30.04.02 ラ イ オ ン NO.1847
京都にある京都市動物園にも・神戸にある王子動物園にも・大
阪の天王寺動物園にも「ライオン」がいますが、それぞれのライ
オンにはいささかの違いがあるのです。
天王寺動物園のライオンは「ライオン」で「ラ」強く言うのです
が、王子動物園では「ライオン」で「イ」を強く言いますし、京
都市動物園では「ライオン」つまり「オン」を強く言うのです。
動物園を訪れている人に聞いても、その答えは異なります。
王子動物園で「あの檻の中にいる動物はなに?」・・・と聞きま
すと「ライオン」やろう、そうやろ!と同意を求めます。 京都
市動物園の観客に同じことを聞きますと「ライオン」と違います
かえ~・・・と断定しません。京都人は物事をはっきり決めつけ
ません。 天王寺動物園で同じことを言うと「そんなもんライオ
ンに決まってるやろ!あんな猫おらんで~・・・となります。
つまり、同じライオンでもそれだけの違いがあるのです。」