これは、原発の論議の27です。
前置き、『日米関係は、激変したかな?』
副題1、『NHK解説委員、水野さんが干されている?』
副題2、『嬬恋村は、賢いです』
副題3、『満州の引き上げを真似しなさい。
・・・・・そのときは、誰も財産を保障されず、
・・・・・・ただ、命だけ守るために逃げたのです』
副題4、『生乳解禁は、なぜ、行われる?』
前置き、
最初に申し上げます。下に在る△△△罫線以下の文章をすべて書き上げてから、本日の新聞を読みました。日経は主人が仕事先に持っていくので、まだ目を通していませんが、
本日、2011年4月13日の朝日新聞第一面は、やっと、『これで、結構』という記事の、もって行き方になっています。
特に、左側のコラム、『過小評価への不信を絶て』は、いいです。それから、トップ記事である、『使用済み燃料 搬出計画』も、今の段階の記事としては適宜です。
それが、うまくいくのなら、国民の一人として、嬉しいです。これは、シルトフェンスを設置するとか、大きな布で建屋を覆うとか、他のさまざまなアイデアよりは、優れているし、緊急にやって欲しいことです。が、今度心配になるのは、その容器をどこに置くのだろうという事です。が今は、そこまでは問わないとしておきましょう。緊急も緊急だから。
不思議さと懸念はさらに続き、残りますが、将来起こりうる大・大・被害のひとつの原因要素である、使用済み核燃料を保護していく案は、まっとうです。やっと、パニック状況下の、勘違いの、数々から、東電および当局は、脱却したと思われます。
それとも、急に立派になったので、それは、またしても、海外からの指図かもしれません。急にレベル7までの数値が発表された事と連動していますし。
ほんとうのところは、もちろん、わかりません。深奥の問題です。ただ、土曜日あたりに「アメリカから、専門家がやってくる」といわれていました。
アメリカから、しかるべき資格を持って、来日する原発問題の専門家だとしたら、それは、核燃料を売りつけている側からは、自由ではありません。
だから、この劇的な変化は、そちら側の変化だと考える、路線もありです。
つまり、これが、一種の反省の意思表示だとすると、ありがたい変化です。私たち一人一人の日本人が覚醒して、どんなに、『これは危ないことなのですよ』と呱々の声を上げても、大権力者の意思の前には、無力だったのです。
でも、大権力者が、『日本人を豚扱いするのは、やめよう。これからは、この原発に関しては、情報を正しく開示して行こう』と考えたのなら、『それは、それで、この大災禍の代償として得られたもの内の、最大の、ありがたい変化です』と、いっておかないといけません。
日本の既存の大メディアは、オバマ大統領の発言等を捉えて、『日米関係は対等で、美しいものである』といっていますが、『とてもとても、それはない。対等ではない』というのが、私の観測です。
だけど、この未曾有の大災害に接して、情報だけでも真実が開示され、私のように、先端的に、この原発の恐ろしさを述べてきた人間に対する弾圧が、減ることになれば、それは、ありがたいことなのです。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△
今、社会現象として、気にかかっていることがあります。
副題1、『NHK解説委員、水野さんが干されている?』
それは、NHKの、水野解説委員が、干されているという話です。本日<<<それが、2チャンネルで話題になっている。元ダネは、『たけしのテレビタックル』(テレビ朝日)内で、福岡政行さんが、それを「生放送だから、言っちゃおう」と出したのに、三宅久之さんが、あわてて打ち消したために、大勢の人の、耳目をかえって集めた>>>という話です。
私自身、3週目から急に、情報開示が減ったとは感じていました。が、テレビを消している時間も多いので、水野解説委員が、干されているという事には、気がつきませんでした。とても嫌な現象だと思います。かわりに出てきた、若い人(内山さん)は、批判精神が一切なく、大本営(?)発表をオウム返しに、繰り返していました。
