銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

消火という現象が、核燃料には、ありえない。(月刊文春の目次から)△

2011-04-10 22:19:17 | Weblog
 これは、原発の論議ー23です。そして、誰でもわかる雨舜の核分裂の2です。
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 月曜日に、これを、お読みいただく方に申し上げます。最後尾に、週刊ポストの広告から起案した文章が、数十行・付記されています。それは、初稿の補稿に当たります。よかったら、そこもご覧を頂きたく。・・・・・と、新たな前書きを入れて、日曜日の深夜の時点に戻り、この一文の最初が始まります。

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副題1、『自然界にある物質中で、炭素原子が、入っているものが燃料となります』
副題2、『燃焼=酸化という事の、本当の姿は?』
副題3、『炭素の消火と、ウランの冷却(?)は、まったく別種のものです』
副題4、『ウランの核分裂からは、どうして、2700度と言う高熱が出るの?』
副題5、『月刊・文春の目次も、週刊ポストの目次も勘違いがあるが、それは、どうして、そうなるか?』

 月刊文春の今月号の見出しに、『原発の収束には一ヶ月かかる』というのを、日曜日に、見つけました。まだ、買っていないし、読んでもいませんが、その記事の中には、「収束が一か月かかるのは、遅い」というニュアンスがこめられているような感じがします。しかし、実際の冷却は一ヶ月どころか、半永遠ではないかと思うほど、遅れるでしょう。月刊文春の記事を起案したころには、それだけの、情報が東電側からも、出ていなかったのでしょうから、別に月刊文春の失敗ではないのですよ。

 そして、それは、東電が、ちんたらしているわけでもないのです。東電は、実は、「人間を、福島第一原発構内から、撤退したい」と3月15日ごろ、政府に言ったそうです。それが当たり前の発想と言う段階でした。ところが菅首相が怒ったので、今のいろいろな作業が続いているそうです。

 その作業を続けるべきか、続けないべきか? それも大問題ですが、今日はそこにはあえて踏み込まず、消火という言葉の化学的定義だけを説明したくて、先へ急ぎます。

 一ヶ月で収束するはずだという目次は、核物質がエネルギーを出す仕組みを、昔からの燃料と同じ、仕組みだとみなしている発想です。で、月刊文春がそれを、目次として、上げるのなら、日本全国に、一杯同じような誤解をしている人間がいると感じられます。

 それは、福島原発から、100キロ圏内の人たちのこれからの生活に、大変な指針ミスを与えかねないので、ここで、誰にでもわかる形で、そこが違うというポイントを上げて行きたいです。それは、ひとえに、気の毒な福島県人、を救うためであり、また、関東圏の人たち、および漁業関係者に、覚悟を求める気持ちもあるからです。真実を知って、行動を決めて欲しいから、以下の文を、書いていきます。

 で、どこが、違うかの差を、言う前に、昔からの燃料とは何か、その性質がどうなっているかを定義していきましょう。
 化学の言葉で、元素の属性といいますが、・・・・炭素はプラス四価で、酸素は、マイナス二価です。これが後で言う突起と穴にあたります。

副題1、『自然界にあるものの中で、炭素原子が、入っているものが燃料となります』

 昔、園山俊二さんの『ぎゃーとるず』という漫画があって、マンモスの輪切りを、焚き火で焼いている家族が登場しました。たしかに原始時代(または、石器時代)から木が燃料になりました。木にはセルローズというものが含まれています。セルローズは炭素、水素、酸素などでできている物質で、それが燃えると、水素と酸素が、空気中のさまざまな気体と結びついて、煙が出ます。
 このセルローズと似た構成になっているのが、アルコールで、今でも、和風の宴席で、小さなコンロの中で、固形アルコールが青い炎を上げています。そのアルコールにも炭素は含まれています。

 でも、この木という燃料は煙が出て、目も痛いので、そこから、煙を除いた炭というものができました。たまたま、西欧では、石炭の利用が、日本より、早く始まっていますが、炭も石炭も、炭素を、含みます。

 西欧では石炭が多量に使用されているので、炭は画材のひとつとして使われるぐらいで、燃料としての生産や流通は、発展しなかった模様ですね。そういう外国と違い、日本では地下資源開発が遅れたので、炭は大切に使われ、火鉢などで、少しでも残ると、明日使おうとなって、消し炭用の壷へ入れました。

