今回の張家界と湘西土家族苗族自治州の旅行では、
鳳凰古城から張家界へ戻ってそのまま最終便で上海へ戻る予定でした。
でも、最終便がキャンセルになったので張家界市内でもう一泊して、
翌日の午後に戻ることにしました。
(今はコロナの影響という理由でキャンセルされることが度々あります)
少々時間ができたので、景色の良さそうな場所を探しつつ、
繁華街の方へ向かって張家界市内のお散歩へ出かけてみました。
天門山は市街地に近いので、車で移動中でも少し遠くを見ると、
街中や郊外のあちらこちらから眺めることができます。
知らない場所で、時間を気にしなくてよい場合の移動には、
タクシーや地下鉄だとあまり外の景色が楽しめないので公共バスを使うことが多いです。
途中で気になるものを見かけたらすぐに降りられますし。
張家界の公共バスはご当地専用交通アプリをインストールしなくても、
支付宝の公共交通ミニアプリからでも支払いできるので便利。
(全路線OKかは分かりませんので念のため小銭を用意しておく方が無難かも)
張家界はマンション建設ラッシュのようです。
きっと今まで山が見えていた場所もマンション群で見えなくなっている感じです。
価格はここ最近で倍近く上がっているそうですが、まだまだ大都市に比べると格安です。
市内を流れる澧水河(li shui he) の夕日を眺めた後は、繁華街がありそうな場所へ移動。
散歩中に見かけた上水道マンホールにはサンショウウオらしきものが描かれていました。
中国でデザインマンホール見かけることは少ないです。
大庸府城や人民広場近くまで行くと繁華街になります。
結構賑やかで夜遅くまで人通りが絶えません。
小さなお店が通路の両側にずらっと並んだものすごく長い地下街もあります。
奥莱広場にある食材鮮鋪という湖南料理の店に入ってみました。
郷に入れば郷に従えの通り、
辛いものを食べる地方で辛くないものを頼んでも美味しくないことが多いのですが、
さすがに毎食辛い物を食べるのは閉口します。
燻製肉と筍使った料理はご飯のおかずにもおつまみにもぴったり。
筍は柔らかく、少し硬い薄切りの燻製肉との相性もいいです。
唐辛子が少し入っていますが辛さは感じません。
牛肉と玉ねぎの炒め物にも赤と緑の唐辛子が入っていますが、
ほどよい辛さでこれはビールにも合います。
湖南料理の店ですが、揚げナスや、ジャガイモの前菜など、
辛くないかほんの少し辛いだけの料理も美味しく頂けました。
翌日の飛行機は無事定刻に出発。
張家界空港からも天門山がよく見えます。
最後までしっかり景色を堪能して帰路に着きました。
張家界だったら長期で滞在してもいいかなぁと思えました。
また違う季節にでも訪れてみようかと。
他にも中国の山岳地にある有名な観光地には、
四川省の九塞溝や雲南省の大里、麗江、シャングリラなどもありますが、
現在、コロナの影響で外国人の観光が制限されておりツアーを利用することができません。
制限が解除されれば、この辺りにも是非行ってみたいです。