これも、原発関連論議の一環です。その19とさせてくださいませ。
副題1、『高速増殖炉実験とは、けちと強欲の象徴です。チェルノブイリの真実』
副題2、『使用済み、核燃料棒とは、プルトニウムの多いものでしょう?』
・・・・・朝日新聞、5日付、夕刊・第一面を家宝にしてください・・・・・
副題3、『既存の原子炉が、ごみ屋敷になってしまったから、
あらたな新築一戸建て(増設炉)が、欲しいという東電』
副題4、『なぜ、プルトニウムという物質名を出さないのか?』
副題5、『石田いっせい君の、ブログ』
副題6、『オーストリアでは、右翼が原発反対です』
私は緻密な論議を展開してきたといういささかの自負を持っています。特に、『事実に基づいて、科学的に』と、いう点で。が、本日のタイトルだけは、結構情緒的に、かつ、人文学的に書かせてくださいませ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
副題1、『高速増殖炉とは、けちと強欲の集合である。チェルノブイリの悲劇の真実』へ。
私は、チェルノブイリの事故は、ライブで、見ている人間です。で、あの事故の報告ニュース内で、最も強く記憶に残っていることが、責任者の弁解です。
それを、責める意味で、聞いていたのではなくて、『気の毒だなあ』と思いながら、聞いていたのです。重要な言葉は、「実験をしていた。が、実験がまずい方向へ向かって、この事故がおきた」です。何の実験かというと、高速増殖炉の実験です。
これから先に書くことは、どこかから、間違っていると、指摘が入るかもしれません。というのは、この原発の事に関することほど、報道管制がしかれていて、かつ、真実が出てこない話は、他にないからです。そういいきってよいほど、言論弾圧の対象となっている分野です。
今、これを書きながらも、このブログを書くことへの妨害を、受けています。が、慣れているので、それは気にしないで筆を進めますが。ともかく、間違っていると、どこからか、指摘が入れば、それは、それほど、言論統制がしかれているという事で、私の記憶こそ、ある大切な事実を伝えていると感じますので、文章を先へ進めます。
今、私、および、世界中が危惧しているのが、福島第一がチェルノブイリ化することです。至近距離(?)のカメラに写った、あちらは、猛烈な炎があがり、灼熱の地獄が出現し、その後で、死の灰(今、別の言葉になっているはずです。それも、例の言いかえを多用して、本質を鈍らせるという諜略の典型ですが)を大量に北西のヨーロッパへ撒き散らしました。ここから、副題6へ、入るのですが、それは、後回しにします。
で、何の実験をしていたかというと、高速増殖炉の実験だそうです。
で、一般の人には、高速増殖炉が、なんだか、よくわかりません。ここからは、何の文献も参照せず、当時の私の考察を思い出しながら、書きますが、高速増殖炉とは、ウランと、ウランの核分裂で生成した、プルトニウムの両方を、発電に使うという事のようです。
ここから先は、例の見てきたような嘘をいいの類です。というのも、生身の人間である、私には、福島にしろ、チェルノブイリにしろ、原発内の原子炉の内部を覗きこむわけにはいきませんので。それは、原発管理の東電職員でさえ、同じことです。厚さ16センチの鉄でできた炉の中で、おきていることを覗いたとしたら、一瞬で死んでしまうほどの放射能を浴びるでしょう。
ここが、鉄を溶かしている溶鉱炉などとは、まるで違う毒性を放つシステムの恐ろしさですが・・・・・ともかくの事として、イメージとして、想像するに、チェルノブイリの高速増殖炉と、同じことが、いくばくかのレベルで、福島原発ないでも、どこの原発でも、起きているわけです。つまり、ウランとプルトニウムの同居の中での発電です。
というのも、ウランと、核分裂後の生成物、プルトニウムを、その2700度以上の高熱の中で、分離させるわけには行かないからです。
だけど、福島第一原発のシステムを、軽水炉といい、チェルノブイリとか、そのほかで、ある時期実験をされた方を、高速増殖炉と、別の名前をつける理由を探りたいのです。どこにも、庶民にわかるように解説してくれる人がいません。で、私が想像で、答えを出します。
プルトニウムの混ざった状態で、核分裂をさせるためには、より高温や高圧ででシステムを稼動させるなどの必要があって、それを手探りで、どこの数値が適当であるかを探っているうちに、爆発をしたのです。他の分野では、実験装置風の小さいシステムで、事前に数値を割り出すための実験をしますが、原発だけは、実験ができません。
というのも、ウランだけでも、核分裂をさせるのは、理科実験室のような小さな装置では無理だからです。小さな形ですが、広島がた、ピカドンを起こすわけですから、理科室内なのでは無理なのです。
今目の前で展開しているように、非常に危険で、人間が、コントロールし得ない部分が大きいので、結局は原子力発電システムの中で、実験を重ねる事となります。
それは、手探りの状態で、先へ進む事となります。過去の理科実験室内的・実験には、裏打ちされていない部分へ入り込むわけですから。で、将来をただしくは、見越してはいないので、当然のこととして、より適切な数値を求めているうちに、または、より高い経済効率を探っているうちに、大爆発が起きたわけです。そういう態度を、私は『強欲の塊だ』というわけです。チェルノブイリの技術者に、それを命令した存在の心構えの汚さを、言っているのですが。
でも、核燃料を売り込む側は大爆発を、チェルノブイリを稼動している、人間の人為的ミスだとして、何度か、試せば適切な数値が得られるはずだと思っていて、そのほかの国の原子炉でも、何度も、その同じ実験を繰り返しました。そして、何度も小さい事故がおきた可能性があります。それで、結局は、その実験は中止されています。
ですから、福島第一原発は、一応ですが、ウランだけを燃やす装置となっていたはずです。
ここで、副題5の石田いっせい君の証言が重要に成ってくるのですが、今は、そこまで行かずに、高速増殖炉とは何なのだという謎に対する私の答えを上げたいと思います。
原発関係のことは、小難しい言葉を使い、庶民を煙に巻くことが大切だと、生産し、売りつける側は、知覚しています。で、いつも、庶民には、ちんぷんかんぷんの言葉で、説明されるのですが、それを、誰にでもわかる言葉で、翻訳をすると、より長時間、燃料棒をもたせたいという『けち』の発想から出ている案だと、なります。
それは、原子炉を稼動している、側の国にとっては、電力の生産・単価が安くなることへつながり、けちというより、ビジネスとして、当然のごとく、追求せねばならない課題ですから、上から、やるように命令を受ければ、技術屋は、心配を、感じながらも、命令に従わいます。
