30.04.14 マ ゴ に も 衣 裳 NO.1859
「襤褸(ぼろ)は着てても心は錦・・・」と水前寺清子は歌っていますが
襤褸は襤褸です。 昔ある喜劇俳優が乞食スタイルの襤褸を着てあるデパ
ートに入ろうとしたところつまみだされました。
その時、実は私は喜劇役者の○○というものです、たわむれにこういうこと
をやっているのです・・・と名乗ったのですが、誰も信用してくれません
でした。
そういえば、15年後ほど前に「有栖川の宮」という皇族の名を騙って、
戴冠衣装に身を包みそれらしき言葉を使って、芸能界の著名人を誘ってパー
テイを開いてご祝儀(金銭)を騙し取ろうとして、何回目かに化けの皮露見
して、詐欺容疑で逮捕された男がいました。
このように、マゴにも衣裳(マゴは「孫」ではなくて「馬子」・・・馬引き
人足)で、立派な衣裳をさせておればそれらしく見えるという意味。
そういう社会的な風潮があるから、だます人・だまされる人がでる。
本当の有徳人はブランド品を欲しがったり、キンキラキンに身を飾ったりは
しません。
人は外見で判断すべきではなく、その言葉と行動によって評価すべきではないでしょうか・・・。
なかなか難しいことですが、外見ばかり見ているとコロッと騙される。