雨宮日記 6月6日(金)の6 ぼくが則子さんから学んだこと(その2)
則子さんとは、夫婦がどうあるべきかなんていう理想像を話しあったことは一度もないように思います。とにかく、今日をどう生きるか、目の前の今日の課題にどう対応するかを必死で相談して、子ども達に「お父さんとお母さん、けんかしてる」と言われながら、2人でどうにか決めて生きてきたと思います。
そのことは、今準備している「青い地球とオレンジの花 ー2人の自分史-」で語りたいと思います。
最近は、そういう話より、「月がきれいだね」「雨がふりそうだね」「赤ちゃん可愛いね」という、同じ方向を向いて同感し合う話が多くなったように思います。
世界はぼくたちと一緒に生きているんです。敵対していません。
つまり、その状況を2人で楽しんでいる、という感じです。
こういう感覚を、もっと多くの人と共有したいと感じています。
つまり、世界は一面では苦しい・ひどいですが、一面では、楽しいです。その両面の「弁証法」を認識してこそ「正しい・良い・美しい・楽しい」地点にいれるのだと。
「正しい」だけでは、今の到達点では、不十分です。
「楽しく」ない人を、仲間にしたくないです。え、これってセクトですか?