でね。その命令ですが、いったん事故がおきると、ソ連(当時は国家体制がそうだったと思います)の政府幹部は責任を負いたくないので、自分たちが命令したとは言いません。
で、当該事故の最中の、技術屋のトップは、苦し紛れに、本心を言いました。「IAEAから命令をされて、この実験を行った」と。で、その当時から、私はIAEAというものの、本質は、核燃料を売りつける側の、隠れ蓑だと、考え始めました。典型的なダミーです。
一見すると、業者からは独立している文化的政治的団体のように見えますが、違うと、感じました。
その後、ニュースを注意深く検討すると、IAEAは、核拡散防止条約を盾にとって、イランをいじめきっています。イランは、なぜ、アメリカへ嫌われるかというと、イスラエルが、パレスチナ住民を弾圧し、苦しめるから、同じ、イスラム圏の人間として、パレスチナ側にたつからです。アメリカの大富豪、または、ロンドンや、そのほかの都市の大富豪は、ユダヤ系が多いのです。
しかも、その大富豪が、核燃料の発売元と重なっています。で、イランいじめは、行われますが、それの本質は、核燃料を売りつける側が独占企業である方が、値段等を、自由に設定できて儲けが、大きいからです。それで、核拡散防止といって、いじめるわけです。北朝鮮も時々いじめられますが、これは、イランとは、まるで性質が違います。北朝鮮は一見、反抗的です。が、内々では、金正日は、既に、寝返っていて、国際的、軍産共同体の、一種の道具と化しています。
で、外交や政治から元へ戻って、技術や科学へ戻れば、この高速増殖炉は、核燃料を売りつける側にとっても、ある程度に好都合なわけです。なぜかというと、プルトニウムの保管をしないでいいからです。
プルトニウムも人体へ多大な損傷を与えます。だから、厳重に保管しておき、人体への影響がないようにしないといけないのですが、その費用が莫大にかかるので、それを、原子炉から外へ出さないで、永久に使い続けると、便利というか、お金をかけないで済むからです。しかし、その技術が、すこぶる難しいことだったというのが、チェルノブイリ事故の真因です。
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副題2、『使用済み核燃料には、プルトニウムが膨大に含まれている?』
この『使用済み核燃料の保管に、莫大なお金がかかる』という点は、原発システムを売り込む際には、買い手である、あいてがた(たとえば日本の1960年代の政治家)には、しっかりとは、認識させないで売りつけている可能性があります。
私などは、その部分までわかっていて、そこが、一番、気に病むというか、心配するところで、それがあるからこそ、原発を作ってはいけないと主張し続けている人間です。
日本でも、六ヶ所村をその使用済み核燃料の、廃棄場所にすると言う案が、往時の政府から出て、それに対して、青森の六ヶ所村では大反対が起きています。その当時、六ヶ所村を取材したのが、今、NHKテレビ内で、解説をしている水野さんだそうです。
水野さんは、文科系の出身みたいですが、そこで、勉強を重ねたので、核燃料とか、原発のことが相当にわかったのです。現在、NHKの画面に登場する人間のうち、もっとも、信頼できる人物ですが、ここで、こう書くと彼の出番が減るかもしれません。みなさん、注目をしておいてください。東大の教授などより、よっぽど物事が、わかっている人材です。
で、六ヶ所村で、受け入れを断られた使用済み核燃料は、なんと、福島原発の建屋内に保管をされていたのです。朝日新聞の5日付夕刊、、第一面には、福島第一原発の、各原子炉建屋内に、保管をされている使用済み核燃料棒の数が明記されています。これは大変に重要な資料です。家宝として取って置いてください。というのも新潟柏崎原発内にも、静岡浜岡原発内にも、美浜原発内にも、同じような数の使用済み核燃料が保管をされている可能性をうかがわせるからです。
他の日に出ていた、各原発敷地内に、何基、原子炉建屋があるかを、これに、付随させれば、今の日本が、どれほどの、危険性をはらんだ国であるかが、国民にはっきりとわかります。丁寧に積算すると、4千本を越す核燃料棒が、福島第一原発には、保存をされているのです。それに未使用の核燃料もあり、現在稼動中の核燃料もあります。
4号基から、6号基までが、なぜ、稼動をしていなかったかの秘密もここから、解けてきます。それらの建屋ないでは、1000本前後の使用済み核燃料が、すでに保管をされていますから、そちらでは「もう、これ以上は、保管ができないので、燃焼・発電もやめている」というわけでした。
『六ヶ所村で引き受けを断った件は、どうなったのかな?』とその日まで、長らく、いぶかしく思っていましたが、4号基から6号基の建屋内に、ひっそりとかくまわれていたのです。もし、今はまだ、保存に余裕がある、1~3号炉にも、たまりきってしまったら、どうするつもりだったのでしょう。発電はしない。が、石棺化もしない。ただ、ただ、永遠に冷却水を循環させ続ける・・・・・恐ろしい発想です。この様な大震災にあわないでも、金属疲労等で、100年以内には壊れた可能性がありました。
ここで、石棺化もしないというのは、できないのだと思います。水で冷却し続けないと、大爆発を起こします。チェルノブイリが、石棺化、できたのは、大爆発を起こしたからこそ、もう、水がどうのこうの、冷却がどうのこうのと、いう段階ではなくなったからです。福島第一原発も、今は、水がある段階ですから、石棺化ができないのです。スリーマイル島も石棺化しなかったのは、大獏発をしなかったから、水がある段階だったからです。
かつ、その水の流れは、今、大地震と大津波を受けた後では、循環しません。あっちこっちで、パイプ他のシステムが壊れていて、それを修復するのなど無理なのです。放射能被害がなかったら、可能かもしれませんが、放射能があるから、長時間作業するのなど、できないからです。だから、石棺化もできず、ただ、水を繰り返し流しいれて、冷やし続けねば成らず、それは、海を永久に汚し続けていく事となります。
漁業組合が、東電に抗議に行ったそうですが、「さて、お話を承りました。お詫びもうし上げます」と、勝俣会長が言ったところで、どうすることもできなくて、ただ、ただ、冷却によって、汚染された水を、海にたれ流し続けるほかはないのです。水は低いところへ向かって流れますので、たまってあふれたら、水ガラスも何のその、あらゆるところから、海へ流れ出ます。
本日6日付夕刊で、いわき市の小学校四校が合同で、入学式を行ったと出ていましたが、私は痛ましくて読んでいられません。まったくもって、永遠に続く苦行が、この地には待ち構えているのです。「早く逃げなさい」と言うほかはありません。