それは、またまた、大勢の人の指針を過たせる事となると思います。水野さんは、文科系の出身だそうですが、たまたま最初の任地が六ヶ所村だったそうで、きちんと勉強を重ねた人です。NHKの中では、誠実なひとです。この人も、山崎さんも相当な真実を述べていました。ふたりとも、格納炉および、原子炉そのものが壊れている可能性を指摘しています。私もそう思います。出ないと、これほど、高濃度の水の汚染やら、土の汚染が計測されるはずがないです。
それから、午前11時および12時のNHKニュースでは、10が16個続く、京(けい)だといっていたのに、夜のニュースステーションはテラ(兆)だと言っていました。朝日新聞の夕刊もテラだと。10が16個ついている単位は、は、日本語だと京です。私が間違っているわけではありません。
~~~~~~~~~~~~~
副題2、『嬬恋村は、賢いです』
自治体の首長(だから、その人を選ぶ、住民)にも、賢い地域のひとと、賢くない地域の人がいるなあと感じます。それは、民間企業の社長でも同じです。嬬恋村は、50軒の農家が、住まいと食事を提供する形で、100人の避難民を受け入れると申し出ました。一種の労働者としての、働きです。だから、中国からの研修生受け入れと同じです。
だけど、今の段階では、もっとも、好ましい避難の形です。三年か五年は、そういう形で様子を見たらいいです。体育館で、毛布を体に巻きながら、ぼくねんと、または、鬱屈を抱えながら暮らしているのは、消耗を激しくします。だいぶ暖かくなってきたから、よいとは、言っても、岩手県の浜べりはともかくとして、福島県の農家は、嬬恋村への移動という、この手の形で、ひとまず落ち着いた方がいいのです。
最上の形は、今から、見つけていけばよいのですが、農家も漁業者も、ワークシェアリングの発想で、収入を分かち合う形で、助け合う必要があります。
私はそういう形では、助けられないのです。まあ、どうしても支援するとなれば、空き部屋を提供する赤坂プリンスホテルの、小規模なまねとなりますけれど、それよりも、収入の道を確保して上げるのが、最上です。嬬恋村に移住をしても、収入を得るところまでは行かないかもしれないし、一家の主として、数ヘクタール(昔の言葉で言えば、数町歩)を経営支配していた人にとっては、屈辱的な申し出でかもしれませんが、
そこまで、一気に決断をしてしまった方が、今は、賢いと感じます。というのも、もっと、大きな爆発がくる恐れがあるからです。今の段階で、レベル7だと急に言われても、「え、どうして、そんな数値が出るの。ぜんぜん平気じゃあん。呱々での生活」と言う感じで受け止められるとは、私は想像できますが、これから、先が、あるのです。それが、なければよいが、すべて、後手後手に発表されていますでしょう。
だから、これから先も、危険度は、後から、高くなる可能性が、大きいのです。後になればなるほど、傷つく度合いが高いです。というのも疲労度が増していて、人間として、気合とか、魅力が失われてしまうと、受け入れ先との折り合いも、まずくなるでしょう。
今は、国全体も盛り上がっていますし、同情も厚いので、その間に、はいってしまった方がよいと感じます。つまり、元から住んでいる人たちの収入をいくばくかは分けてもらう事となるので、本質的には迷惑な行為ですから、それこそ、タイミングが大切です。
今、福島県下の自治体の人が、避難地域の拡大を、命令されても、聞くきもちがなくて、「粛々と、普段どおりの業務をこなします」と言っている映像が出たからこそ、私は、心配します。ここは、非常事態なのだと、感じて「転校の手続き等は、向こうの自治体が、きっと按配してくれます」といって、この大移住対策に、一手に取り組んだ方がいいと思います。
自治体とか、JAとかが、主導して、全国の受け入れ先を見つけることです。
(と、11日の夜に書いたら、13日の朝に、嬬恋村の発表があったわけです)
漁業組合は、固唾を呑んで、被害の程度を、見守っているところだと思いますが、私は同じことだと考えています。
~~~~~~~~~~~~~~~
以下は、二日前、まだ、この大規模な京(けい=テラ)という10が16個も続いている数字が発表されなかった辞典で書いたものです。だけど、ますます、こういう意見が当たる事態が出来しています。どうか、この文章を福島県に住んでいる友人や知人に転送してくださるようにお願いをいたします。
副題3、『満州の引き上げを真似しなさい。
・・・・・そのときは、誰も財産を保障されず、