 それは、陶器でできたふた付きの壷で、そこへ一部分だけ火がついた炭を入れると、酸素がないので、燃えている部分は消えて白い灰となり、残りの炭は燃えないで、残ったのです。
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 理科実験室でも、アルコールランプを、大きなビーカーに入れ、その中で燃やしている最中に、板ガラスを上の乗せると、火が消えて、「酸素がないからです」
 と、先生が教えてくれたと思います。

 そのアルコールは、透明の液体で、炭とは、まったく異なった物質みたいに見えますが、実は、炭素が含まれています。

 江戸時代になると、二ノ宮金次郎は、菜種油で勉強をしました。おじさんに、意地悪をされたので、相模川の土手(誰の所有でもない土地)で、菜種を栽培したといわれています。この菜種油にも炭素は含まれています。

 明治になると、横浜ではガス灯で、町を明るくしました。ガスは燃えるとき、青い炎を上げますが、やはり、炭素が含まれています。だんだん時代が進んで、ガスを料理にも使うようになりました。
 それから、暖を取るのにも、炭ではなくて、もっと火力の強い、ガスとか、石油(灯油)を使うようになりました。

 でも、ガスにも石油にも、すべての燃料として使われる自然界の物質には、炭素が含まれています。
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副題2、『燃焼=酸化という事の、本当の姿は?』

 ただ、そこに燃料があっても、自動的にそれらが燃え出すわけではありません。私たちは着火が楽なガスなどには、マッチで、困難な炭は、まっち、新聞紙、ツケ木という具合に、それらに、熱を外から加えます。これらの熱がする作業とは、木や、ガスから、炭素原子を、遊離させることです。

 セルローズでも、ガスでも、炭素原子は必ず、他の元素と結びついているのですが、そこから、まず、少しだけの炭素元素を、炭素元素だけの形にします。そうすると瞬間的に空気の中に含まれている酸素と結びついて、CO2というもの、すなわち、炭酸ガスになります。

 今、炭酸ガスが、大いに悪もの扱いを受けていますが、私はそれは、信じません。まあ、ここでは、そういう懲罰的な論議は避けて、ひたすら化学として、語りますが、

 これから、先は、古典的な説明と、画像を使います。皆さんは、よく、DNAの模型図をご覧になったことがおありでしょう。ちょっとした、お医者さんの待合室とか、薬の広告などで使われています。そこには赤い球、白い球、黄色い球が、数百個連なっていて、お互いが、たけひご(つまようじ)みたいな棒で、接着をされています。

 あの中で一番数の多い球が炭素です。不思議なことですが、私たちの体には、あの炭を形成している炭素が、一杯入っているのです。その数たるや、細胞が6兆と言われていて、その細胞の中にたんぱく質がどれほど、入っているか? その数を私は正確には知りませんが、そのたんぱく質の中に、あのDNAが、また、入っているわけですから、京という単位では、利かないほど、私たちの体には、炭素原子が入っています。

 最近の日本では、遺体を、すべて火葬にする習慣が強いのですが、遺体が燃えるのも、体の中に炭素原子が、数京、または数十京という単位で含まれているからです。そういえば東北の被害者たちは、親戚や、親族の遺体を見つけても、火葬もママならないほどの、死者の数だったと聞いています。それも気の毒でした。

 あのDNAに比べると炭酸ガスというのは、大変シンプルです。赤い球(炭素)がひとつです。そこから、爪楊枝めいた、たけひごが、二本出ていて、その先に、白い球(酸素)が二つついた、大変シンプルな形です。

 で、科学の世界では、こういうシンプルな構成を持っている素材を、研究するのを無機化学といい、体を構成しているたんぱく質などの、複雑な物質を研究するのを有機化学といって分けています。

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 ここから先、私独特の解釈を、この燃焼という現象に対して加えさせてくださいませ。

 もちろん、すべては目に見えない世界の話ですから、一種の見てきたような嘘を言いの類ですが、しかし、嘘ではない真実を、わかりやすく表現しているだけです。

 これから、先の話は、一ミリグラムの灯油(それは、一滴以下ですが)を数十万倍に拡大した世界です。

 自然界の環境として、小学校のプールを思い浮かべてください。その中には、既に、395個の白いサッカーボール(窒素)が入っています。そこへ青い球(酸素)も、100個入っています。

 そこへ、後から入る(一ミリグラムの遊離した)炭素とは、赤いサッカーボール、六個ぐらいの割合だとお考えくださいませ。この赤いサッカーボールには四つの突起があります。<<<これがプラス四価という事を指す>>>