既に、外資系企業のほとんどが、社員と家族を、香港へ移したとも出ていました。彼らには、この手の真実がすでに、入っているのです。
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副題3、『ごみ屋敷になってしまったから、新しい新築一戸建てが欲しいという東電』
ここで、東電には、この使用済み核燃料の、正しい後始末を放って置いて、どんどん、あきスペースへ、新しい建屋や原子炉を増設をしようとした、罪を問いたいです。この年度末、もしくは、新年度開始期の、国への提出書類内でも、増設、の申し出でが、記載された部分があったと、世の中から集中して、叱られていて、私も憤慨しました。
『なんで、すぐ、訂正できないのだ』と思ってね。実は私は弱い体に鞭打って、死に物狂いで仕事をしてきました。パソコンの使用方法で、バグを入れられて、難しくなっている中で、30時間連続で、仕事を続けるのなど、ざらなことです。だから、東電社員の安易さと甘さに、腹が立って、腹が立ってという状況です。
だけど、この朝日新聞、5付け夕刊の数値を読めば、各原子炉が、使用済み核燃料の貯蔵庫と化しているわけですから、「ごみ屋敷になってしまいましたから、新しい一戸建て住宅を作りたいです」という事なのかと、やっと、納得をしました。
この際のごみ屋敷というのは、あの、鉄骨むき出しで、建物内に、破壊後のガラクタが、散乱していることを、さすのではないのです。
使用済み核燃料がプール内にたまりきった状態を指します。そうなった建屋は、もう、新しい核燃料を燃やすわけには行かないからです。
でも、後始末をまったくせずに、どんどん、お金を使えて、次の施設を作るという発想で、今まで、ビジネスを行ってきた、これらの電力会社の経営陣は、ものすごいレベルで、安易な精神の持ち主です。かつ贅沢な生活に慣れきった集団です。だから、豚だというのです。日本古来の文化からは、かけ離れた存在です。それが、コマーシャルを流すという形で、お金の力で、民放を支配してきました。また、週刊誌や月刊誌も。
上のたとえだと、ものすごく明快になるでしょう。対照的な普通の経営者としての代表がトヨタです。その看板方式が有名です。あらゆる場所で無駄をしないことと、方針が定められています。
日本の企業って、そういう死に物狂いの努力で、この国の富を蓄積してきたのです。その富を独占企業である、核燃料販売会社に、湯水のごとく吸い上げられ、そして、その企業トップたちは、アメリカでもセレブといわれていて、極端に贅沢な暮らしをしていますが、日本でも、個人的な大蓄財をしたそうですし、東電の一般社員も、豪華な保養荘とか、豪華な寮や、社宅へ住んでいるのでしょう。独占経営で電力の値段設定が思いのままだから、放漫経営の最適な例となっています。
そんな、おばかさん、集団の後始末に、自社の社員にうらまれるほど、経費削減に厳しい、ユニクロの柳井さんが、10億の救済金を出したそうです。
孫正義さんが、社員に恨まれているかどうかは知りませんが、同じく義捐金、100億を出し、これからも、二億近いものをずっと毎年、出し続けるとおっしゃったそうです。
勝俣会長も、清水社長も恥ずかしくないですか?
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ところで、この使用済み核燃料がどれほど、大変で危険なものかを、本日語ろうとしていたのです。だって、使用済みなんていわれると、普通の庶民は、効力を失ったものと考えて、それが、放射能を発することなど、考えも及ばないからです。で、それを、ここで、こと上げしておかないといけません。
が、今は、あまりに、疲労困憊しているので、それは、後回しにして、
『私が、朝日新聞のこの記事に、100%のレベルでの、満足をしているわけでもない』と、ここで、付記したいです。
この5日付夕刊第一面の図は、私みたいに、ものすごいレベルで注意深くて、かつ、この問題に造詣が深い人間だと、すぐ理解ができます。かつ正しく理解ができます。
が、安全か、否かを示す欄が、合計15あるのですが、そのうちで、危険というしるしがないのです。反対に安全というしるしが、三箇所にあります。
これって、例のごとく、諜略にもとづいた書き方です。または、核燃料を売りつける側に、寄り添った、記事の作り方なのです。たまたま、燃料棒の本数・数値が正確だろうと思うから、褒めているし、皆様に「家宝にしてください」というわけですが、
ジャーナリズムのあり方としては、大いに不満の残る書き方です。
これじゃあ、国民は海に流れ出る水ばかりに、注目をしてしまいます。危険性は、こっちの方がずっと大きいのに、それに気がつきません。だから、いわき市で、幼い一年生を迎える入学式が、平和裏に行われる事となります。
鎌倉も銀座も平和な顔をした人間で一杯です。それは、日本全体の経済活動の継続を意味するから、結構でもありますが、身に迫る危険に気がつかないのは、千と千尋に出てくる豚になった親たちと同じだと言っても過言ではないでしょう。
今の段階なら、たった、一枚・2頁だけの新聞でも、国民は、誰も怒りません。そこに真実の情報が、・・・・・とくに危険度についての・・・・・正しい情報が入っていたら。そして、庶民にもわかりやすい言葉で書いてあったら。
相変わらず、原発のシステムそのものが持つ、危険性と、脆さと、無理さについての説明がありません。私が上に書いたようなポイント、使用済み核燃料を、いい加減な状態で、保存をし続けていた(その保存装置=プール=が破損した可能性もあるのです。で、原子炉でも、破損をした可能性はありますが、汚染された水とは、使用済み核燃料保存プールから出てきている可能性だってあるのです)を、詰問し問いただすメディアが、まったくありません。それが、こんなに危険が迫っている今でさえ、そうなのですから、ちょっと絶望的になります。
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副題3、『なぜ、プルトニウムという名前を出さないのか』
さて、上の部分だけでも7000字を越えました。時刻も午前三時を過ぎています。で、副題の4~6は、タイトルだけで、後回しというか、今日は書かないでおきますが、今、放射能がどこまで飛散したかとか、どこまで、危険意気に入ったかと言う測定では、ヨウ素131と、セシウム137ばかり使われます。
だけど、プルトニウムだって、当然のごとく出てきているはずなのです。ところが、このプルトニウムというのが、ぜんぜん、表面に出てきていません。
どうしてなのかと思うのですが、プルトニウムはイメージが悪いと思われていて、隠されていると思います。