・・・・・・ただ、命だけ守るために逃げたのです』
私の父は、満鉄の中央試験所というシンクタンクで、今話題のオイルシェール(頁油岩)の研究をしていました。だから、奥地から逃げてきた人たちよりは恵まれていました。が、腸チフスや、パラチフスにかかって、そういう側面でも命からがらだったけれど、逃げてきたのです。無一文でね。はっきり言って、財産はすべて失われたのです。添れは、もちろん保障をされていません。
そういう形で、人生で一度、何もかも失っている人間だから、今の福島県に人たちの安易さには、驚くとともに、あまり、そんなに、ノンたらしていると、本当の同情が世間から失われますよといいたいです。
満州から引き上げた人たちは、その財産は、国家に保障などしてもらっていません死、その記憶は子孫にも伝わっています。また、経済状況の変動により、破産をしている中小企業の、経営者も勤め人たちも、大きな被害を個人的に受け止めているのです。
満州の奥地にいた人たちは、何の保護もないまま、何百キロも歩いて大連までこなければならなかったので、途中で、子供を捨ててまでして、自分の命を守ったのです。たまたま、残留孤児として、大人になってから、帰ってきた人たちは、最近特別な、生活保護費が出てくるようになったそうですが、ビビたる物のようです。
今回の原発事故はほとんど、戦争被害と同じです。放射能が、目に見えないのと、福島県や、その近辺の住民が正しい、原発やら、核燃料の知識を持っていないので、『これは、大丈夫だろう』と誤解してしまうのです。ただ、4月12日にレベル7だと発表をされたので、少しはお尻に火がつくかな?
満州のほうは、中国人が反乱し、歯向かってくるという恐怖、ロスケ(ロシア人)が、男だったら、殺すか拉致する。女だったら陵辱をする、という恐怖があったので、みんな争って逃げたのです。
だけど、この原発に関しては、皆さん、甘すぎると思いますね。敵が菅首相だと見えているから、なめているのでしょう。菅首相は、ときどき、ぶち切れるといわれているが、本質は優しいひとでしょう。だから、まったく怖くないのです。誰も怖がっていないし、その言う事を聞きません。
ここで、政府がやるべきことは、『チェルノブイリ級の爆発が、これからありうる』とはっきり言って、そうなった場合は、どういう事が、どの範囲におきるかを、きちんとしらせること。
@@@@@@@@@@@@@
ここで、挿入ですが、これを書いたときには、まだレベル7のことは発表をされていなかったのです。で、私は、これから先が大変だと見ている人間です。世の中の人が、すっかり元通りに成っているのも、それはそれでいいんですよ。すべての保障は税金で行われると思いますから、みんなが一致団結して働かないといけません。だから、税金を払うためにも、労働とともに、休養も必要です。
月曜日の鎌倉小町通りなんて、花見をかねた観光客で一杯です。皆さん、平和な顔をしている。だけど、福島第一原発の近所の人たちは、もう少し、緊迫感を持って欲しい。
で、挿入から元へ戻ります。
@@@@@@@@@@@@@
そして、逃げる人たちは、福島県内の西部などの、安易な場所には逃げないこと。「気持ちが通じ合うとか、親戚がいるという事で選ぶのはやめなさい」といいたいです。静岡県以西に逃げなさい。
そして、すべてを新しくして生きて行きなさい。ワークシェアリングの発想を生かして、農家なら廃村に入って、捨てられた田畑を回復すべく働いてください。
漁業者なら、漁業権とか、港の利用権とかを少し分けてもらうこと。
~~~~~~~~~~~
副題4、『生乳解禁はなぜ、行われる?』
計画停電と、矛盾するように、生乳の生産規制、が解除されたそうです。
私は今の段階では、その生乳を飲んでも、別に命には、関係はないと思っています。
でも、それを解除すると、酪農家に変な期待をさせてしまいます。『ここで無事に、やって行かれるのだ』というおかしな期待をさせてしまいます。実際に、彼らは『あと、数ヶ月待てば、これが終わる』と思っています。大きな罪作りです。
でも、どうして、こういう措置がとられたのだろう。
私のブログで、『農民や、漁業者が本当にいかったら、大変です』という言葉が、ありましたが、それを読んだ、国際的軍産共同体が、至急、菅内閣を、動かしたのではないかしら?
