30.04.28 桃 太 郎 NO.1873
日本の民話「桃太郎」が、もし日本になかったなら太平洋戦争は起こっていなかったかも
しれない。 この物語は進取的で・英雄的で童話として面白いものと言うことになってい
るが、いきなり鬼が島征伐に行って金銀財宝・サンゴ・錦を略奪してくるという軍国主義礼
賛の物語で「鬼」さん側の事情はまったく配慮していない。
子供たちはこういう話を聞かされて知らず知らずのうちに「強盗思想」を涵養されるのです。
多くの国民がそういう教育を受けてきたものですから、戦争して外国から必要な物資を略奪
する「戦争」を支持したのでしょう。
この話は、いまどきのサヨク系の学者が言っているのではなく、明治27生まれで、軍国主
義が日本中を覆っていた時代に生きた「漫談家」である、徳川夢声氏が書いているのです。
*「話術」徳川夢声著 新潮文庫 より抜粋しました。