小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

16桁

2015-07-22 19:58:44 | 日記

          27.07.23         16    桁      NO.864

  いまはどうだか知りませんが、10年ほど前の珠算日本選手権の暗算部門の最終戦は16桁の暗算

でした。 これをソロバンを使わないで頭の中で計算するのです。

私が中学生のころに冷やかしで出場した、珠算日本選手権の大阪予選の暗算部門の最終競技の桁数

は6ケタでした。 だから、人間の頭脳の発達はまさに驚異的というべきでしょう。

近年の暗算競技は、音声による読み上げでは間に合わないので、電光掲示板に数字を点滅させる方

法が採られているという。

ソロバンを頭の中に思い浮かべて操作していては到底間に合わないでしょうから、瞬時に反応するコン

ピューターのような頭脳でないと、対処は不可能でしょう。

また、人間の能力では達成不可能と言われていた珠算の10段に合格者が出ました。  これは1級の

検定試験問題を規定時間内に200%正確に答えなければならない過酷な戦いです。

それをクリアーするということは、すごいというほかない。  囲碁の世界でも、本因坊(名人位)クラスに

なると、平安時代からの名勝負の手順2000局位を頭の中に入れ、それを再現できると言われていま

す。 これもまた凄いというほかありません。でも、彼らは幸せかと言えば、それはどうだか解りません。

ないものねだりのスッパイ葡萄かもしれませんが、凡人は能力の範囲内でやって行くしか仕方がない。

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逃げの住友

2015-07-21 18:14:25 | 日記

       27.07.22       逃 げ の 住 友      NO.863

 いまはSMBCとなっている旧住友銀行のことでした。 融資先の経営が危ないと感じたらさっと貸金

の回収にかかる。  つまり、逃げ足が速いということ。  貸し渋りは当然、継続(運転)資金だって同

じこと。  事務処理上の都合で一旦全額を返済して下さいなどと言って返済させ、返済をすれば引き

続き融資してくれそうな素振りを見せるが、返済すれば手のひらを返したように絶対に融資はしない。

取引き先からなんらかの振り込みがあった場合には、その企業の資金繰りや信用問題も顧みず勝手

に「回収」してしまう。 そのために行き詰まった会社も数知れません。

訴訟しようにも不渡りを出した企業が、時間と費用を掛けて大銀行と戦うことなんて蟷螂の斧みたいな

もの。  銀行は住友のみならず「金貸し」体質だから、企業人たるもの銀行を頼りの経営をすべきでは

ありません。 「銀行は天気の良い日に傘を貸し 雨が降ったら返せと言ってくる。」(マーク トウエイン)

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申し訳ない

2015-07-20 20:49:48 | 日記

           27.07.21        申 し 訳 な い       NO.862

 アメリカ人は交通事故を起こしたって、決して自分の方が悪かったと謝らないのが定説だそうだけれど、

相手が負傷していた場合など、どちらが悪いとかどうだとかという問題ではなく、遺憾の意を表明したり

することや、病院で、もはや手の施しようのない患者が死亡した場合など、医師個人や医療機関が間

違いを犯したかどうかは別として、相手の気持ちを和らげる意味からも「申し訳ありませんでした」という

方がうまく行く時にまで、それを言わずに自分の正当性を声高に主張すると、市民社会はうまく行かない。

そういう場合に「申し訳ありませでした」と言うのは、人倫に叶ったことであまねく敷衍されることがアメリ

カ社会でも期待されるようになった。

そういう「申し訳ない」は罪を認めたことにならないという「法理」を法制化している州もあると聞く。

だから、我々だって過失の有無にかかわらず相手が気の毒な境遇に陥った場合には「申し訳ありませ

ん」は言っても良いでしょう。 だって、「申し訳ない」は申し訳(弁解)しないと言うことであって、「済みま

せん」という意味ではありません。

「済みません」は文字通りこのままでは済ましません、きちんと「落とし前をつける」と意味だから「申し

訳ない」を言っても「済みません」は軽々に言うべきではない・・・と思う。

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三代目

2015-07-19 20:19:14 | 日記

         27.07.20        三  代  目       NO.861

 「売り家と唐様で書く3代目」とか「親苦労息子楽して 孫乞食」など、とかく商売は3代続かないのが世の

常らしい。 それはそうでしょう、一代で30年続く企業だって潰れる企業の数からみれば、そう多くはない

でしょう。    ・・・で10年前のこと、昭和8年創業で以来73年周年を迎えた料理店が閉店となった。

経営者は3代目、そこに勤めていた雀友のM氏は、この就職難の時代に新たな職場を捜さなければなら

ない運命に見舞われ気の毒千万でした。 そのために20年続いたマージャン会を解散せざるを得なくな

った。 まあ、マージャンなんでどうでもいいけど、世の中常に地殻変動しており、誰の仕事だっていつ崩

壊するのかもしれません。  自分はもう、仕事は卒業したから良いようなものの、今の若い人は気の毒

というほかない。 もう一度人生をやり直してもいいよ…って言われたって、もう2度とやりたくありません。

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Fさん

2015-07-18 21:20:50 | 日記

        27.07.19         F  さ  ん       NO.860

 わが社の協力業者にFさんという人がいました。 いつもニコニコして邪気がなく、腰も低いので誰から

も文句のつけようがない。  ちょっとうるさい住民や市会議員いる地域での仕事でも、問題になること

はほとんどなかった。

文句が出てくれば事業主体である自分が出て行く必要がありますが、そういうことにならないので、仕

事は順調に進むことがうれしい。  「無刀取」と言って剣の達人は剣を持たないで、相手を屈服させる

のが究極の術と言いますが、まさにその域でした。

こういう術策はちょっとやそっとの修行では身に付くものではないでしょう。  関わりのある間にその極

意を聞いておくべきだった。    でも、案外ひと肌脱げば背中一面に桜吹雪のマンガが書いてある・・

なんてことも、もしかしたらあったのかもしれない。

肚(はら)の座った人こそ、本当はコワイものです。

 

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