27.06. 02 神 NO.814
6月1日午後7時30分頃に兵庫県を震源とする、体感する程度の地震がありました。 20Kgの物を
動かすのも苦痛なわが身に較べ、この地震のエレルギーってどれほど巨大なものなのか想像もつき
ません。 古来、日本人は山の神・海の神・大木ですらご神木などと崇(あが)め、あまねく自然界に存
在するすべての物を「神」と畏敬の念を捧げてきたものでした。
一方、西洋人的発想としては「エベレスト」を征服した、とか、7つの海を制覇したなどと、畏(おそれ)多
くも自然を「征服」・「制覇」など言う感覚をで捉えています。
どちらが良いとか・良くないとかは価値観の問題ですが、実際には科学がもっとも進んでいるアメリカで
さえ、ただ一つのハリケーンや竜巻すらも制御できていません。 にもかかわらず人間の手におえない
「神の火」である原子力を弄(もてあそ)び、スリーマイル島の事故にもかかわらずそれを手放そうとはし
ていません。 その点ドイツは賢い。 さっさと止める決断をした。
そして、いまだにアメリカの忠犬ハチ公みたいな日本人は先達の苦い経験(広島・長崎・「福島」)にもか
かわらず、神(悪魔?)の火を手放そうとしていません。 人間が神を超えるってことはあり得ないのに・・・。