過 不 足2 NO.252
物資が乏しかった戦中の標語にこんなものがありました。
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」つまり「工夫」(くふう)をして不足を補えということでした。
でも、いくら庶民が知恵を絞っても慢性的なモノ不足は覆いようもなかった。
庶民はそこでささやかな抵抗の意思を示す行為として、知恵のある人が落書きをして溜飲を下げた。
曰く 「足りぬ足りぬは「夫」が足りぬ」。 国が夫を戦地に駆り出すものだから「夫」が足りないんだという抗議だった。
ところで、銀行などで毎日収支を合わせなければならない職場では「余るあまるは足りぬもと」ということをいう。
現金の収支が合わないでお金が余るような場合、精査するとどこかに不足があって、かえって金額が足りないという場合が出てくるという意味です。
「足りぬ足りぬは余るもと」とは聞きませんが、確かに「余るあまるは足りぬもと」と言うことは言い得るのではないかと思います。
超が3つ付くと言われたバブル全盛期、金余り現象でお金があふれ(庶民には関係なかったが・・・)、日本の国土を売却すればアメリカの国土を4つ買えるなどと言われましたが、それがハジけて金不足の超デフレになってしまったではありませんか。
そして今日のアベノミックス・バブル。
お金(や国債)をバンバン印刷して「余るあまる」の状態にしていますが、こんなことが長続きするワケがない。
そのうちにきっとこの政策は破綻して、お金も・自由も・国民の権利も・政治家の矜持も何もかも「足りぬ足りぬ」の状態になってしまうのではないかと杞憂しています。
物資が乏しかった戦中の標語にこんなものがありました。
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」つまり「工夫」(くふう)をして不足を補えということでした。
でも、いくら庶民が知恵を絞っても慢性的なモノ不足は覆いようもなかった。
庶民はそこでささやかな抵抗の意思を示す行為として、知恵のある人が落書きをして溜飲を下げた。
曰く 「足りぬ足りぬは「夫」が足りぬ」。 国が夫を戦地に駆り出すものだから「夫」が足りないんだという抗議だった。
ところで、銀行などで毎日収支を合わせなければならない職場では「余るあまるは足りぬもと」ということをいう。
現金の収支が合わないでお金が余るような場合、精査するとどこかに不足があって、かえって金額が足りないという場合が出てくるという意味です。
「足りぬ足りぬは余るもと」とは聞きませんが、確かに「余るあまるは足りぬもと」と言うことは言い得るのではないかと思います。
超が3つ付くと言われたバブル全盛期、金余り現象でお金があふれ(庶民には関係なかったが・・・)、日本の国土を売却すればアメリカの国土を4つ買えるなどと言われましたが、それがハジけて金不足の超デフレになってしまったではありませんか。
そして今日のアベノミックス・バブル。
お金(や国債)をバンバン印刷して「余るあまる」の状態にしていますが、こんなことが長続きするワケがない。
そのうちにきっとこの政策は破綻して、お金も・自由も・国民の権利も・政治家の矜持も何もかも「足りぬ足りぬ」の状態になってしまうのではないかと杞憂しています。