銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

日本人同士で、喧嘩していても、駄目でしょう。・・・・・銚子漁港△

2011-04-06 03:26:49 | Weblog
これも、原発に関する論議です。その18です。

 今、海の方の漁業(水産)関係者にも移住を勧めたいです。
この移住を疎開という言葉で表している人もいますが・・・・・

副題1、『韓国が文句を言ってきたけれど?????』
副題2、『福島県、漁民の、東電への抗議について』
副題3、『銚子漁港が、茨城県の漁船入港を、断ったことについて』
副題4、『この苦難の責任は、農・漁業民にはない。では、誰にあるのか?』

 ありがたいことに、こんな論議を、いろいろ、張っていられるのも、今、決死の思いで、あの地獄の地で働いて下さっている作業員がいるからです。5日付の朝日新聞、30面では、なくなった東電社員の両親への取材があり、インタビュー記事は載っていました。両親はつつましく、まるで、戦時中の特攻隊員の親みたいなお話をされています。痛ましい。
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*副題1へ、『韓国の外相の記者会見について』、

 ところで、4月5日にも気にかかることは一杯です。韓国外務省が、日本を責めました。これに関する論調は、昨日のドイツに関する部分でとめておきたいが、実は、本当に責められるべきは、恐ろしい物質を、まるで、普通の燃料のごとく、思わせた、この技術の発案者とそれで、金儲けをしようとする、手合いです。
 つまり、責められるべきはアメリカにあるのです。それを、転嫁させた発案です。だから、神に向かっては無視して置いたらよいのです。

 もちろん、導入した政治家がバカだったのですが、韓国にだって原発はあるのですから、レベルは同じです。ただし、外交的な礼儀をはずしてはなりませんが、この際に、韓国がいらいらと何かを言ってくるのは、悪魔への加担のひとつですから、長い目で見たら、韓国の損です。そう思っておけばよいのです。
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副題2、『福島県、岩手県、茨城県の漁民に提案したいこと』

 私は最初期から、漁業の面でも大変になると思っていました。過去の文章のどこかにそれを書いてあると思います。で、今回『低濃度の汚染水は、海へ流す』という事になって、韓国からと、福島県の漁民から、抗議がきました。

 これをどう考えるかですが、抗議をするのは悪くないと思います。いわゆる、自己主張のひとつです。だから、自分を守るために大切なことです。ただ、私に言わせれば、これも、原発の内包する悪のひとつであり、避けられないことのひとつです。だから、抗議をしても、東電は水を垂れ流すのをやめません。やめられません。

 今は、冷却が可能だという前提で、ことが進んでいるからです。だから、冷却水はどんどんどんどん海にあふれ出ます。公的な発表も、数ヶ月はかかるとなっています。だから、どんどんどんどん、海に汚染水は出て行きます。原子炉も既に壊れていますから、冷却後の薄い濃度の汚染水だけではなくて、高濃度の汚染水も、また、外へ出てくる可能性はあるのです。

 しかも、それは、今の取水口だけではなくなる可能性も、高いです。
 可逆性はないのです。しかも、石棺化も、大爆発後で、ないと無理ですので、(というのも冷却が不十分な段階では、より危険性が大きくて、石棺化は、できない。)永遠に汚染水は海へ流れ出ます。

 それに、私に言わせれば、

 実際には、今の段階では、食べても大丈夫ですが、小女子で、駄目なら、他のお魚でも同じことでしょう。食物連鎖の図がでて、小魚で現れたものが次には大型の魚へ移動と出ていますと説明をされていましたが、それは一種の先送りの気休めにしか過ぎないです。あんなことを言うと、また、だまされたとなって、将来、漁民も国民もいう事をまったく聞かなくなる恐れがあります。毒性は、すでに、小魚も大魚も、大体同じことだとみなした方がよいです。

 だから、今なら、食べても、それほど大きな障害が出るとも思われません。が、大爆発の可能性を秘めているから、その後では、まったく、変わります。本当に気の毒だけれども、潮流の関係で、岩手県まで駄目だと感じます。実際には大丈夫でも、今の国民が神経過敏になっているし、それなら、韓国から輸入をすればよいとか、ノルウエーから輸入をすればよいとなってこの地域の沿岸漁民の、この漁場での復活はないと、私は、見ています。

