはありません。

品揃えは面積から考えると少なくはないかと思いますが。

 

 

おかげで?人が店舗にとどまる時間も少ないようで、

長い行列の割には大した待ち時間もなく入店できました。

 

 

私自身、LOFTには大阪梅田の店舗にしか行ったことがなく、

上海でも梅田のように複数フロアに分かれた大きな店舗なのかと勝手に想像していました。

 

 

こちらも勝手な想像ですが、

中国でも売れそうなアイテムをいくつかチョイスして持ってきました。

という感じでなのでしょうか。

女性の視点で見るとまたちょっと違うのかもしれません。

 

 

あまり攻めているような感じはしませんでした。

日本にいる時には、ちょっとこういうものは普通に見つからないし、

ネットで買って失敗するとイヤだなという時に行ってみる的な場所だったのですが。。

でも、ちょっと無駄に楽しそうな物も見つけて一安心。

 

 

中国で人気の喫茶店の喜茶HEYTEAとコラボした芒芒便利店は、

すでに売り切れになったのか、店員の姿はありませんでした。

何が売られていたのでしょう、ちょっと気になります。

 

 

日本のプレスリリースを見ると、

日本ならではの器たちをはじめ、繊細な技術が光る文房具。。(中略)

LOFTでしか買えない限定商品を豊富に揃えましたとあります。

思わず衝動買いしそうになる、冷酒を入れると美味しそうな器などもありました。

 

 

マーケティングのことはよく分からないですが、

私の思う日本でのLOFTの客層は10代から30代前半ぐらいがメイン。

日本と違って、上海に地方から出て来た若者は数人で部屋をシェアしていることが多い。

上海人のごくごく普通の若者は、結婚するまで(結婚しても)親と一緒に暮らしている。

 

 

開店初日の夜、お客さんのほとんどが20代ぐらいの普通の若者で、女性が多いように見えました。

器のコーナーにはあまり人だかりはありません。

素敵な器は自分で買うかなぁ、彼氏におねだりでしょうか、売れるのかな?

 

 

会員登録するとレジで0.5%引きになります。

買ったものはオープン記念と思われる手提げ袋に入れてくれました。

買い物袋として活用させていただきます。

 

 

上海の場合、LOFTと完全に同業の大型雑貨店はなかったものの、

日本資本で言えば似たような形態の無印良品、安いものならニトリ、ダイソーが、

もっと大型店舗で展開していたり、衣料品関係だとユニクロが圧倒的な存在感を示している中で、

ユニクロと無印良品とダイソーを足して2で割ったメイソーのような、

似たような色とロゴを付けた企業にやられてしまうことなく、

長く続いて中国の大都市ならどこにでもLOFTがあるようになってくれると嬉しいです。

是非、蘇州にもひとつ。

 

 

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