プルトニウムは、その名前が、人口に膾炙しています。庶民がよく知っている元素名です。そして、その毒性もよく知られています。
第五福竜丸事件という遠洋・漁船があって、南洋のビキニ諸島で、アメリカが水爆の実験をしている傍で漁をしていて、死の灰を浴びました。それを、粒子として浴びた何人かが、被爆して、その中で、お一人亡くなりました。それを、日本・国民はつぶさに見ていて、大署名活動へ発展したそうです。
私は考えたり、文章を書くのは好きですが、デモとか、署名活動とかはやらないほうです。が、この核実験反対運動は相当な功をそうしたらしくて、洋上の実験は終わり、地下・核兵器・実験に変わりました。最近では、核は平和利用が主で、水爆も原爆も、実験をされたとも聞きません。
この平和利用というのこそ、原発だったわけですが。システムとしては、核兵器と同じものを、ゆるやかに、行っている怖いものなのです。
そして、その次に、チェルノブイリの大爆発が起こりました。このときの死の灰が、ヨーロッパまで影響を与えたことも大きいです。で、チェルノブイリに近いオーストリアでは、原発反対運動が盛んで、それを、主導しているのは、右翼だそうです。それはそうでしょう。グローバル化というのは、別の言葉で言えば、この核燃料を売りつけている側に、支配される、ということをさしているからです。で、そこから、自由に離れて物を言う人間はすべて、右翼か、テロリストと呼ばれかねない昨今なのです。
それほどに、あらゆる人材が、この売りつけ側に奉仕をしているのが現状です。
で、日本人は、今、壮大な実験下にあるのです。システムは福島では、高速増殖炉ではなくて、ウランの特性に向けた軽水炉の実験です。が、そこの使用済み核燃料プールが、もし壊れていたとしたら、チェルノブイリ級爆発がおきるわけで、私たちは、じっとそれを、待っているだけなのです。
それは、一般的な意味でもそうなのですが、ここに来て、私はさらに裏があるのではないかと、感じ始めています。
他の国では、ここまで、頑張る性質がありません。誰もが、怖がって、とっくに現場を離れるでしょう。この期に及んで、人間を現場に派遣して作業をさせることが、人道的に、悪魔の仕業だと考えられるからです。で、現場から人間を引き上げると、どうなるかというと、すさまじい大爆発が起こります。
かといって、このまま、冷却が可能だとは、とても思えません。となると、勝俣会長というのは、一応安全な東京圏にいて、<<<<ただ、どれだけの期間、持ちこたえるかの実験を、しているのではないか>>>>>と、思えてくるのです。
それも、チェルノブイリの責任者がそういったように、最終段階では、現場にいた中間管理職、(他の会社では、課長ぐらいか?)の人為的ミスで片付けられてね。その当該人物は当然、死んでいるから、抗議もできないわけです。
そうなると、その人の親族は世間に顔を向けては生きていられない事となります。気の毒に。
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だから、勝俣会長は、IAEAの命令を、ひそかに裏から受けている可能性さえあると思うのです。だって、心優しい日本人としては、今、現場で行われていることを、見過ごすのは、道徳的には、絶対に、正しくないからです。今、記者会見をしている西山さんにしろ、まだら目さんにしろ、勝俣会長にしろ、はっきり言えば、冷酷な顔をしていると、見えませんか? 内面は争えない形で外へ出てきます。
それに、プーチンが責めてきたり、韓国が責めてきたり、するのも異常です。普通ではないが、裏があると思えば納得できます。
そして、何よりもサルコジ大統領が来ましたね。フランスはチェルノブイリの風下ではなかったので、国民の中に原発アレルギーが少ない模様です。で、それだけ、原発が多い国です。その状況をバックとして、サルコジ大統領は原発の正当性を誇示しに来たのです。裏からの、より強大な権力者に命令されて、派遣をされてね。
実は、最大の情報がもたらされていません。秘匿されています。それは、この核燃料棒が未使用を含めて、総重量何トン、福島原発内に保存をされているかの数値なのです。
それは、目視での計算だけでも、使用済み核燃料棒だけで、560トンとなります。燃料棒が、20センチ掛ける20センチ、かける4メートルだと仮定すると、そうなります。膨大に大きな装置なのです。
そうすると、その10%が、ウランか、プルトニウムであると仮定をしても、その爆発力が、石油換算いくらになると思いますか。私にも計算ができません。ただ、莫大な破壊力だとは、いえます。しかも石油と違って、放射能を出す核分裂後・生成物を莫大に振りまくのです。これは、デマまでもなんでもなく、近未来に起きる可能性のある事として覚悟をしないといけない事実です。もしないとしても、それが
永久に、収束したという日は、水がある限り、来ないのです。水がないと、爆発するし・・・・・恐ろしいディレンマの中にわれわれは放り込まれています。
だから、タイトルができました。われわれ日本人は、大きなガラスの箱(それは、高さ3メートル横幅、2メートル、縦、5メートルぐらいのもの)に入れられた、数十万匹の実験用マウスです。その外部で、この実験を指揮しているのが、核燃料を、いままで、日本に大量に売りつけてきた、国際的軍産共同体の、トップたちです。
その実験は、まったく未知の領域に入っています。科学技術的に言ってもそうですが、社会学的に言ってもそうです。チェルノブイリの近辺は、福島第一原発ほど、人が住んでいませんでした。
その上、当時の住民は携帯を持っておらず、パソコンを駆使できる人間も少なかったでしょう。しかし、福島原発に近い茨城県には、つくば学園都市があります。
いわき市にも工場団地があるのなら、そこには、知識が一杯ある人たちがいるでしょう。それに比較して、ソ連または、ロシアの大地には、昔は農奴と呼ばれた収入の低い人が一杯住んでいたと、考えられます。しかも、人口密度が低い形で、ばらばらに離れて住んでいました。だから、目撃者というものが少ないのです。
かつ、目撃者で、表現ができる人が少ないのです。ところが日本は、特に現代は違います。非植民地化国家の、国民として、鍛錬され過ぎていて、本当の意味での、主体性が、もてない人も一杯です。が、追い詰められれば、人間は真剣に考えます。目覚めます。それをテレビカメラが掬い取るかどうかは別問題としても、人々の心に深く、この忌まわしさの記憶は残るでしょう。それだけを、私は信じていて、人類への貢献としたいです。
今、誤変換を直しました。完成しましたので、タイトルの右側に三角を入れておきます。
これは、深夜、4月6日深夜に書き始め、7日、早朝7時に完成。 雨宮舜
