雨宮日記 3月1日(金)夜 雨の後は大風、波乱ある「弥生」月の始まり
今日は、1954年(昭和29年)に太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で静岡県焼津市の漁船第五福竜丸が放射能で被曝した日です。
則子さんは「3・1ビキニデー集会」に参加する予定でしたが、頭が痛くて午後は寝ていました。「昨日、バイクで外を走りすぎたのかも」と言ってました。脳に何かあるのではないか、とちょっと心配です。
そして、今日は戦前の大日本帝国が強制的に併合した朝鮮の人民が「独立」運動に立ち上がった「3・1独立運動」の日です。
韓国の新しい大統領が、日本の麻生特使に言った言葉、今日の独立記念式典で語った言葉、2つとも、とてもいいです。みなさん、新聞やネットで自分の目で読んでみてください。
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今日は雨でした。夜中の、ボクが仕事に行く頃は、止みました。まだ曇りで、満月の後の月が雲を透かして光っていました。
早朝になると、急に、強風が吹いてきて、「春の嵐」でした。紙やゴミが道路の上を舞っています。車を運転していてハンドルが取られそうで、低速でゆっくり運転しました。
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「イギリス詩人の父」というジェフリー・チョーサー(1343年生まれ、1400年没)はその著書『カンタベリー物語』の冒頭で、こう歌っているそうです(ネットから引用)
「4月がそのやさしい雨を、3月の乾燥した根まで滲み通らせ
すべての葉脈を樹液で潤し、その力で花を開かせるとき」
『カンタベリー物語』は、岩波文庫で「完訳」版で、上・中・下、3巻で出ています。
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まだ「春は名のみの風の寒さ」ですが、「草の葉」は緑が増えて生き生きとしてきます。