27.03.03 大 政 奉 還 NO.722
安倍内閣は天皇に「大政奉還」すべきではないか? 天皇制の是非については、歴史的背景から観て
賛否両論はあるでしょうが、歴代の天皇は時〃の権力に利用され・無視され・時には使い捨てにされた
感があります。
昭和天皇を見れば明白です。 軍閥に利用されて「現人神」(あらひとがかみ・・・現に生きている神)など
と祭り上げられて、無謀な戦争に加担させられて、危うく責任を取らされて命を取られるところであった。
そういう反省があるからなのでしょうが、平成天皇は被災地福島を訪問して被災者見舞われたり、81歳
の誕生日の「お言葉」も戦争の愚かしさ・平和の尊さ・憲法の重要性を述べておられる。
これは、政治に関与できない立場の現天皇としては、ギリギリの訴えであって、国民の良識を代弁してい
るものであると考えられる。
一強多弱の政治体制の運命はどういう結果になるのかということは、歴史的に明白であって、今の安倍
内閣は戦前の東条内閣と似て、奈落の底に向かって突き進んでいる状態ではないか。
この際一旦は大政奉還して退き、暫定天皇制を設けてその一定の期間内に選挙制度を改正して1票の
格差(不平等)を是正し、諸悪の根源である小選挙区選挙制度を廃止して,もっと合理的な国に改革す
べきではないだろうか? そのために天皇にひと肌脱いでいただくってことはどうでしょうか?
*崖っぷち国家「日本の決断」孫崎亨Xマーテイン・ファクラー著 日本文芸社を一部参考にしました。