現在、中国全土で不要不急の外出は控えるようにと政府から通達が出されています。
幹線道路や小区(マンション)の入り口でも、検問や検温が行われています。
37.5度を超えていた場合は即登録、家族全員自宅から出ることを許されません。
こちらではWeChatの中で感染者数などの情報が数時間おきに更新されています。
日本語設定の方なら、自分→Wechat Pay→Healthで見ることができます。
旅行ブームが始まって以降、
蘇州の春節は毎年大勢の観光客で賑わうようになりましたが、
今年はもう街中閑散としています。
できるだけ外出を控えるようにと言っても、
食料品などの買い出しには出かける必要があるので、
普段は路線バスなどを利用するスーパーにも車を使って行くようにしています。
もちろん蘇州の園林や観光地も全て閉鎖されています。
ショッピングモールやデパートは営業時間を短縮しています。
いつもなら買い物客が多い、獅山路の天街も静かです。
緑宝広場は駐車場が無料で緑宝広場以外の場所に行く人も車を停めるので、
普段であれば車でいっぱいなのですが、数える程度の車しかありません。
もともと春節は物流が止まるので、食料品の種類や数は少なくなり、
従業員の給料も特別手当が必要なので値段も上がるのですが、
みなさんやはり少々警戒して買いだめしているせいか、
米や小麦粉などの店頭在庫が少なくなっているようです。
ただし値段は上がっていません。(政府の監視も厳しいのかと)
太湖大道では太湖方面への通行が制限されています。
西山へ渡る太湖大橋は住人以外の進入を禁止しているようです。
買い物ついでに新区から古蘇区の方までぐるっとまわってみました。
獅山路から西環路の高架を越えて三香路へ。
ほとんど車の通行がありません。
いつもなら渋滞するので絶対に通らない干将路へ。
ここにも車はほとんどありません。
蘇州市民も外出を控えているので、
観光客だけでなく、蘇州市民も春節に買い物に出かける観前街にも人影はありません。
平江路の干将路側の入り口。
視界に入ったのは2人だけでした。
さすがに干将路×人民路あたりは車が増えますが、
人民路も普段の1/10程度でしょうか。
何台も路線バスとすれ違いましたが、どのバスも乗客はまばらです。
これだけ人が少ないならバスに乗っても大丈夫じゃないかと思われるぐらい。。
おそらく大都市ではどこも同じような状況なのでしょう。
でも、つい最近まで蘇州の春節は、観前街周辺や西園以外、
今と似たような感じで、店も開いてないし人も少なかったのですよ。
上海のマンションでは、どこから来たかに関わらず必ず登録が必要と通知がきました。
現在、蘇州では居住者以外の立ち入りが禁止になったマンションが多いです。
また、感染者が見つかった市場などは封鎖が行われているようです。
当初、上海、蘇州など一部地域で春節明けの出勤は10日からとなっていましたが、
現在は、長春も含めほぼ全域で同様の通達がなされています。
ただし、地域によってはこれもさらに延長されそうな気配です。
詳細は確認できていませんが、上海では上海以外の場所から来た人に対して、
登録後2週間の出勤を禁止する通知もあります。(ビル毎の個別対応かもしれません)
仕事が始まれば地方から人が戻ってきて、また人出も増えるでしょうが、
そう簡単に新型コロナウイルス騒ぎは収束しないので当面要注意です。