小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

お墓2

2014-02-16 06:51:53 | 日記
          お   墓   2  NO.323

 知人のOさんは福島県の出身で、昭和20年代に集団就職で大阪にやって来ました。
Oさんは素封家の出身でしたが、親の代で事業に失敗して没落し、両親も早世したので一人ぼっちになってしまいました。
貧乏になると親戚付き合いは希薄になるもので、誰もOさんに暖かい手を差し伸べてはくれませんでした。
Oさん自身結婚しましたが子供に恵まれずO家はOさんの代で途絶えてしまう見込みです。
ところが郷里には石室が4.5畳、墓碑は6尺豊かな立派なお墓がある。
このお墓が先の震災で倒壊しまして、お寺から「何とかしてほしい」との連絡がありました。
復元するには数百万円はかかるが、年金生活をしているOさんにとっては、そんな大金はないし、また、仮にお墓を修復したって誰も面倒を見る者がいない状態です。
最近こういう事例に似た内容のお話をよく聞きます。
そういうお話を聞くと、お墓なんか作らない方がいいのではないかと思います。  仏壇だってそうです。 
親が信じた宗教をその子が継承すべき理由はありません。  
信教の自由は憲法に定められています。
ですから、もし、そういうものが身の周りにあったのならば、自分の代でキチンと処分をしておくべきではないでしょうか?・・・
そうしないと、子供や孫に迷惑をかけることになる。
なんて言うと「バチ当たり!」と叱られそうですが・・・。
コメント
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