原発を考える 1 原発労働者の「防護服」は「防護」しているのですか?
原発について、最近、いろいろ調べたこと、考えたことを書いていきます。
まず「防護服」です。
原発労働者の「白い服と防護マスク」ですが、あれはアメリカの化学大企業デュポンのつくった「タイベックス」という「高密度ポリエチレン(家庭用ラップなどに使われる)の極細繊維で出来た不織布を特殊な圧力処理したものです。大気中の微細な塵、粉塵を通さず、通気性、通水蒸気性が」があるといいますが、マンガ「いちえふ」でも汗だらだらになる状態が描かれているので「通気性」「通水蒸気性」良好では亡いようです。
ネットで調べたら、1着1000円台から2000円台の安さ。それはそうでしょう。鉛を組み込めば、ある程度ガンマ線をしゃだんできるでしょうが、重すぎて動けません。
つまり、アルファー線やベータ線を出している塵を防護する機能しかないということです。
このタイベックを2枚着込んで、現場で作業が終わったら外側の1枚を脱いで現場を去るということになっているので、意味はあるかもしれないと思いますが。
ガンマ線とアルファ線・ベータ線の現場での比率がどれくらいになっているかデータが無いので、もしアルファ線・ベータ線の数値が決定的に少なければ、意味ないということになります。
いままで原発内でのアルファ線・ベータ線・ガンマ線の比較測定データを見たことがありません。見た方はご一報ください。
ここで疑問が出て来ました。
そもそも現場労働者のもたさせれる線量計は何を測っているのでしょうか?ガンマ線だけ?
ぼくの持っている12万円の線量計はガンマ線しか測れません。高いのでないと無理でしょうね。
マンガ 「いちえふ」によれば、現場作業員の休憩所内は、3.0~5.5μSV/h だそうです。
そして1日に低いところの作業だと、たとえば0.01~0.03mSV、原子炉建屋内の高いところだと0.8mSVとか1.8mSVとかの被曝量だそうです。
1日ですよ。
恐ろしい話です。絶対、あとで確率的影響、白血病・ガンが多く出てくると思います。