少々焦ったことはありましたが、大きな問題もなく中国を出国し無事に機上の人となりました。
上海から大阪(関空)までのフライト時間はわずか2時間ほど、今は近くて遠い国状態です。
機内で入国に必要な誓約書などが配布されます。
言わずもがなですが機内でできることを先に進めた方が入国手続きをスムーズに進められるので、
ボールペンは必ず機内に持ち込んでおく方がよいです。
今はオミクロン蔓延国などから帰国者への保健所からの電話連絡の代わりにLINEが使えるのですね。
保健所からの電話連絡がある対象者ではないし、LINEアカウントも持っていませんが。。
関空着陸後、今までと特に変わらずごく普通に降機します。
シャトルは運行していないので長い廊下を歩きます。
全ての手続きと検査が終了するまで入国はできません。
まず最初に入国質問票とPCR検査の陰性証明のチェックが行われます。
そもそも陰性証明がない人は飛行機に乗れないので簡単な確認だけです。
過去記事
入国質問票入力画面のQRコードが掲示されている場所に多くの人が並んでいますが、
事前に入力済みならここで止まらず先の受付まで進んで大丈夫です。
受付が終わると次は抗原検査、エスカレータを降りて下へ。
今まではエスカレーターを降りるとすぐに体温チェック通って入国審査でしたが、
今はそちらへは進めません。
抗原検査では検体番号と唾液の採取容器を渡されます。
唾液を使う抗原検査なので結果は30分から1時間程度で出ます。
唾が出やすいように梅干しやレモンの写真が貼ってありましたが、
梅干しを見て唾液が出せるのは日本人だけですね。
抗原検査の検体を提出すると次は誓約書など必要書類の確認、これはすぐに終わります。
おそらくここまではどなたでもスムーズに進むのだろうと思います。
最後の難関がアプリ確認。
MySOSという位置確認や健康報告用のアプリ、接触確認アプリのCOCOAを
インストールするように指示されていますが、既にインストール済みだったからなのか、
COCOAについては何のチェックもありませんでした。
ネットは空港のフリーWiFiが使えます。
もし繋がりにくければ、係の人が持っているモバイルWiFiも使えますので、
ネットに関しての心配はありません。
係の人と一緒にひとつひとつ設定と確認を行います。
MySOSのアカウント設定でパスポート番号や氏名などを登録して、
Googleロケーション履歴をON、タイムラインを有効にします。
嫌だけど当然この先待機期間が終わるまで位置情報は常にONです。
緊急連絡用のメールアドレスも登録しました。
(スマホで受信できるようになっているアドレスの方が係員の確認がスムーズです)
Android系スマホの場合は、Googleアカウントがないとどうしようもありません。。
中国国内で購入したスマホを持っていてもおそらく必要なアプリの対応は厳しいかと思います。
これらの設定ができなければ。。空港でスマホのレンタルが必要になります。
もし3月から自宅待機がなくなればMySOSも不要になるのでしょうか?
アプリ確認が終わると抗原検査の結果待ちです。
ディスプレイに検体番号が表示され、陰性が確認できれば入国手続きに進むことができます。
全てスムーズにことが進んだ場合の所用時間は1時間~1時間半ぐらいでしょうか。
中国からの到着便だったからなのか日本語が流暢な中国人スタッフさんも数多く配置されていました。
預け荷物は全てターンテーブルから降ろされて並べられています。
この日は、かわいい麻薬取締犬たちも荷物と一緒に並んでお座りしていました。
公共交通や一般のタクシーは使えないので、関空から自宅まで海外帰国者専用ハイヤーを利用しました。
中国から予約するのでメールで問い合わせが可能な複数の会社さんに見積依頼を出して決めたのですが、
どの会社さんからも丁寧で分かりやすく、注意点や待ち合わせ場所などの情報をいただきました。
ハイヤーを利用する場合、料金、時間指定の自由度、遅延時の追加料金やキャンセル料金の有無などで、
ご自身に合う会社さんを選べばよいかと思います。
2月時点ではまだ、国際便の発着は成田と関空のみです。
当然のことながら成田便が圧倒的に多く、上海~関空は週1便しかありません。
私は目的地が大阪なのでハイヤー料金もまだ安く済みましたが、
中国、四国、九州地方へお戻りの方は空港を出てからも本当に大変だと思います。
ハイヤーの運転手さんは私を下ろした後に関空へ戻り、お客さんを乗せて四国へ向かうと言っていました。
また、目的地が大阪府内のお客さんはつい最近までとても少なかったそうです。
ということは、結構な人が公共交通を利用していた可能性もあるということですよね。。