夕方5時を過ぎると(だいたい4時半頃から)、同里古鎮は無料開放されます。
今回はちょうど無料になるタイミングに行ったので、散歩してから食事もすることにしました。
同里古鎮は、周庄、用直、烏鎮、西塘、南潯と並ぶ江南六大古鎮の一つです。
宋代には既に街が形成され、元代、明代と発展してきました。
同里にある蘇州古典園林のひとつ、退思園は清代に建築された個人邸宅です。
2000年に世界文化遺産に登録されました。
池を囲む建物や回廊のすぐ下まで水があり、
水に浮かんでいるようにも見えることから貼水園とも呼ばれています。
同里古鎮の中には1000年近く前の橋も残っています。
古鎮の中心、三橋の周辺は観光客がもっとも集まる場所です。
結婚や誕生日、子供が生まれた後など、おめでたい時に、
吉利橋、太平橋、長慶橋の順に三橋を渡る風習があるのだそうです。
まだ普通に人が暮らしている通りには観光客の姿も少なく、
お年寄りたちの井戸端会議だったり、水路で洗い物をしている姿も見かけます。
18時ごろにになると、景色の良さげな席は埋まってしまうのかも、
と思って少し早めの晩ごはんにすることに。
比較的人の少ない陸家埭まで行ってみたのですが水路沿いにはテーブルが出ておらず、
レストランも営業しているのかよく分からない状態になっていました。
どこで食事をするか迷って、結局決めきれず三橋まで戻ってきました。
食事にはまだ少し早い時間でも呼び込みが始まっています。
店の当たり外れは分かりません。基本的に三橋周辺に当たりはないと思っています。
どの店もメニューはほぼ同じで、江南水郷らしい料理の写真やメニューが並んでいます。
菱の実、鶏頭米(オニバスの実)、レンコンを使った炒め物。さっぱり塩味です。
この店では水三鮮という料理名でした。菱の実と枝豆を炒めた菱角毛豆も江南水郷の名物です。
こちらは、巻貝の中にひき肉を詰めた料理、名前は忘れました。。
大きな巻貝なのでタニシではありません。ジャンボタニシなのでしょうか。
同里古鎮のレストランには、太湖三白(白魚、白蝦、銀魚)と並んで必ずこの料理もあります。
馬蘭頭(マーラントウ)を頼んだら、予想外の炒め物で出てきました。
私の好きな馬蘭頭の食べ方は、柔らかい葉の部分だけを茹でたり炒め煮にして、ご飯に合う甘辛い味付けです。
ここのは固い葉も茎の部分も一緒に炒めているので硬くて美味しくないです。これは失敗。
筍と豚肉の醤油煮込みは、蘇州らしい甘い味付け。ビールのお供にもごはんにも合います。
良く言えばとてもよく煮込まれている、悪く言えばいつ作られたのか分からないぐらい煮込まれている。
という感じです。肉は煮崩れてほぼ原形をとどめていません。
食事を終えるころにはすっかり日も暮れて古鎮に電気が灯り始めました。
レストランの水路沿い席にもお客さんが増えてきました。
無料の時間帯になってから連れて来られる団体旅行客も多いようで、
日が暮れると最も賑やかな時間帯になります。
今年の蘇州は9月に入ってもまだ日中の気温は35℃を超えていますが、夜になると少しだけ涼しくなりました。
退思園は夜になるとライトアップされ、10月末ごろまでは踊りや昆曲なども楽しめます。
同里古鎮の中にはたくさんレストランがあるのですが、未だにどの店が評判の良い店なのか分かっていません。