小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

S子

2015-03-26 19:04:47 | 日記

         27.03.27      S     子     NO.747

「社長 あの子だけはやめときなはれ」とママに言われると、引き抜き防止のために予防線を張っている

と邪推し余計に未練が募る。  一流会社の重役がそのS子を見初めて足しげく通い、結婚まで考えた

というS子。 私が見ても確かに教養も品格もあって魅力のある女性だった。バブル期の北新地のお話

です。   でも、盗癖があることが発覚してその会社重役が遠去かったS子。

お客さんがトイレに行っている間に、背広のポケットにある財布から数万円を常習的に抜き取っていた

のです。 そういうことがばれて謹慎中の「要注意人物」だったのでした。

親友のTがそのS子を見初め、彼女が抱えていたお店の借金を肩代わりしてやって、自分の会社の

「事務員?」として引っ張りこんでご満悦だっだ。

あるとき、T君がトイレに行ってる間に財布からクレジットカードが抜き取られ、その日のうちに300万円

ほどの買い物をされたことがあった。   また、社員旅行の際どうしても用事があって2~3時間遅れる

というので別行動を取らせたところ、実はその間に誰も居ない会社に巧妙に偽装して泥棒に入り、金目

のものを根こそぎかっ攫らって行ったという「実績」もあった。

「だからいわんことやない!」とたしなめても、「あの子にはそうせんとアカン事情があるのやろう」・・

・とかばうT君の顔には疲労感が漂っていましたが、それでもどうにもできないT君はほとんどビョーキ。

魔性の女という言葉がありますが、天災的なウソつきと盗癖は治らない!

青酸化合物を飲ませて10人以上もの高齢者を殺害したという、筧 千佐子という人がいますが、あの人

も若いころはきっとこのS子みたいだったんだろうな・・・

*  気イ つけやあんたのことやで その命


少子化2

2015-03-25 19:43:40 | 日記

        27.03.26      少  子  化         NO.746

少子高齢化が危機だと叫ばれています。 確かに子供の数は少なく反対に高齢者の数が相対的に増加

して生産人口が激減し、このままでは外国から移民を受け入れなければならないという人もいますが、

そうでしょうか?      引きこもりなどの原因で働かない若者が100万人もいるといわれています。

これは社会のシステムが歪んでいるために、働く意欲が湧かない・働くとしても人を人とも思わず奴隷の

ようにコキ使うブラック企業のような企業しかなく、現実には働く場所がないということではないでしょうか?

これらの引きこもりの若者を研修や環境の変化を実現して、うまく仕事に結びけることが出来れば、労働

人口の改善につながるのじゃないでしょうか。

ボランテイア活動で高齢者のお宅を訪問する機会がありますが、白昼暗闇にした部屋で40~50歳代の

青年が閉じこもっているケースを見受けます。  年金生活の親に養ってもらっているのです。

どんなひとでもいろんな問題を抱えているのでしょうが、彼らが活動する場所がない社会こそ大きな問題

ではないかと思います。

*日本の大課題「子供の貧困」 池上 彰 著を参考にしました。


ボランテイア

2015-03-24 19:18:05 | 日記

       27.03.25     ボ ラ ン テ イ ア      NO.745.

  国語辞典によると「社会事業のため無料で奉仕する人」と書いてある。公園の草刈り・便所掃除

学童の通学路安全補導・貧困者の命のサポート・PTAや地元自治会の役員や民生委員も、このボ

ランテイアに加えてもいいと思う。    でも、それは無償の奉仕であるからこそ尊いものであって、

それを何年かやって来たんだから、その見返りに高額な報酬をもらえる「議員」になって、元を取ら

せてほしいというのはちょっと違う。

そんなこと言うんだったら、そもそも「ボランテイア」活動にかかわる前に、私はこの活動をするのは

何年か先に「議員になりたいから」である、と宣言しておくべきだろう。

そうしないと、料金を明示しないで後から法外な料金を請求するボッタクリバーと同じじゃないですか!

大体議員の報酬は北欧の先進民主主義国の議員に比べて高すぎはしませんか?

高度に発展した民主主義国では議員そのものがボランテイアであって、普通のサラリーマンの年収

と変わらない。     だから、フィンランドでは「議員の腐敗」なんて考えられないと言われている。

腐敗しまくって腐肉に蝟集するハイエナみたいな我が国の議員なんて気味が悪い。 

あまり近づかないで頂きたい。       選挙広報はそういう視線で見たい。


蛸壺化

2015-03-23 19:14:11 | 日記

          27.03.24      蛸   壺   化      NO.744.

最近「人の話を聞かない人がいて困る」という話をきく。   その真骨頂が安倍総理です。 衆議院を解散

して「この道しかない!」とアベノミクスを訴え続けたが、景気が回復してるという実感がなく、経済評論家

などの解説を読んでも、円安の影響で物価は上昇しているのに、賃金はそれについて行かず実質的には

賃金が下がり続けている。

でも、自分の意見に賛同しない人の話は一切聞かず、自分の言いたいことだけを言っている。

目の前の現実を直視しようとせず、問題を指摘するような他人の意見に耳を傾けない。  同じ意見を持っ

た者同士・仲良しグループだけで意見を交換して、それ以外の人の意見を受け入れようとしない。

ある意見を正しい思い込み、その思い込みを守りたいからこそ、他人の意見をますます聞かなくなるという

悪循環に陥っている。   これを精神科の領域では「蛸壺化」という一種の病気。

家柄・役職・経済力・権力・などのお陰で、本人の実際の能力よりも特別に扱われてきた世襲体制の企業

経営者や政治家、生まれた時から「後継ぎ」として周囲からチヤホヤされて来た「おぼちゃま」「お譲ちゃま」

の場合、自己愛も特権意識も強すぎて、他人の意見が聞けないのだ。

自分の意見に反論されるとカーッと激高もする。だからこんな人には何を言っても通じないし諌言は無力だ

(ビョーキだから)。 失敗して痛さが解るまで、なんとかに「付けるクスリ」はない。   困ったもんだ!

*「他人の意見を聞かない人」片田 珠美著 角川新書を参考にしました。 


こたはん

2015-03-22 20:07:41 | 日記

        27.03.23      こ た は ん       NO.743

私が少年時代に過ごしたのは「住吉新地」という遊女街で、我が家の隣家から全戸97軒の遊女屋

がありました。  戦禍の深刻な住宅難という事情もありましたが、生活の足しにするためにわずか

な期間でしたが、狭い我が長屋に一人の遊女を下宿させていました。    その遊女の源氏名が

「小太郎さん」通称「こたはん」と呼んでいました。 大阪弁で何々さんというのを、なになに「はん」

と云いました。 「イトはん」(末の娘)もそうですし、京阪乗る人「おけいはん」というコマーシャルが

あるでしょう。  その「こたはん」のことです。

当時の遊女は、時代の流れでやむに已まれぬ事情でそういう境遇に落ち込んだのでしょうが、

「こたはん」は昼間我が家の仏壇の前で熱心に経を唱えていました。

ほかにも、源氏名で「カネマルはん」当時としては珍しいハーフ嬢の「ひばりちゃん」という遊女も

お経を唱えに来ていました。 「こんな女に誰がした!」・・・やむに已まれぬ心境だったのでしょう。

昭和31年売春防止法の施行に伴い、街の柳並木も雪洞(ぼんぼり)も撤去されて、普通の町に

なってしまいましたが、その後彼女たちの身にどんな変化があったのでしょうか?・・・今どこで・

どうやって生きているのでしょうか?