ともかく、酪農家の生乳を解禁というのは、そのミルクがいけないという事ではなくて、酪農家の、逃げる気持ちをそいでしまうので、非常に問題です。
逃げた方がいいです。いったん壊れた原発は、可逆性はなくて、これからもずっと危ないのです。原子炉だけではなくて、使用済み核燃料が多大な量、そこにあるからです。
それは、数ヶ月で収まる(解決して、安全になる)ものではありません。
今、加須市に避難している双葉町の町長は賢いです。
でも、もっと賢い首長となるためには、原発の真実を知らないと駄目です。
科学的に、その真実を知らないと駄目です。
双葉町だって、東電や政府から降りるお金で箱物をたくさん作って財政破綻寸前だったといわれているでしょう。それらの、余計な収入は、これからは、各個人に回し、個人的に貯蓄をさせておかないと駄目ですね。
今、日本の大金持ちは、ニューヨーク、ロンドン、パリ、香港、シンガポール、シドニー、ニースなどに、別宅を構えていると感じています。それは、税務対策もあろうが、こういう危険な、弾薬庫と化している日本の現状をどうしてだか、わかりませんが、はっきりと知っているのです。
私だって知っています。だけど、準備をしていません。でも、もし、あなたの金融資産が、3億円以上あったら、それを、しておくべきですね。株よりも何よりも、安全なシェルター確保が、子々孫々にまで役立ちます。
残念ながら、日本は、そういう時期に入ってしまいました。私はそれが、ずっと先だと感じていましたけれど、そうでもなかったのです。
これは、福島県人に対してだけとは、限らず、まず、この日本全国の、原発の地元の、人々に向けていいたいし、東京の人、および、すべての日本人に向けて言いたいことです。だから、国家とか、政治とかは、非常に大切なものなのです。
しかし、それを言うと、右翼だ、右翼だと、一段低いものとみなされるのが、最近の日本でした。それも、一種の洗脳の結果なのですが、
気がついていない人が多かったですね。
では、2011年4月13日 雨宮舜
前置き、『日米関係は、激変したかな?』
副題1、『NHK解説委員、水野さんが干されている?』
副題2、『嬬恋村は、賢いです』
副題3、『満州の引き上げを真似しなさい。
・・・・・そのときは、誰も財産を保障されず、
・・・・・・ただ、命だけ守るために逃げたのです』
副題4、『生乳解禁は、なぜ、行われる?』
前置き、
最初に申し上げます。下に在る△△△罫線以下の文章をすべて書き上げてから、本日の新聞を読みました。日経は主人が仕事先に持っていくので、まだ目を通していませんが、
本日、2011年4月13日の朝日新聞第一面は、やっと、『これで、結構』という記事の、もって行き方になっています。
特に、左側のコラム、『過小評価への不信を絶て』は、いいです。それから、トップ記事である、『使用済み燃料 搬出計画』も、今の段階の記事としては適宜です。
それが、うまくいくのなら、国民の一人として、嬉しいです。これは、シルトフェンスを設置するとか、大きな布で建屋を覆うとか、他のさまざまなアイデアよりは、優れているし、緊急にやって欲しいことです。が、今度心配になるのは、その容器をどこに置くのだろうという事です。が今は、そこまでは問わないとしておきましょう。緊急も緊急だから。
不思議さと懸念はさらに続き、残りますが、将来起こりうる大・大・被害のひとつの原因要素である、使用済み核燃料を保護していく案は、まっとうです。やっと、パニック状況下の、勘違いの、数々から、東電および当局は、脱却したと思われます。
それとも、急に立派になったので、それは、またしても、海外からの指図かもしれません。急にレベル7までの数値が発表された事と連動していますし。
ほんとうのところは、もちろん、わかりません。深奥の問題です。ただ、土曜日あたりに「アメリカから、専門家がやってくる」といわれていました。
アメリカから、しかるべき資格を持って、来日する原発問題の専門家だとしたら、それは、核燃料を売りつけている側からは、自由ではありません。
