30.04.30 カチカチ山 NO.1875
「カチカチ山」だってそうです。 忠義なウサギがタヌキをだまして背中におおやけどを
おわせ、その妙薬だと偽ってひりひり痛むカラシを塗ってやる。 ほとんどサデイズム。
さらに騙して泥の船に乗せて(沈没させて)殺してしまう。 タヌキは実に非道い目にあ
うのです。
日本人はだれも執念深く復讐心に取り付かれ、「主」のためならば如何に卑劣な手段をとっ
ても構わないという「野蛮性・封建制」を充満させている。
こんな話を児童の時から聞かされて育ったのだから、「民」は大虐殺を「屁」とも思わない。
また、原爆の様なホロコーストを受けても「しゃ~ない」と思うような無感動な人種にな
ってしまったのではないだろか?
戦時中、日本人は西洋人を指して「洋鬼」(ヤンキー)と言いましたが、一方で中国人・朝鮮
の人からは「東洋鬼」(トウヤンキー)と言われていました。
*「話術」徳川夢声著 新潮文庫 を参考にしました。