 白いサッカーボールである窒素には、穴が何もないのですが、酸素には、一個につき二つのアナがあります。<<<これが、化学の用語では、マイナス二価のこと>>>
 そのアナへ、炭素原子が持つ、突起がぴたっと入り込むとします。ひとつの酸素原子が結びついた後で、もうひとつの酸素が、残っている二つの突起とぴたりとはまり込むと、後は、突起もアナもない形で、炭素と、酸素が結びついた炭酸ガスができます。

 それが、そのプール内で、六個できます。自然界では、必ず、炭素原子より、酸素原子の数の方が多いので、炭素はそこに存在する分だけ、炭酸ガス(=CO2)へと、変化していきます。ここで、酸素と仮定をされた青いサッカーボールは、12個が使われ、残りの、88個は他の燃焼の場合に、準備しているというわけです。

 ここで、ただ、プールの中に、ポーンと、炭素原子たる、赤い球を入れても、青い球とぴったり結びつきません。外から、人間が拡販してあげると、突起と穴がぴったりとはまりやすくなりますね。この人間の補助労働の役目が、いわゆる、マッチの作用です。外から、最初のエネルギーを与えると、この上に書いた、突起と穴のはまる現象が起こります。

 そして、この現象を酸化と言います。その酸化現象が熱を出します。ただ、それは、化学の言葉であり、一般的な用語としては、燃焼とか、燃えるといいます。そして、この現象が連鎖的に進み始めると、その化学反応自体の熱が次の炭素原子の有利を生み出し、反応が連続します。それで、いったん、火がついたら、マッチを連続的に、指し込まないでも、暖かい場所(ストーヴ)と、熱い場所(ガスコンロ)を得ることができて、人間はそれを、暖房とか、調理用に使います。
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副題3、『炭素の消火と、ウランの冷却(?)は、まったく別種のものです』

 過去、人間が使ってきた、これら、炭素の燃焼の場合は、大抵は、水を使って消します。水がどういう作用をするかというと、それは、酸素を遮断するわけではありません。理科実験室では、炭素の燃焼をとめるのは、酸素を送り込まないという事だったのですが、消防署が、火事を消すのは、放水です。

 それが、どういう意味を持つかというと、燃えている物質たちの熱を冷まします。熱があることによって、上の酸化現象、いわゆる燃えるという事がおきたわけですが、それは、炭素原子がセルローズとか、脂肪という、分子の形から、一個の原子として、遊離することを助けていたわけです。が、それがなくなるので、まず、燃える材料の内、炭素が、この世界から見えない形となるので、酸素も働きようがなくなるというわけです。

 今、福島第一原発の、原子炉(または、格納炉、または、建屋)へ、膨大な海水、および真水を、注入しているわけです。それなのに、どうして、火が消えないのだと、誰もがいぶかしく思うでしょう。

 それで、地震発生後二週間目に岩手県へ入った小澤一郎氏が、「どうして、まだ収束できないのだろうね」といったり、月刊文春が、その遅さをたしなめるように、『収束は一ヶ月かかる』という記事を、新聞宣伝の目次として使うという事となります。

 それは、核燃料の特殊性を知らないと、当然の発想です。

 核燃料の特殊性とは、<<<酸化現象で、熱を取り出して利用をしている、わけではない>>>と言うところです。そこが、人間が数万年にわたって使ってきた燃料とは、根本的に、違うのです。人類が、原始石器時代から、なれている炭素を燃やして酸化するという現象とはまったく違った、科学的仕組みで熱を取り出しているのが、原発です。その特殊な仕組みが、核分裂です。つまり、酸化のように、他の元素と結びつくから熱が出てくるのではなくて、

 自己崩壊、自己分裂によって、熱が出てくるのです。

 だから、原発に水を注いでも、消えないのです。一般的な消火というイメージとはまるで違うのです。だから、常に新聞でも、冷却と書いてあって、消火とは書いてありませんでしょう。

 でも、庶民は、その核燃料の仕組みを、きちんと教えられていないので、いつかは消火できると思い、それで、覚悟が決まりません。

 一般的な火事のイメージで、その事故を捉えているから、どうしても、消火できると思い込み、『いつかは終わるはずだ』と、誤解をしているから、いつまでも、覚悟ができなくて、避難もしっかり進みません。