副題1、『高速増殖炉実験とは、けちと強欲の象徴です。チェルノブイリの真実』
副題2、『使用済み、核燃料棒とは、プルトニウムの多いものでしょう?』
・・・・・朝日新聞、5日付、夕刊・第一面を家宝にしてください・・・・・
副題3、『既存の原子炉が、ごみ屋敷になってしまったから、
あらたな新築一戸建て(増設炉)が、欲しいという東電』
副題4、『なぜ、プルトニウムという物質名を出さないのか?』
副題5、『石田いっせい君の、ブログ』
副題6、『オーストリアでは、右翼が原発反対です』
私は緻密な論議を展開してきたといういささかの自負を持っています。特に、『事実に基づいて、科学的に』と、いう点で。が、本日のタイトルだけは、結構情緒的に、かつ、人文学的に書かせてくださいませ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
副題1、『高速増殖炉とは、けちと強欲の集合である。チェルノブイリの悲劇の真実』へ。
私は、チェルノブイリの事故は、ライブで、見ている人間です。で、あの事故の報告ニュース内で、最も強く記憶に残っていることが、責任者の弁解です。
それを、責める意味で、聞いていたのではなくて、『気の毒だなあ』と思いながら、聞いていたのです。重要な言葉は、「実験をしていた。が、実験がまずい方向へ向かって、この事故がおきた」です。何の実験かというと、高速増殖炉の実験です。
これから先に書くことは、どこかから、間違っていると、指摘が入るかもしれません。というのは、この原発の事に関することほど、報道管制がしかれていて、かつ、真実が出てこない話は、他にないからです。そういいきってよいほど、言論弾圧の対象となっている分野です。
今、これを書きながらも、このブログを書くことへの妨害を、受けています。が、慣れているので、それは気にしないで筆を進めますが。ともかく、間違っていると、どこからか、指摘が入れば、それは、それほど、言論統制がしかれているという事で、私の記憶こそ、ある大切な事実を伝えていると感じますので、文章を先へ進めます。
今、私、および、世界中が危惧しているのが、福島第一がチェルノブイリ化することです。至近距離(?)のカメラに写った、あちらは、猛烈な炎があがり、灼熱の地獄が出現し、その後で、死の灰(今、別の言葉になっているはずです。それも、例の言いかえを多用して、本質を鈍らせるという諜略の典型ですが)を大量に北西のヨーロッパへ撒き散らしました。ここから、副題6へ、入るのですが、それは、後回しにします。
で、何の実験をしていたかというと、高速増殖炉の実験だそうです。
で、一般の人には、高速増殖炉が、なんだか、よくわかりません。ここからは、何の文献も参照せず、当時の私の考察を思い出しながら、書きますが、高速増殖炉とは、ウランと、ウランの核分裂で生成した、プルトニウムの両方を、発電に使うという事のようです。
ここから先は、例の見てきたような嘘をいいの類です。というのも、生身の人間である、私には、福島にしろ、チェルノブイリにしろ、原発内の原子炉の内部を覗きこむわけにはいきませんので。それは、原発管理の東電職員でさえ、同じことです。厚さ16センチの鉄でできた炉の中で、おきていることを覗いたとしたら、一瞬で死んでしまうほどの放射能を浴びるでしょう。
ここが、鉄を溶かしている溶鉱炉などとは、まるで違う毒性を放つシステムの恐ろしさですが・・・・・ともかくの事として、イメージとして、想像するに、チェルノブイリの高速増殖炉と、同じことが、いくばくかのレベルで、福島原発ないでも、どこの原発でも、起きているわけです。つまり、ウランとプルトニウムの同居の中での発電です。
というのも、ウランと、核分裂後の生成物、プルトニウムを、その2700度以上の高熱の中で、分離させるわけには行かないからです。
だけど、福島第一原発のシステムを、軽水炉といい、チェルノブイリとか、そのほかで、ある時期実験をされた方を、高速増殖炉と、別の名前をつける理由を探りたいのです。どこにも、庶民にわかるように解説してくれる人がいません。で、私が想像で、答えを出します。
プルトニウムの混ざった状態で、核分裂をさせるためには、より高温や高圧ででシステムを稼動させるなどの必要があって、それを手探りで、どこの数値が適当であるかを探っているうちに、爆発をしたのです。他の分野では、実験装置風の小さいシステムで、事前に数値を割り出すための実験をしますが、原発だけは、実験ができません。
というのも、ウランだけでも、核分裂をさせるのは、理科実験室のような小さな装置では無理だからです。小さな形ですが、広島がた、ピカドンを起こすわけですから、理科室内なのでは無理なのです。
今目の前で展開しているように、非常に危険で、人間が、コントロールし得ない部分が大きいので、結局は原子力発電システムの中で、実験を重ねる事となります。
それは、手探りの状態で、先へ進む事となります。過去の理科実験室内的・実験には、裏打ちされていない部分へ入り込むわけですから。で、将来をただしくは、見越してはいないので、当然のこととして、より適切な数値を求めているうちに、または、より高い経済効率を探っているうちに、大爆発が起きたわけです。そういう態度を、私は『強欲の塊だ』というわけです。チェルノブイリの技術者に、それを命令した存在の心構えの汚さを、言っているのですが。
でも、核燃料を売り込む側は大爆発を、チェルノブイリを稼動している、人間の人為的ミスだとして、何度か、試せば適切な数値が得られるはずだと思っていて、そのほかの国の原子炉でも、何度も、その同じ実験を繰り返しました。そして、何度も小さい事故がおきた可能性があります。それで、結局は、その実験は中止されています。
ですから、福島第一原発は、一応ですが、ウランだけを燃やす装置となっていたはずです。
ここで、副題5の石田いっせい君の証言が重要に成ってくるのですが、今は、そこまで行かずに、高速増殖炉とは何なのだという謎に対する私の答えを上げたいと思います。
原発関係のことは、小難しい言葉を使い、庶民を煙に巻くことが大切だと、生産し、売りつける側は、知覚しています。で、いつも、庶民には、ちんぷんかんぷんの言葉で、説明されるのですが、それを、誰にでもわかる言葉で、翻訳をすると、より長時間、燃料棒をもたせたいという『けち』の発想から出ている案だと、なります。
それは、原子炉を稼動している、側の国にとっては、電力の生産・単価が安くなることへつながり、けちというより、ビジネスとして、当然のごとく、追求せねばならない課題ですから、上から、やるように命令を受ければ、技術屋は、心配を、感じながらも、命令に従わいます。