だから、この劇的な変化は、そちら側の変化だと考える、路線もありです。
つまり、これが、一種の反省の意思表示だとすると、ありがたい変化です。私たち一人一人の日本人が覚醒して、どんなに、『これは危ないことなのですよ』と呱々の声を上げても、大権力者の意思の前には、無力だったのです。
でも、大権力者が、『日本人を豚扱いするのは、やめよう。これからは、この原発に関しては、情報を正しく開示して行こう』と考えたのなら、『それは、それで、この大災禍の代償として得られたもの内の、最大の、ありがたい変化です』と、いっておかないといけません。
日本の既存の大メディアは、オバマ大統領の発言等を捉えて、『日米関係は対等で、美しいものである』といっていますが、『とてもとても、それはない。対等ではない』というのが、私の観測です。
だけど、この未曾有の大災害に接して、情報だけでも真実が開示され、私のように、先端的に、この原発の恐ろしさを述べてきた人間に対する弾圧が、減ることになれば、それは、ありがたいことなのです。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△
今、社会現象として、気にかかっていることがあります。
副題1、『NHK解説委員、水野さんが干されている?』
それは、NHKの、水野解説委員が、干されているという話です。本日<<<それが、2チャンネルで話題になっている。元ダネは、『たけしのテレビタックル』(テレビ朝日)内で、福岡政行さんが、それを「生放送だから、言っちゃおう」と出したのに、三宅久之さんが、あわてて打ち消したために、大勢の人の、耳目をかえって集めた>>>という話です。
私自身、3週目から急に、情報開示が減ったとは感じていました。が、テレビを消している時間も多いので、水野解説委員が、干されているという事には、気がつきませんでした。とても嫌な現象だと思います。かわりに出てきた、若い人(内山さん)は、批判精神が一切なく、大本営(?)発表をオウム返しに、繰り返していました。
それは、またまた、大勢の人の指針を過たせる事となると思います。水野さんは、文科系の出身だそうですが、たまたま最初の任地が六ヶ所村だったそうで、きちんと勉強を重ねた人です。NHKの中では、誠実なひとです。この人も、山崎さんも相当な真実を述べていました。ふたりとも、格納炉および、原子炉そのものが壊れている可能性を指摘しています。私もそう思います。出ないと、これほど、高濃度の水の汚染やら、土の汚染が計測されるはずがないです。
それから、午前11時および12時のNHKニュースでは、10が16個続く、京(けい)だといっていたのに、夜のニュースステーションはテラ(兆)だと言っていました。朝日新聞の夕刊もテラだと。10が16個ついている単位は、は、日本語だと京です。私が間違っているわけではありません。
~~~~~~~~~~~~~
副題2、『嬬恋村は、賢いです』
自治体の首長(だから、その人を選ぶ、住民)にも、賢い地域のひとと、賢くない地域の人がいるなあと感じます。それは、民間企業の社長でも同じです。嬬恋村は、50軒の農家が、住まいと食事を提供する形で、100人の避難民を受け入れると申し出ました。一種の労働者としての、働きです。だから、中国からの研修生受け入れと同じです。
だけど、今の段階では、もっとも、好ましい避難の形です。三年か五年は、そういう形で様子を見たらいいです。体育館で、毛布を体に巻きながら、ぼくねんと、または、鬱屈を抱えながら暮らしているのは、消耗を激しくします。だいぶ暖かくなってきたから、よいとは、言っても、岩手県の浜べりはともかくとして、福島県の農家は、嬬恋村への移動という、この手の形で、ひとまず落ち着いた方がいいのです。
最上の形は、今から、見つけていけばよいのですが、農家も漁業者も、ワークシェアリングの発想で、収入を分かち合う形で、助け合う必要があります。