 それで、私は、疲労のウエに、疲労を重ねつつ、こんな基本的なことを申し上げる始末となっています。
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 実は、上に上げた説明は、すべて、非常に古典的な知識を使っています。炭素と酸素の結びつきは、実際には、たけひごみたいな棒の形で結びついているわけではありません。

 それから、突起と穴というのは、プラス・マイナス・イオンの働きを、抽象化するために用いたたとえであり、

 そのプラスとか、マイナスというのは、雲か、波動か、光か、という、いわく言いがたいものだと、すでに、1926年にシュレジンガーは、言っているわけで、

 原子レベルでの、化学反応の本当の姿は、上に書いたようなものではありません。
ここで、イオン原子の動いている雲の世界も、K殻(orbital=2個)と、L殻(orbital=8個)と、あって、とか、いろいろ、化学(または、科学)用語的には、さらに、進んだ説明語もあるのですが、

 そこまでの、世界の説明は、今日は控えさせてくださいませ。今日書いたことは、中学生レベルでの説明です。同じ現象が大学生レベルと、か、大学院レベルとか、ノーベル賞級学者レベルとかで、すべて、言葉と説明様式が異なってくるのです。
 でも、読者を馬鹿にして、中学生レベルで、話したわけではありません。

 基本的な概念は、上のような言葉で説明した方が、より、わかりやすいのです。第一級の学者たちは、「イオン殻は、線(=軌道)ではなくて、マス(=クラウド)だ」といったり、しますが、その裏側に、上に上げたような中学生レベルの、基本的な概念は、踏まえた上で、言っているのです。で、彼らは高度だから、断定できません。で、迷いみたいなものも、素直に出しているのです。

 が、その手の迷いや、晦渋を、庶民が、急に受け止めると、何がなにやら、わからなくなるから避けた方が賢明です。学者の振りをして、馬鹿にしているわけではなくて、急に高度で、多層的な知識を入れこめられても、「わかんない。私には」となって、「お上の言うとおりにしましょう。だけど、どうして、こんな、簡単な事が、政府野党殿には、はわからないのだ」と、なって、国民が怒ります。
 となると、その怒りに乗じて、簒奪する、もっと悪い政治家の政府ができる可能性もあります。もちろん、今の政府が100%完璧だとは言いません。

 菅首相が、3月15日時点の東電側の、『人間はあそこから、撤廃させたい』という申し出でを断ったことさえ、私は今日は、判断をくださないで、おきますが、疑問符は、一杯つく措置です。
 
 で、学者たちの発言のことへ戻れば、
 ウエのような基本を踏まえてさえ、イオンの働きは光か、雲かと言っても、酸化の現象は、なかなか、理解できません。むしろ、爪楊枝で結びついているイメージの方が炭酸ガスとして捉えやすいのです。で、酸化の科学的メカニズムを捉えやすくなります。
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副題4、『ウランからは、どうして、2700度と言う高熱が出るの?』

 これが、もっとも大切なことですが、ウランから高熱が出る仕組みは、酸化(=燃焼)ではないのです。核燃料から熱が出る仕組みは、核分裂です。

 この核分裂が放出する熱は莫大であって、炭素原子が、参加する際に出す熱がせいぜい、1200度から、1500度だと思われるのに、2800度くらいは平気で出るのです。

 炭素原子(重油や、備長炭)の場合、一番高熱なのは、溶鉱炉とか、陶芸の登り窯の中ですが、それは、小さな覗き窓から、人間が覗いて確かめることができます。それから、解けやすい、とんがった、テストパイロット用、陶器を入れておいて、その先端が曲がったら、何度である、そこで、燃料を入れるのをとめてよいと、都会に設置されている陶芸窯では、システムが完成しています。

 が、稼動中の原子炉の内部など、その放射能被害という、毒性から、人間は、誰も覗いて、目視したことがないのです。でも、炭などが燃えている時の、赤ではなくて、黄色に近い橙色だと感じています。

 ウランがどうして、酸化現象を起こさないかですが、これは、大きさが巨大であって、結びつく適宜な相手がいないので、一般的な化学現象を起こさないと見るのが、私の直感です。これは、別に教科書に明記されていることではないが、きっと当たっているでしょう。そして、この放射能を出すという事、自己破壊(=核分裂)という現象が、まったく目新しい現象だったので、キュリー夫人をはじめ、大勢の科学者が、この分野の研究に夢中になったのです。学者の功名心というのは、新しいことを研究する事が、最大の喜び隣、そこで達成されるからです。

