27.03.07 市 長 無 罪 NO.726
美濃加茂市長の「汚職事件」は市長無罪ということで決着しましたが、起訴された事件の99.9%が
有罪判決となる、我が国の裁判システムでの無罪判決は「針の穴をラクダに乗って通る」と比喩され
るほど稀有な事例です。 でも、そもそもこの「事件」は最初から無謀でした。
犯罪の存在を示す唯一の証拠が、詐欺犯のウソの供述だけであり「若いクセに生意気」という旧主
勢力の標的となって妬まれていたことと、絶対多数の民衆の支持を得た首長の誕生を快く思わない
時の権力の利害感情が一致してねつ造された冤罪事件だったのです。
逮捕勾留することによって、実質的に市長職を無能力にして人気者を貶めんとする邪悪な陰謀だっ
たのです。 でも、藤井浩人市長は厳しい長期間の勾留耐え、検察が描いた邪悪なストーリーに
乗って犯罪を認めるなどという安易な姿勢を取らずに、厳として無実を主張し続けた精神的な強さ
が、この判決を勝ち得た原動力なったものと思われます。
でも今まさに「気に入らない奴」を抹殺するという事例が、日常の茶飯事として展開されているよう
に思えてなりません。 民主主義が危機に瀕しているという感じがしませんか?
*「虚構の法治国家」郷原 信郎著 を参考にしました。