私はそういう形では、助けられないのです。まあ、どうしても支援するとなれば、空き部屋を提供する赤坂プリンスホテルの、小規模なまねとなりますけれど、それよりも、収入の道を確保して上げるのが、最上です。嬬恋村に移住をしても、収入を得るところまでは行かないかもしれないし、一家の主として、数ヘクタール(昔の言葉で言えば、数町歩)を経営支配していた人にとっては、屈辱的な申し出でかもしれませんが、
そこまで、一気に決断をしてしまった方が、今は、賢いと感じます。というのも、もっと、大きな爆発がくる恐れがあるからです。今の段階で、レベル7だと急に言われても、「え、どうして、そんな数値が出るの。ぜんぜん平気じゃあん。呱々での生活」と言う感じで受け止められるとは、私は想像できますが、これから、先が、あるのです。それが、なければよいが、すべて、後手後手に発表されていますでしょう。
だから、これから先も、危険度は、後から、高くなる可能性が、大きいのです。後になればなるほど、傷つく度合いが高いです。というのも疲労度が増していて、人間として、気合とか、魅力が失われてしまうと、受け入れ先との折り合いも、まずくなるでしょう。
今は、国全体も盛り上がっていますし、同情も厚いので、その間に、はいってしまった方がよいと感じます。つまり、元から住んでいる人たちの収入をいくばくかは分けてもらう事となるので、本質的には迷惑な行為ですから、それこそ、タイミングが大切です。
今、福島県下の自治体の人が、避難地域の拡大を、命令されても、聞くきもちがなくて、「粛々と、普段どおりの業務をこなします」と言っている映像が出たからこそ、私は、心配します。ここは、非常事態なのだと、感じて「転校の手続き等は、向こうの自治体が、きっと按配してくれます」といって、この大移住対策に、一手に取り組んだ方がいいと思います。
自治体とか、JAとかが、主導して、全国の受け入れ先を見つけることです。
(と、11日の夜に書いたら、13日の朝に、嬬恋村の発表があったわけです)
漁業組合は、固唾を呑んで、被害の程度を、見守っているところだと思いますが、私は同じことだと考えています。
~~~~~~~~~~~~~~~
以下は、二日前、まだ、この大規模な京(けい=テラ)という10が16個も続いている数字が発表されなかった辞典で書いたものです。だけど、ますます、こういう意見が当たる事態が出来しています。どうか、この文章を福島県に住んでいる友人や知人に転送してくださるようにお願いをいたします。
副題3、『満州の引き上げを真似しなさい。
・・・・・そのときは、誰も財産を保障されず、
・・・・・・ただ、命だけ守るために逃げたのです』
私の父は、満鉄の中央試験所というシンクタンクで、今話題のオイルシェール(頁油岩)の研究をしていました。だから、奥地から逃げてきた人たちよりは恵まれていました。が、腸チフスや、パラチフスにかかって、そういう側面でも命からがらだったけれど、逃げてきたのです。無一文でね。はっきり言って、財産はすべて失われたのです。添れは、もちろん保障をされていません。
そういう形で、人生で一度、何もかも失っている人間だから、今の福島県に人たちの安易さには、驚くとともに、あまり、そんなに、ノンたらしていると、本当の同情が世間から失われますよといいたいです。
満州から引き上げた人たちは、その財産は、国家に保障などしてもらっていません死、その記憶は子孫にも伝わっています。また、経済状況の変動により、破産をしている中小企業の、経営者も勤め人たちも、大きな被害を個人的に受け止めているのです。
満州の奥地にいた人たちは、何の保護もないまま、何百キロも歩いて大連までこなければならなかったので、途中で、子供を捨ててまでして、自分の命を守ったのです。たまたま、残留孤児として、大人になってから、帰ってきた人たちは、最近特別な、生活保護費が出てくるようになったそうですが、ビビたる物のようです。
今回の原発事故はほとんど、戦争被害と同じです。放射能が、目に見えないのと、福島県や、その近辺の住民が正しい、原発やら、核燃料の知識を持っていないので、『これは、大丈夫だろう』と誤解してしまうのです。ただ、4月12日にレベル7だと発表をされたので、少しはお尻に火がつくかな?
