小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

ストロー現象

2013-12-16 11:35:56 | 日記
         ス ト ロ ー 現 象   NO.262
「寄らば大樹の陰」という言葉がありますが、それは時によりけりです。
社会党が「大樹」自民党にくっついて政権に就きましたが、その結果勢力をストローで吸い取られるように吸いとられて消滅してしまいました。
ブラック企業で名高い「ワタミ」の社長は、過酷な労働条件で有名な佐川急便の運転手をしてお金を貯めて(そこまではエライ)居酒屋チェーンの開業を希望し、その道のベテランのつぼ八の社長にアドバイスを受けたところ、経験のない事業に手を出すと失敗する、俺のところで修業しなさいと修業させて、居酒屋チェーン「ワタミ」が誕生しました。
一方のつぼ八の石井社長は業容を拡大するために大手商社「イトマン」(大樹)のブランド力に頼ったために、自分が築いてきた事業やノウハウをすっかり吸い取られて破綻させられた。 つまり、大樹に頼ったなれの果てです。
本四架橋ができて四国経済はさぞ繁栄したかと言えば反対で、徳島の商店街はすっかりシャッター通りになってしまった。
このように、弱者が強者とくっつくと必ず搾取されることになるのです。
今日本の政府はアメリカ主導のTPPに参加したいと躍起になっていますが、
そんなことをすれば、日本の国力はすっかり吸い取られて、ますます貧困化することになるのです。
「寄らば大樹の陰とかいう言葉が 幅をきかせているようでございます。」
「楽をしようという心が人間をダメにするんじゃないでしょうか」
(美空 ひばり 「残侠子守歌」より)
コメント
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