骨 肉 の 争 い NO.311
嫁と姑はどうしてこんなに仲が悪いのかと思うほどの事例です。
ちょっとした資産家でした。 爺さんはすでに死去・ばあさんには2人の息子がいましたが、そのうちの頼りになる息子が肝臓がんにかかり余命あとわずかと医師に宣告された時点で、爺さんが残した遺産をまだ相続していないことに気づき、このままでは息子が死んだら爺さんの財産を「嫁」に取られると思ったのです。
嫁に「離婚」を迫り、孫を置いて家を出るように親戚筋や出来の悪いもう一人の息子と謀って、考えられないような「いじめ」を挙行しました。
嫁はイジメに耐え忍びましたが、まもなく夫は死去しました。
すると姑などによるイジメはさらに強烈になり、家のカギを勝手に取り換えて嫁を家に入れないようにしたり、夫の残した住宅ローンを払え! 息子(夫)が家を建てるときに「貸した1000万円」を返せ!・・・など次々と難題を吹っかけて来ました。
生命の危険を感じるということでしたので、一旦郷里に帰り訴えを起こすようにアドバイスしました。
訴えは 1 債務不存在の確認訴訟(借金なんかない)。 2 爺さんの遺産が何かを確定する訴訟(遺産の確認訴訟) 3 その爺さんの遺産を孫に代襲相続させる(遺産分割請求訴訟)
以上の3件は併合して審理されまして、足掛け3年かかって和解が成立しました。
1 については、息子が家を建てる際に親がお金を出したとしても、契約書面がない限り「贈与」だから返済すべき理由はない。
2 爺さんの遺産はいずれ婆さんが死んだときに相続するんだから、今般の訴訟では審理しない。
3 居住用不動産は婆さんが継承する。 住宅ローンは婆さんが他の金融機関から借り入れて返済する。 という条件でした。
嫁と姑はどうしてこんなに仲が悪いのかと思うほどの事例です。
ちょっとした資産家でした。 爺さんはすでに死去・ばあさんには2人の息子がいましたが、そのうちの頼りになる息子が肝臓がんにかかり余命あとわずかと医師に宣告された時点で、爺さんが残した遺産をまだ相続していないことに気づき、このままでは息子が死んだら爺さんの財産を「嫁」に取られると思ったのです。
嫁に「離婚」を迫り、孫を置いて家を出るように親戚筋や出来の悪いもう一人の息子と謀って、考えられないような「いじめ」を挙行しました。
嫁はイジメに耐え忍びましたが、まもなく夫は死去しました。
すると姑などによるイジメはさらに強烈になり、家のカギを勝手に取り換えて嫁を家に入れないようにしたり、夫の残した住宅ローンを払え! 息子(夫)が家を建てるときに「貸した1000万円」を返せ!・・・など次々と難題を吹っかけて来ました。
生命の危険を感じるということでしたので、一旦郷里に帰り訴えを起こすようにアドバイスしました。
訴えは 1 債務不存在の確認訴訟(借金なんかない)。 2 爺さんの遺産が何かを確定する訴訟(遺産の確認訴訟) 3 その爺さんの遺産を孫に代襲相続させる(遺産分割請求訴訟)
以上の3件は併合して審理されまして、足掛け3年かかって和解が成立しました。
1 については、息子が家を建てる際に親がお金を出したとしても、契約書面がない限り「贈与」だから返済すべき理由はない。
2 爺さんの遺産はいずれ婆さんが死んだときに相続するんだから、今般の訴訟では審理しない。
3 居住用不動産は婆さんが継承する。 住宅ローンは婆さんが他の金融機関から借り入れて返済する。 という条件でした。