R -04.08.08 権 利 証 NO.36104
数年前のこと、会社経営をしているNさんから相談を受けた。
甥が金を貸してほしいと言って来たので、何か担保を出せと言ったら、自宅
の権利証を持ってきたので、それを預かり３00万円貸したがたが、一年たっ
ても１円も返さない、何とかできないかという相談です。
悪いけど１円も取り返えせないでしょう・・・と言い、念のためにと思って
法務局の登記簿謄本を閲覧すると、その不動産の評価をはるかに上回る金額
で、３番抵当まで付いている。 大体、権利証と交換に金を貸すと言うセン
スが間違いです。 権利証って大事なものですが、権利証だけで金を貸す
のは間違いです。 最低限「金銭消費貸借契約」と「抵当権設定契約結」を
結び、法務局にて不動産に抵当権設定をしなければ意味がない。
でも、既に3番抵当まで付いてる不動産には、担保余禄はなく、今更抵当権設
定をしても意味がない。
・・・・続く
R 04.08.08 不動産詐欺 NO.3609
近年の不動産登記法の改などによって、不動産詐欺はなかなかできないよ
うになっています。 先年にあった、大企業の積水が60億円もの大金を騙
し盗られたというのは稀有ケースです。（結局犯人はつかまりました）
簡単に偽造できない「登記識別情報」のほか、親や高齢者（の代理など）に
成りすまして、売買するという方法も、売り主の身元確認（運転免許証・パ
スポート・写真付きのマイナンバーカード）の提示と、売却の意思の本人確
認（認知症・脳梗塞などがあれば意思確認ができない）という高いハードル
があって、第三者が本人に成りすまして不動産を売却するということは、ほ
とんど困難になっています。
ということは、換言すれば本人の不動産であっても身元確認や売却の意思確
認ができないような状態の場合は、売却できないということになります。
不動産を売却される場合は、時間に余裕を持って取り組んでいただきたいと
思います。
R 04.08.06 境界標識 NO.3608
通常、所有権者の異なる土地の境界には「境界標識」が打たれているもの
です。 そうしないと、誰の土地がどこからどこまでなのか解らないから
です。 ところが、長年の間にその標識が逸失してなくなっている場合が
あります。
土地を売買する場合には、この境界標識がなければ実質できません。
持ち家（不動産）を売って老人ホームに入ろうとしても、この境界標識がな
れば簡単に行きません。
いざ、打設しようと思っても、隣地権利者の同意がなければできません。
土地境界標識の有無を確認し、もし、なければ早々に打設して、いざという
ときに慌てないで済むようにしたいものです。
境界標識の打設は土地家屋調査士に依頼します。
R 04.08.05 面 倒 NO.3607
歳を重ねると、今までは何ともなかったことが、日々に面倒なことにな
る。 我が家では家事シエアリングをしているために、掃除と食事作りが
私の担当ですが、これが面倒になってきた。
だから、忙しい時はスーパーの弁当で済ませるし、定食屋の一膳めしで済ま
せることもある。 特に面倒なのは「髭剃り」です。
頭の毛は生えないのに、ひげは毎日生える。
２～３日も放置すると電気カミソリでは剃れなくなるし、
第一無精ひげでは格好が悪い。
いっそなら、剃らないで伸ばすとい方法も考えられるが、実はその方は余程
手間がかかると言う。 生来、いやなことを先に済ませる生き方をして
きましたが、このひげそりだけは何とかならないものかとつくずく思う。
R 04-8.04 マネーロンダリング NO.3606
麻薬・脱税・犯罪などによって得た「汚いお金」を正当な取引などを装って
「綺麗なお金」に偽装する行為。
今回、統一教会から自民党の要職者に流れたお金は、教会が信者（社会的弱
者）から、詐欺・脅迫などの犯罪によって得たお金であって、教会を通した
からと言って、それが「きれいなお金」になったわけではなくて、依然とし
て「汚いお金」に変わりはない。
そんな汚いお金を使って、選挙で勝って得た政権そのものも「汚い政権」と
いうべきである。日本はどうすれば「きれいな政治」になるんだろう。