満州のほうは、中国人が反乱し、歯向かってくるという恐怖、ロスケ(ロシア人)が、男だったら、殺すか拉致する。女だったら陵辱をする、という恐怖があったので、みんな争って逃げたのです。
だけど、この原発に関しては、皆さん、甘すぎると思いますね。敵が菅首相だと見えているから、なめているのでしょう。菅首相は、ときどき、ぶち切れるといわれているが、本質は優しいひとでしょう。だから、まったく怖くないのです。誰も怖がっていないし、その言う事を聞きません。
ここで、政府がやるべきことは、『チェルノブイリ級の爆発が、これからありうる』とはっきり言って、そうなった場合は、どういう事が、どの範囲におきるかを、きちんとしらせること。
@@@@@@@@@@@@@
ここで、挿入ですが、これを書いたときには、まだレベル7のことは発表をされていなかったのです。で、私は、これから先が大変だと見ている人間です。世の中の人が、すっかり元通りに成っているのも、それはそれでいいんですよ。すべての保障は税金で行われると思いますから、みんなが一致団結して働かないといけません。だから、税金を払うためにも、労働とともに、休養も必要です。
月曜日の鎌倉小町通りなんて、花見をかねた観光客で一杯です。皆さん、平和な顔をしている。だけど、福島第一原発の近所の人たちは、もう少し、緊迫感を持って欲しい。
で、挿入から元へ戻ります。
@@@@@@@@@@@@@
そして、逃げる人たちは、福島県内の西部などの、安易な場所には逃げないこと。「気持ちが通じ合うとか、親戚がいるという事で選ぶのはやめなさい」といいたいです。静岡県以西に逃げなさい。
そして、すべてを新しくして生きて行きなさい。ワークシェアリングの発想を生かして、農家なら廃村に入って、捨てられた田畑を回復すべく働いてください。
漁業者なら、漁業権とか、港の利用権とかを少し分けてもらうこと。
~~~~~~~~~~~
副題4、『生乳解禁はなぜ、行われる?』
計画停電と、矛盾するように、生乳の生産規制、が解除されたそうです。
私は今の段階では、その生乳を飲んでも、別に命には、関係はないと思っています。
でも、それを解除すると、酪農家に変な期待をさせてしまいます。『ここで無事に、やって行かれるのだ』というおかしな期待をさせてしまいます。実際に、彼らは『あと、数ヶ月待てば、これが終わる』と思っています。大きな罪作りです。
でも、どうして、こういう措置がとられたのだろう。
私のブログで、『農民や、漁業者が本当にいかったら、大変です』という言葉が、ありましたが、それを読んだ、国際的軍産共同体が、至急、菅内閣を、動かしたのではないかしら?
ともかく、酪農家の生乳を解禁というのは、そのミルクがいけないという事ではなくて、酪農家の、逃げる気持ちをそいでしまうので、非常に問題です。
逃げた方がいいです。いったん壊れた原発は、可逆性はなくて、これからもずっと危ないのです。原子炉だけではなくて、使用済み核燃料が多大な量、そこにあるからです。
それは、数ヶ月で収まる(解決して、安全になる)ものではありません。
今、加須市に避難している双葉町の町長は賢いです。
でも、もっと賢い首長となるためには、原発の真実を知らないと駄目です。
科学的に、その真実を知らないと駄目です。
双葉町だって、東電や政府から降りるお金で箱物をたくさん作って財政破綻寸前だったといわれているでしょう。それらの、余計な収入は、これからは、各個人に回し、個人的に貯蓄をさせておかないと駄目ですね。
今、日本の大金持ちは、ニューヨーク、ロンドン、パリ、香港、シンガポール、シドニー、ニースなどに、別宅を構えていると感じています。それは、税務対策もあろうが、こういう危険な、弾薬庫と化している日本の現状をどうしてだか、わかりませんが、はっきりと知っているのです。
私だって知っています。だけど、準備をしていません。でも、もし、あなたの金融資産が、3億円以上あったら、それを、しておくべきですね。株よりも何よりも、安全なシェルター確保が、子々孫々にまで役立ちます。
残念ながら、日本は、そういう時期に入ってしまいました。私はそれが、ずっと先だと感じていましたけれど、そうでもなかったのです。
これは、福島県人に対してだけとは、限らず、まず、この日本全国の、原発の地元の、人々に向けていいたいし、東京の人、および、すべての日本人に向けて言いたいことです。だから、国家とか、政治とかは、非常に大切なものなのです。
しかし、それを言うと、右翼だ、右翼だと、一段低いものとみなされるのが、最近の日本でした。それも、一種の洗脳の結果なのですが、
気がついていない人が多かったですね。
では、2011年4月13日 雨宮舜