 が、この際、粘菌を研究しても、壮大な、工学的システムの開発には、いたらず、ビジネスチャンスを生みません。だけど、核分裂の仕組みは核兵器、および、この原発への応用と言う形で、莫大な利益を生み始め、日本だけではなく、世界中で、その分野にお金が注がれました。

 で、全世界的に同じだと思うのですが、高校時代までの成績がよくて、「自他共に優秀だとみなされる人材がここに集まってきていますので、それも、真理的な優位性を保つゆえんであり、庶民に睥睨して、いて、『庶民相手には、説明したって、どうせ、わからないのだから、説明する必要はない』と、言う発想を、これら、研究者、の間に生んでいると思います。
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上は、月曜日の午前三時ごろ、ラフ原稿として、書き、今、丁寧に補追を入れ、推敲し、完成させました。
 日付はともかく、そうです。

 今は、月曜日になっています。週刊ポストの広告が新聞に出ています。

副題5、『月刊・文春の目次も、週刊ポストの目次も勘違いがあるが、それは、どうして、そうなるか?』

 気になるのが、「大爆発があるという嘘」という目次です。
この記事が企画されたのが、10日ぐらい前だとすると、茨城県沖の「いかなご」の、汚染等が言われていて、風評被害(?)としての、東北のダメージが大きかったところです。

 記者魂として、風評被害から被害者を救いたいというのもわかります。

 しかし、週刊ポストと、週刊新潮は、3.11の前に急激に、小澤擁護というか、オマージュに変転しています。この小澤氏が原発擁護派の総帥です。この記事も、「嘘だ。さわぐな。原発は大丈夫なのだ」と言う底流から書かれていると、見えます。

 でも、上の文章をお読みいただくだけでも、原発って、旧来の、一般人が知っている燃料とはまるで、違うものだという事だけはご理解がいただけるでしょう。

 だから、消火はありえないのです。となると、これから、先どうなるかは、神のみぞ知るが正しいのです。国民に大きな影響力があると自負するなら、自負するほど、メディアの関係者は、謙虚になって欲しいです。

 この週刊ポストの、企画があがったであろう時点から、さらに、10日以上たっていて、冷却が、簡単には進まなくて、数ヶ月かかるということは、国民のコンセンサスとは、なりました。

 ただし、今、計っているのは、格納炉の表面です。それが、200度C前後だそうです。(2011年4月10日の報道による)格納炉の下に原子炉があるわけですが、
 その間に、人間は入れません。

 今は、窒素ガスを送り込んでいるので、
 窒息死してしまう上に、そんなことは想定していてないので、人間が歩く通路など確保も、構築さえ、最初から、なされていません。かつ、放射能被害が、徹底的に大きな場所です。

 となると、厚さ、16センチの鉄製でできていると、言われていて、かつ、破壊も進んでいるらしい、原子炉内部、または、その表面の温度は、今は、まったく観測できない状態なのです。最初期に、そこが、2700度か、2800度であるという事は、発成物質の観測で、明かされました。今は、そこらあたりの情報が、出ない時期になってきています。
 だから、国民は、一種沈静化の、ムードを抱いているでしょう。

 鎌倉など、すごい観光客です。それは、それで、税金を払わなければ、復興ができないので、いいのですが、『安心状態になったぞ』とは、まるでいえない状態です。

 その不安ですが、あおるわけではなくて、化学の知識を、持っているだけで、原発とは何だという事がよくわかってきますので、誰にでも、対処しやすい物となります。それを、勧めているわけです。

 ともかく、『一般の人が持っているイメージとしての、収束は、イコール消火だと思うのですが、それは、原発には、炭素は一切含まれていないので、ありえない』となります。ともかく、大爆発を抑えるために、半、永久的に冷却を続けないといけなくて、しかも、どれか、または、全部の原子炉には、亀裂が入っていて、かつ、同時に核燃料保存用プールの破損も考えられるので、汚染水の垂れ流しは続くとなります。

 漁業関係者が怒って、抗議をするのは、当然です。だけど、普通だったら、それを受け入れて、「はい、止めますよ」と成るのですが、この原発事故の場合だけは、
・・・・・大爆発が起きて、関東圏への人的被害が膨大になることを避ける・・・・・のが、最大の命題のようですから、冷却水の垂れ流しは収まらないでしょう。

 では、今日はこれで終わります。2011年、4月10日の夜から書き始めて、11日の午後零時に完成する
      雨宮舜(本名、川崎千恵子)
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