27.06.23 円 キ ャ リ NO.834
いまの日本の預金金利は史上最低レベルの低金利政策が採られています。
1年間預金の引き出しを制限される定期預金の金利は0.025%つまり、100万円を1年間預けた預金
の利息がたった250円で、税金を10%取られますから、手取りは225円にしかなりません。
そんなに低金利でも、素人には他に運用する手段がないから(あってもリスクが高い)仕方なく銀行に預
ける関係上、高齢者の預金を中心に数百兆円にも及びます。
その上、異次元の金融緩和という暴挙が採られていて、お金が有り余って仕方がない状態です(私たち
庶民にはとどきませんが・・・)。
優良な大企業はそもそも借金をする必要がないし、お金を借りたい中小零細企業には返済能力に問題
があって、銀行は貸さないかまたは貸す場合だって、結構高い金利を取られます。
その矛盾した状況を狙っているのが外国の投資家たちです。
タダ同然の安い金利で日本の円を借りて、何に使うのかと言いますと日本の「株」を買うのです。
(これ「円キャリトレード」と言います) 外国の投資家がそうやって日本の株をどんどん買うものですから
当然株価は上がります。 株価が2万円にもなっているのはそのためなのです。
決してアベノミクスの効果があって景気が回復してそうなっているのではありません。
・・・続く