 これは、ダメージを与えたくて言うのではなくて、いい加減な情報を与えて、それらの人々に謝った考えと、覚悟の足りなさを与えると、かえって悲劇だからです。

 で、どうしたら、漁民を救えるかですが、結局のところ、ワークシェアリングの発想を、農業にも、漁業にも導入して、他の漁場とか、漁港で、これらの地域の漁師さんが、働けるように、誰かが、音頭をとるべきです。農業は過疎地への5人とか、10人単位の移動を、私は既に、勧めています。漁業に対しては、いまだ、言及していなかったのですが、これも、各地域の沿岸漁業に、参加させてもらい、引き受け側、避難側双方ともの収入が、低くなっても、受け入れるように、手配するべきです。

 これを、まとめる人材は、辻本清美さん程度では駄目でしょうね。

 で、今、それらの地域の漁業関係者が、何をすべきかと言うと、何も動かない方がよいのです。刺激的な動きは損をします。

*副題3、『銚子漁港は、茨城県所属の漁船の入港を拒否した』へ。

 一週間か、十日前には、銚子漁港は大にぎわいという言葉がニュースステーション(テレビ朝日内)で、出てきました。

 東北地方の漁港がすべて、地震と津波で壊滅状態になったので、そこへ入港する予定の漁船が、銚子へ回ったらしいのです。そこで、水揚げをしました。

 そのときの獲物は、震災前の海でとったもので、誰も、放射能汚染を疑いませんでした。だから、銚子港での水上げが活況となったのです。

 しかし、急にこの5日から、銚子港は、東北、特に茨城県の漁船の入港を拒否し始めたとのことで、両者の言い分がカメラの前で語られました。

 少し前だと、銚子港側の拒否の言葉を、『一種のいじめだなあ。これはよくない。日本の国内で、この急難の際に、喧嘩していてどうするの』と、いう風に銚子港側を、批判的に、否定的に、取ったと考えられます。私自身も、国民の大多数も。

 しかし、小女子から、基準値の二倍の濃度の汚染が出て、かつ、福島第二原発の取水口(=海へ水が流れ出るところ)で、普段の750万倍という濃度の汚染が発見されては、この銚子港の態度も『むべなるかな』と、思われます。実質的には現段階では、食べてもかまわないのですよ。それに茨城の船は「小女子は、とってはいないのだ」と、言明しています。だから、風評被害の一種といえば言えます。

 だけど、これが一過性のものとは思われないので、さすがにいじめ嫌いの私も、この銚子漁港側の措置を、嫌うだけでも、すまないのです。悲しいことだが責められないなあと思います。

 もちろん、似たようなケースで、2週間前ぐらいに、中国の港で、日本産品を乗せた船が、入港を拒否されたという話題が、あって、そのときは、『そちらの民度が低いな』と、思いました。が、それでも、彼らを説得できない限り、日本の輸出がダメージを受けることも、確かなのです。そして、現場で働いている人間の、心と頭脳が納得をしないかぎり、この問題は解決しません。

 で、どうにかして、世の中に喧伝をされているほど被害をあたえないことを証明したいのですが、どうも無理なのです。現代のペスト菌みたいに、恐れられているのが放射能です。

 普通の場合の私ですと、この茨城の漁船を、自主判断の人として推奨し、励ますのですが、今回ばかりは、『抜け駆けが失敗でしたね。今は、静かにしておいた方がいい』と言いたいです。

 というのも、この巨大な災いに対して、いち、小ざかしい漁船が動いたからといって、社会の潮流を変えることができないからです。人々の意識を変えることはできないからです。

 で、どうしたらよいのかを考えると、それは、まず、正しい情報を与えることです。
今、やっと、冷却には、数ヶ月が必要だと言う真実が出てきました。が、大爆発がありうるという真実はまだ出ていません。