でね。その命令ですが、いったん事故がおきると、ソ連(当時は国家体制がそうだったと思います)の政府幹部は責任を負いたくないので、自分たちが命令したとは言いません。
で、当該事故の最中の、技術屋のトップは、苦し紛れに、本心を言いました。「IAEAから命令をされて、この実験を行った」と。で、その当時から、私はIAEAというものの、本質は、核燃料を売りつける側の、隠れ蓑だと、考え始めました。典型的なダミーです。
一見すると、業者からは独立している文化的政治的団体のように見えますが、違うと、感じました。
その後、ニュースを注意深く検討すると、IAEAは、核拡散防止条約を盾にとって、イランをいじめきっています。イランは、なぜ、アメリカへ嫌われるかというと、イスラエルが、パレスチナ住民を弾圧し、苦しめるから、同じ、イスラム圏の人間として、パレスチナ側にたつからです。アメリカの大富豪、または、ロンドンや、そのほかの都市の大富豪は、ユダヤ系が多いのです。
しかも、その大富豪が、核燃料の発売元と重なっています。で、イランいじめは、行われますが、それの本質は、核燃料を売りつける側が独占企業である方が、値段等を、自由に設定できて儲けが、大きいからです。それで、核拡散防止といって、いじめるわけです。北朝鮮も時々いじめられますが、これは、イランとは、まるで性質が違います。北朝鮮は一見、反抗的です。が、内々では、金正日は、既に、寝返っていて、国際的、軍産共同体の、一種の道具と化しています。
で、外交や政治から元へ戻って、技術や科学へ戻れば、この高速増殖炉は、核燃料を売りつける側にとっても、ある程度に好都合なわけです。なぜかというと、プルトニウムの保管をしないでいいからです。
プルトニウムも人体へ多大な損傷を与えます。だから、厳重に保管しておき、人体への影響がないようにしないといけないのですが、その費用が莫大にかかるので、それを、原子炉から外へ出さないで、永久に使い続けると、便利というか、お金をかけないで済むからです。しかし、その技術が、すこぶる難しいことだったというのが、チェルノブイリ事故の真因です。
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副題2、『使用済み核燃料には、プルトニウムが膨大に含まれている?』
この『使用済み核燃料の保管に、莫大なお金がかかる』という点は、原発システムを売り込む際には、買い手である、あいてがた(たとえば日本の1960年代の政治家)には、しっかりとは、認識させないで売りつけている可能性があります。
私などは、その部分までわかっていて、そこが、一番、気に病むというか、心配するところで、それがあるからこそ、原発を作ってはいけないと主張し続けている人間です。
日本でも、六ヶ所村をその使用済み核燃料の、廃棄場所にすると言う案が、往時の政府から出て、それに対して、青森の六ヶ所村では大反対が起きています。その当時、六ヶ所村を取材したのが、今、NHKテレビ内で、解説をしている水野さんだそうです。
水野さんは、文科系の出身みたいですが、そこで、勉強を重ねたので、核燃料とか、原発のことが相当にわかったのです。現在、NHKの画面に登場する人間のうち、もっとも、信頼できる人物ですが、ここで、こう書くと彼の出番が減るかもしれません。みなさん、注目をしておいてください。東大の教授などより、よっぽど物事が、わかっている人材です。
で、六ヶ所村で、受け入れを断られた使用済み核燃料は、なんと、福島原発の建屋内に保管をされていたのです。朝日新聞の5日付夕刊、、第一面には、福島第一原発の、各原子炉建屋内に、保管をされている使用済み核燃料棒の数が明記されています。これは大変に重要な資料です。家宝として取って置いてください。というのも新潟柏崎原発内にも、静岡浜岡原発内にも、美浜原発内にも、同じような数の使用済み核燃料が保管をされている可能性をうかがわせるからです。
他の日に出ていた、各原発敷地内に、何基、原子炉建屋があるかを、これに、付随させれば、今の日本が、どれほどの、危険性をはらんだ国であるかが、国民にはっきりとわかります。丁寧に積算すると、4千本を越す核燃料棒が、福島第一原発には、保存をされているのです。それに未使用の核燃料もあり、現在稼動中の核燃料もあります。
4号基から、6号基までが、なぜ、稼動をしていなかったかの秘密もここから、解けてきます。それらの建屋ないでは、1000本前後の使用済み核燃料が、すでに保管をされていますから、そちらでは「もう、これ以上は、保管ができないので、燃焼・発電もやめている」というわけでした。
『六ヶ所村で引き受けを断った件は、どうなったのかな?』とその日まで、長らく、いぶかしく思っていましたが、4号基から6号基の建屋内に、ひっそりとかくまわれていたのです。もし、今はまだ、保存に余裕がある、1~3号炉にも、たまりきってしまったら、どうするつもりだったのでしょう。発電はしない。が、石棺化もしない。ただ、ただ、永遠に冷却水を循環させ続ける・・・・・恐ろしい発想です。この様な大震災にあわないでも、金属疲労等で、100年以内には壊れた可能性がありました。
ここで、石棺化もしないというのは、できないのだと思います。水で冷却し続けないと、大爆発を起こします。チェルノブイリが、石棺化、できたのは、大爆発を起こしたからこそ、もう、水がどうのこうの、冷却がどうのこうのと、いう段階ではなくなったからです。福島第一原発も、今は、水がある段階ですから、石棺化ができないのです。スリーマイル島も石棺化しなかったのは、大獏発をしなかったから、水がある段階だったからです。
かつ、その水の流れは、今、大地震と大津波を受けた後では、循環しません。あっちこっちで、パイプ他のシステムが壊れていて、それを修復するのなど無理なのです。放射能被害がなかったら、可能かもしれませんが、放射能があるから、長時間作業するのなど、できないからです。だから、石棺化もできず、ただ、水を繰り返し流しいれて、冷やし続けねば成らず、それは、海を永久に汚し続けていく事となります。
漁業組合が、東電に抗議に行ったそうですが、「さて、お話を承りました。お詫びもうし上げます」と、勝俣会長が言ったところで、どうすることもできなくて、ただ、ただ、冷却によって、汚染された水を、海にたれ流し続けるほかはないのです。水は低いところへ向かって流れますので、たまってあふれたら、水ガラスも何のその、あらゆるところから、海へ流れ出ます。
本日6日付夕刊で、いわき市の小学校四校が合同で、入学式を行ったと出ていましたが、私は痛ましくて読んでいられません。まったくもって、永遠に続く苦行が、この地には待ち構えているのです。「早く逃げなさい」と言うほかはありません。
