27.06.25 常 識 と 非 常 識 NO.836
「日本の常識は世界の非常識」と言いますが、日本では人を騙すより騙される方がまし、というカルチャー
があります。 でも、世界の常識ではだまされる方が馬鹿なのです。
素人が投資セミナーで聞いた「ガセネタ」を信んじて有り金をはたいて、株式の投資をする頃は、株価はも
はや高原状態ですからたちまち暴落します。
素人は、もっともっと下るのではないかと狼狽して、大損を承知で持ち株を投げ売りするのです。
これが株の売買市場(鉄火場)の実態なのです。 恋は盲目と言いますが、株に手を出した人も盲目状態
になります。 「俺は違うんだ!」となんの根拠もなく、突き進み無一文になってしまうのです。
だまされているのも知らないで、・・・株価が天井に達した場合、外人投資家は株を売却して利益を上げて
、円キャリで借入れた借入金を返済します。 元手がなしで稼いで金儲けをしているようなもの、でも、
株価が暴落しないように(暴落すれば日本の政府が困る)から国は国民の貴重な財産である年金基金か、
30兆円もの資金を投入して買い支えをしているのです。 また、株価がもっと高原状態になれば、外人
投資家は日本証券金融などから「株」そのものを借り入れて、一斉に売りに出します(売り建玉・・・たてぎ
ょく、と言います)。 そうすると株価は下落します。
下落させることが目的なのです。 株価が底値になった時点で買戻し(利益を上げて)その株を返済するの
です。 自分が持っていないものを借りて売るのですから「空売り」と言います。 日本の株式売買の60%
以上は、このような外人投資家(バクチ打ち)による売買です。
つづく・・・。