新・本と映像の森 54 『マルクス・エンゲルス書簡選集 (上)』新日本出版社、2012年
マルクス・エンゲルス著、不破哲三・編集&解説、、<科学的社会主義の古典選書>、A5版、290ページ
マルクスとエンゲルスが書いたお互いへの手紙と他の人への手紙、上巻は1846年から、1866年までの20年から、80通を選んでいる。
手紙のすべてに解説がついているし用語も注釈をてけてくれているので、わかりやすい。
全3巻、全230通。
全集をもっている人も必読です。
上巻は、古代史の共同体論、イギリス外交史、軍隊論、ヘーゲル、『経済学批判』、ラサール批判、フォークト陰謀、アメリカ南北戦争、インターナショナル、ドイツ情勢、など。
『マルクス・エンゲルス全集』(大月書店、)には、手紙も「全部、出ているんだけれども、いまでは手に入らない。」(『しんぶん赤旗 2012年8月27日』(8)「座棺会」
)。
全集で手紙は、第27巻から第39巻まで13巻。全1万0218ページ。
ですから、もし古本屋やアマゾンででも、『マルクス・エンゲルス全集』を手に入れることを、おすすめします。全巻そろいで数万円くらいかなあ。
とくに若い人で、科学的社会主義を学んでみたいという人。
ボクは、若い頃、全巻を買って、いま倉庫に突っ込んであった。死ぬまでに読み終わろうと不評を顧みず、2階の自分の部屋に移し始めた。
いま第1巻から第4巻まで初期著作の巻を見ている。
☆
ちなみに、大月書店では『マルクス・エンゲルス全集』の「on line」サービスをしてます。全巻会員は月1000円、資本論会員は月500円。
索引利用は無料です。