 これを、東電は出すべきです。保安院も、原子力委員会も出すべきでしょう。その知識と予測の上で、彼ら漁民が進路を選択すればいいのですが、

 私が考えるのに、茨城から、福島、宮城、岩手の漁港を再開し、その沿岸に水産加工業者が再び工場を立ち上げるという事は無理だと思います。苦渋の選択ですが、沿岸・漁業が好きなら、違う漁場に、割り込ませてもらうしかないです。すると、既得権を奪い合う事となりますが、そこは、日本人の優しさを利用して、かつ、ワークシェアリングの発想も加味して、収入や労働を、分け合う発想が、必要だと感じます。

副題4、『この苦難が生起した責任は、どこにあるのか?』

 さて、その際に、漁業者に言いたいのですが、「心の上では、卑屈になる必要はないのです」と。収入が目減りする受け入れ側に、意地悪をされたり、憎まれたりしても、あなた方には罪はありません。農家が休耕田に入り、作付けを開始するのは、あなた方漁民ほど、恨まれないし、よりスムーズに行くと思います。後は、土地の売買値段等を、政府が支援をして、双方が納得の行くようにすればよいです。

 が、漁民は、いささか違うかもしれない。特に沿岸漁業の場合には。

 で、ここで、ざっとですが、この苦難の責任をどこへ、もって行ったらよいかを考えて見ましょう。
 25%は、現在の政府です。
 特にこれから、原発を、どうするか? もちろん、すべて安全なうちに廃炉とするのが、理想ですが、あまりにもお金がかかるので、どう決断するかは、わかりません。だが、将来像への責任を、示すことで、重要な内閣です。

 次に過去の政治家、特に本当に、キャスティングボートを握った政治家が誰だったのかは検証されないと駄目です。それらと、歴代の内閣の責任があります。特に原発事故が表面に出てきた時の政府の役割は、大いに大切ですから、それらの事故の起きたころに、期日がかかっている内閣は、責任を重く取るべきです。故人も多いから、個人的な罰金を取ることなど無理でしょうが、現代史の重要な項目として、研究され、表に名前を出さないといけません。

 政治とは、そういう部分まで、含むものだと考えます。これらの責任が、45%ほどとなります。次の30%は、アメリカの政治家や、国際的、軍産共同体にあります。
 彼らが、どういう甘言を弄して、この危険極まりないおもちゃを、日本へ売り込んだかは、問われないといけません。

 次に、東電の責任です。現代の上層部には、責任の40%はあります。すぐに、「贅沢極まりない寮は、売ります」などという、国民を納得させうる処置を取っていないこと。

 発表が、後手後手に回り、いささか、真実をゆがめている向きもあること。

 大切な、被害者・救済方針でも、ピントがずれまくっていること。
双葉町とか、浪江町とか、あの福島第一原発の資金距離にある町村へ、見舞金を一律2000万円配ったそうです。が、浪江町は受け取りを拒否したそうです。人口を考慮せず一律に二千万円だと、浪江町の場合、一人当たり、千円以下となるそうで、それも、どうりだと感じます。センスがない。心配りがない・・・・の、連続です。それは、かれらが豚と化しているからです。人間ではなくなってしまっての歳月が長いからです。

 しかし、過去、50年近く、原発の脆さを、自覚しなかった、退職した幹部たちの責任も大きいです。彼らが、その当時、どういう風に選択をして、何をどう考えていたかは問われないといけません。そこを、30%と、とっておきましょう。

 後の30%は、アメリカ国内の産業構造やら、技術の面での責任です。特に、原発というものを推進する流れを作ったGEという会社の責任を問わないと駄目です。

 さあ、これからです。農業従事者も漁業従事者も、宙ぶらりんで、何も決定できにくい状態に置かれて、ただ待つだけですから、一番苦しいところでしょう。夜も眠れないくるしみだと推察しますが、「もっとも正しい選択を、されますように」と、祈っています。ともかく、勉強をしてこなくて、原発の何が怖くて、何が問題なのかを、知っておかなかったことは問題です。どんなに離れていても、日本人はすべて、勉強しないといけません。

 東電やら、政府は、きちんと、誰にでもわかる形で、説明をしていかないと駄目です。

 2011年4月5日から6日にかけて書く       雨宮舜
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