既に、外資系企業のほとんどが、社員と家族を、香港へ移したとも出ていました。彼らには、この手の真実がすでに、入っているのです。
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副題3、『ごみ屋敷になってしまったから、新しい新築一戸建てが欲しいという東電』
ここで、東電には、この使用済み核燃料の、正しい後始末を放って置いて、どんどん、あきスペースへ、新しい建屋や原子炉を増設をしようとした、罪を問いたいです。この年度末、もしくは、新年度開始期の、国への提出書類内でも、増設、の申し出でが、記載された部分があったと、世の中から集中して、叱られていて、私も憤慨しました。
『なんで、すぐ、訂正できないのだ』と思ってね。実は私は弱い体に鞭打って、死に物狂いで仕事をしてきました。パソコンの使用方法で、バグを入れられて、難しくなっている中で、30時間連続で、仕事を続けるのなど、ざらなことです。だから、東電社員の安易さと甘さに、腹が立って、腹が立ってという状況です。
だけど、この朝日新聞、5付け夕刊の数値を読めば、各原子炉が、使用済み核燃料の貯蔵庫と化しているわけですから、「ごみ屋敷になってしまいましたから、新しい一戸建て住宅を作りたいです」という事なのかと、やっと、納得をしました。
この際のごみ屋敷というのは、あの、鉄骨むき出しで、建物内に、破壊後のガラクタが、散乱していることを、さすのではないのです。
使用済み核燃料がプール内にたまりきった状態を指します。そうなった建屋は、もう、新しい核燃料を燃やすわけには行かないからです。
でも、後始末をまったくせずに、どんどん、お金を使えて、次の施設を作るという発想で、今まで、ビジネスを行ってきた、これらの電力会社の経営陣は、ものすごいレベルで、安易な精神の持ち主です。かつ贅沢な生活に慣れきった集団です。だから、豚だというのです。日本古来の文化からは、かけ離れた存在です。それが、コマーシャルを流すという形で、お金の力で、民放を支配してきました。また、週刊誌や月刊誌も。
上のたとえだと、ものすごく明快になるでしょう。対照的な普通の経営者としての代表がトヨタです。その看板方式が有名です。あらゆる場所で無駄をしないことと、方針が定められています。
日本の企業って、そういう死に物狂いの努力で、この国の富を蓄積してきたのです。その富を独占企業である、核燃料販売会社に、湯水のごとく吸い上げられ、そして、その企業トップたちは、アメリカでもセレブといわれていて、極端に贅沢な暮らしをしていますが、日本でも、個人的な大蓄財をしたそうですし、東電の一般社員も、豪華な保養荘とか、豪華な寮や、社宅へ住んでいるのでしょう。独占経営で電力の値段設定が思いのままだから、放漫経営の最適な例となっています。
そんな、おばかさん、集団の後始末に、自社の社員にうらまれるほど、経費削減に厳しい、ユニクロの柳井さんが、10億の救済金を出したそうです。
孫正義さんが、社員に恨まれているかどうかは知りませんが、同じく義捐金、100億を出し、これからも、二億近いものをずっと毎年、出し続けるとおっしゃったそうです。
勝俣会長も、清水社長も恥ずかしくないですか?
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ところで、この使用済み核燃料がどれほど、大変で危険なものかを、本日語ろうとしていたのです。だって、使用済みなんていわれると、普通の庶民は、効力を失ったものと考えて、それが、放射能を発することなど、考えも及ばないからです。で、それを、ここで、こと上げしておかないといけません。
が、今は、あまりに、疲労困憊しているので、それは、後回しにして、
『私が、朝日新聞のこの記事に、100%のレベルでの、満足をしているわけでもない』と、ここで、付記したいです。
この5日付夕刊第一面の図は、私みたいに、ものすごいレベルで注意深くて、かつ、この問題に造詣が深い人間だと、すぐ理解ができます。かつ正しく理解ができます。
が、安全か、否かを示す欄が、合計15あるのですが、そのうちで、危険というしるしがないのです。反対に安全というしるしが、三箇所にあります。
これって、例のごとく、諜略にもとづいた書き方です。または、核燃料を売りつける側に、寄り添った、記事の作り方なのです。たまたま、燃料棒の本数・数値が正確だろうと思うから、褒めているし、皆様に「家宝にしてください」というわけですが、
ジャーナリズムのあり方としては、大いに不満の残る書き方です。
これじゃあ、国民は海に流れ出る水ばかりに、注目をしてしまいます。危険性は、こっちの方がずっと大きいのに、それに気がつきません。だから、いわき市で、幼い一年生を迎える入学式が、平和裏に行われる事となります。
鎌倉も銀座も平和な顔をした人間で一杯です。それは、日本全体の経済活動の継続を意味するから、結構でもありますが、身に迫る危険に気がつかないのは、千と千尋に出てくる豚になった親たちと同じだと言っても過言ではないでしょう。
今の段階なら、たった、一枚・2頁だけの新聞でも、国民は、誰も怒りません。そこに真実の情報が、・・・・・とくに危険度についての・・・・・正しい情報が入っていたら。そして、庶民にもわかりやすい言葉で書いてあったら。
相変わらず、原発のシステムそのものが持つ、危険性と、脆さと、無理さについての説明がありません。私が上に書いたようなポイント、使用済み核燃料を、いい加減な状態で、保存をし続けていた(その保存装置=プール=が破損した可能性もあるのです。で、原子炉でも、破損をした可能性はありますが、汚染された水とは、使用済み核燃料保存プールから出てきている可能性だってあるのです)を、詰問し問いただすメディアが、まったくありません。それが、こんなに危険が迫っている今でさえ、そうなのですから、ちょっと絶望的になります。
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副題3、『なぜ、プルトニウムという名前を出さないのか』
さて、上の部分だけでも7000字を越えました。時刻も午前三時を過ぎています。で、副題の4~6は、タイトルだけで、後回しというか、今日は書かないでおきますが、今、放射能がどこまで飛散したかとか、どこまで、危険意気に入ったかと言う測定では、ヨウ素131と、セシウム137ばかり使われます。
だけど、プルトニウムだって、当然のごとく出てきているはずなのです。ところが、このプルトニウムというのが、ぜんぜん、表面に出てきていません。
どうしてなのかと思うのですが、プルトニウムはイメージが悪いと思われていて、隠されていると思います。
