孝 行 NO.325
親孝行を奨励し孝行者に褒美を与えるなどを勧めたのは徳川吉宗です。
親孝行がいいことは、誰も異論はないでしょう。
でも、吉宗が親孝行を奨励したのは、高齢者の救恤*費用を少なくて済むようにするための戦略でした。
親孝行を美徳とし、娘がわが身を遊郭などになげ売って、親の療養費を捻出することが当たり前とか、時には美談とされたのです。
安倍さんが道徳教育の必要性を説き、自助努力を奨励するのは吉宗流の責任回避・為政者の怠慢のほかなりません。
それでも、昔は人生50年と言われてまして「親孝行したいときには親はなし」でしたが、現代は長寿社会で、しかも「子」の方の生活維持が大変な時代。 現実は「親孝行したいけれども余裕ない」のです。
大企業の法人税を限りなく引き下げる一方、国民の懐をねらって消費税を引き上げる、年金を引き下げるなど吉宗を上回るインチキを推し進めている。
*救恤(きゅうじつ)困っている人に見舞い品などを与えて救うこと。
広い意味の社会保障費。
親孝行を奨励し孝行者に褒美を与えるなどを勧めたのは徳川吉宗です。
親孝行がいいことは、誰も異論はないでしょう。
でも、吉宗が親孝行を奨励したのは、高齢者の救恤*費用を少なくて済むようにするための戦略でした。
親孝行を美徳とし、娘がわが身を遊郭などになげ売って、親の療養費を捻出することが当たり前とか、時には美談とされたのです。
安倍さんが道徳教育の必要性を説き、自助努力を奨励するのは吉宗流の責任回避・為政者の怠慢のほかなりません。
それでも、昔は人生50年と言われてまして「親孝行したいときには親はなし」でしたが、現代は長寿社会で、しかも「子」の方の生活維持が大変な時代。 現実は「親孝行したいけれども余裕ない」のです。
大企業の法人税を限りなく引き下げる一方、国民の懐をねらって消費税を引き上げる、年金を引き下げるなど吉宗を上回るインチキを推し進めている。
*救恤(きゅうじつ)困っている人に見舞い品などを与えて救うこと。
広い意味の社会保障費。