プルトニウムは、その名前が、人口に膾炙しています。庶民がよく知っている元素名です。そして、その毒性もよく知られています。
第五福竜丸事件という遠洋・漁船があって、南洋のビキニ諸島で、アメリカが水爆の実験をしている傍で漁をしていて、死の灰を浴びました。それを、粒子として浴びた何人かが、被爆して、その中で、お一人亡くなりました。それを、日本・国民はつぶさに見ていて、大署名活動へ発展したそうです。
私は考えたり、文章を書くのは好きですが、デモとか、署名活動とかはやらないほうです。が、この核実験反対運動は相当な功をそうしたらしくて、洋上の実験は終わり、地下・核兵器・実験に変わりました。最近では、核は平和利用が主で、水爆も原爆も、実験をされたとも聞きません。
この平和利用というのこそ、原発だったわけですが。システムとしては、核兵器と同じものを、ゆるやかに、行っている怖いものなのです。
そして、その次に、チェルノブイリの大爆発が起こりました。このときの死の灰が、ヨーロッパまで影響を与えたことも大きいです。で、チェルノブイリに近いオーストリアでは、原発反対運動が盛んで、それを、主導しているのは、右翼だそうです。それはそうでしょう。グローバル化というのは、別の言葉で言えば、この核燃料を売りつけている側に、支配される、ということをさしているからです。で、そこから、自由に離れて物を言う人間はすべて、右翼か、テロリストと呼ばれかねない昨今なのです。
それほどに、あらゆる人材が、この売りつけ側に奉仕をしているのが現状です。
で、日本人は、今、壮大な実験下にあるのです。システムは福島では、高速増殖炉ではなくて、ウランの特性に向けた軽水炉の実験です。が、そこの使用済み核燃料プールが、もし壊れていたとしたら、チェルノブイリ級爆発がおきるわけで、私たちは、じっとそれを、待っているだけなのです。
それは、一般的な意味でもそうなのですが、ここに来て、私はさらに裏があるのではないかと、感じ始めています。
他の国では、ここまで、頑張る性質がありません。誰もが、怖がって、とっくに現場を離れるでしょう。この期に及んで、人間を現場に派遣して作業をさせることが、人道的に、悪魔の仕業だと考えられるからです。で、現場から人間を引き上げると、どうなるかというと、すさまじい大爆発が起こります。
かといって、このまま、冷却が可能だとは、とても思えません。となると、勝俣会長というのは、一応安全な東京圏にいて、<<<<ただ、どれだけの期間、持ちこたえるかの実験を、しているのではないか>>>>>と、思えてくるのです。
それも、チェルノブイリの責任者がそういったように、最終段階では、現場にいた中間管理職、(他の会社では、課長ぐらいか?)の人為的ミスで片付けられてね。その当該人物は当然、死んでいるから、抗議もできないわけです。
そうなると、その人の親族は世間に顔を向けては生きていられない事となります。気の毒に。
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だから、勝俣会長は、IAEAの命令を、ひそかに裏から受けている可能性さえあると思うのです。だって、心優しい日本人としては、今、現場で行われていることを、見過ごすのは、道徳的には、絶対に、正しくないからです。今、記者会見をしている西山さんにしろ、まだら目さんにしろ、勝俣会長にしろ、はっきり言えば、冷酷な顔をしていると、見えませんか? 内面は争えない形で外へ出てきます。
それに、プーチンが責めてきたり、韓国が責めてきたり、するのも異常です。普通ではないが、裏があると思えば納得できます。
そして、何よりもサルコジ大統領が来ましたね。フランスはチェルノブイリの風下ではなかったので、国民の中に原発アレルギーが少ない模様です。で、それだけ、原発が多い国です。その状況をバックとして、サルコジ大統領は原発の正当性を誇示しに来たのです。裏からの、より強大な権力者に命令されて、派遣をされてね。
実は、最大の情報がもたらされていません。秘匿されています。それは、この核燃料棒が未使用を含めて、総重量何トン、福島原発内に保存をされているかの数値なのです。
それは、目視での計算だけでも、使用済み核燃料棒だけで、560トンとなります。燃料棒が、20センチ掛ける20センチ、かける4メートルだと仮定すると、そうなります。膨大に大きな装置なのです。
そうすると、その10%が、ウランか、プルトニウムであると仮定をしても、その爆発力が、石油換算いくらになると思いますか。私にも計算ができません。ただ、莫大な破壊力だとは、いえます。しかも石油と違って、放射能を出す核分裂後・生成物を莫大に振りまくのです。これは、デマまでもなんでもなく、近未来に起きる可能性のある事として覚悟をしないといけない事実です。もしないとしても、それが
永久に、収束したという日は、水がある限り、来ないのです。水がないと、爆発するし・・・・・恐ろしいディレンマの中にわれわれは放り込まれています。
だから、タイトルができました。われわれ日本人は、大きなガラスの箱(それは、高さ3メートル横幅、2メートル、縦、5メートルぐらいのもの)に入れられた、数十万匹の実験用マウスです。その外部で、この実験を指揮しているのが、核燃料を、いままで、日本に大量に売りつけてきた、国際的軍産共同体の、トップたちです。
その実験は、まったく未知の領域に入っています。科学技術的に言ってもそうですが、社会学的に言ってもそうです。チェルノブイリの近辺は、福島第一原発ほど、人が住んでいませんでした。
その上、当時の住民は携帯を持っておらず、パソコンを駆使できる人間も少なかったでしょう。しかし、福島原発に近い茨城県には、つくば学園都市があります。
いわき市にも工場団地があるのなら、そこには、知識が一杯ある人たちがいるでしょう。それに比較して、ソ連または、ロシアの大地には、昔は農奴と呼ばれた収入の低い人が一杯住んでいたと、考えられます。しかも、人口密度が低い形で、ばらばらに離れて住んでいました。だから、目撃者というものが少ないのです。
かつ、目撃者で、表現ができる人が少ないのです。ところが日本は、特に現代は違います。非植民地化国家の、国民として、鍛錬され過ぎていて、本当の意味での、主体性が、もてない人も一杯です。が、追い詰められれば、人間は真剣に考えます。目覚めます。それをテレビカメラが掬い取るかどうかは別問題としても、人々の心に深く、この忌まわしさの記憶は残るでしょう。それだけを、私は信じていて、人類への貢献としたいです。
今、誤変換を直しました。完成しましたので、タイトルの右側に三角を入れておきます。
これは、深夜、4月6日深夜に書き始め、7日、早朝7時に完成。 雨宮舜