副題1、『続・大きな布で覆う案・・・・・朝日新聞と日経新聞の違い』
副題2、『海(=魚)の汚染と、陸(=牛肉)の汚染』
副題3、『タンカーで汚染をした水を運ぶ?・・・・それをどこに捨てるのだ?』
副題4、『IAEAの、より広範囲な避難・勧告をなぜ無視するのだ?』
今は、4月1日の午前一時です。本日(書いている私にとっては、木曜日)は、銀座の画廊めぐりをしてきました。私がチャリティに出した作品は売れたそうで、嬉しいです。そのことはいずれまた、書きますが、・・・・・
さすがにこれから、新しい文章を一万字ほど書く、自信はありません。
しかし、一日、一日が、非常にめまぐるしいので、今日もメモは、書いておいた方がよいです。で、メモだけ書きます。
これは、私にしては珍しい書き方ですが、昨日、いつもの会話調で書いているうちに疲労困憊したので、今日は、主張だけはしますが、<読者に読みやすく>と言う側面の努力は放棄いたしました。
で、いつものような、人懐こさの含まれた会話体ではなく、ぶっきらぼうにつき放した、「だ、または、である調」で書かせてくださいませ。、
説明が少なくて、修飾も少ないので、読者の皆様におかれましては、判じ物めいていうるとお感じになるかもしれませんが、どうか、行間をくんで、ご判断を頂きたいと、乞い願い奉ります。
わたくしにとっては、明日に当たる、4月1日の午後、6時までには、完成稿としておくつもりです。この更新にお気づきになった方も、その時点で、もう一回覗いてやっていただけますと幸いです。
~~~~~~~~~~~~~
*1、
大きな布で覆うと言う案は、大前研一さんから出たらしい。が、朝日新聞の一面に載ったニュアンスではなくて、「それを、用意するまでには、三ヶ月かかるし、炉が完全に冷却したあとのことである」とおっしゃっているらしい。「つまり、ひとつの仮定だが」、というニュアンスなのだ。それに飛びついてあれほど、大げさに記事を書くのは、まったくおかしい。私が考えるのに、この案はまったく、役に立たない。
何がおかしいって、冷却が、不可能だからだ。どこまでいっても、完璧に冷却することはできない。だって、水の沸点は100度だ。反対に、暴走を始めた核燃料はすぐ、2700度から、2800度へ達する。連想としては、火山流を思い浮かべて欲しい。原発内の核燃料は、流れ端内。だけど、臨界点にまで達すれば真っ赤だ。そこへ水をかけても冷えると思う。誰も思わないであろう。その無理をやらせられているのが、今は、自衛隊であり、下請け作業員だ。
原発に関しては、難しい技術用語を使いスrぎるのだ。要するに火山みたいなものだと、一般の人にはおしえたら、いい。それで、石油を燃やしたら、石炭を燃やしたりするほどには、水をかけても、冷えないのだという事がわかるだろう。火山は爆発もあるし。そこもややであるが、似ている。
旧態依然の価値観と、知識の範疇でものを考えている人には、「冷却が、いつかは可能になる」と見えているかもしれない。が、それは、不可能だと私は思う。
その『布で建屋を覆う』という記事を、鬼の首でもとったように喜んで、第一面に置いた朝日新聞の記者は、いまだかつて、人類が経験したことのない、現象を解釈する頭脳と、すべを持っていない。で、冷却できると考えている。そして、それに飛びついて、「いかにもできそうな案を、政府が実行しない」とか何とか言って、国民の目をごまかすだけが、記事のもたらす結果なのだ。それは、今よりもさらに忌まわしい災禍を、この国に招くであろう。
この同じ案を、日経新聞は小さく扱っている。その程度のことである。
これから、大爆発が起きる。そのときは『原発を許容したことが、間違いだった』とすべての日本人は、心の中で、感じるだろう。が、それを受け入れることは、自分たちの、現在までの、生き様やら、価値観をすべて否定しないといけないから、なかなか、できない。特にエリートとして、この国で肩書きを持ち、高い給料をもらっていた人ほど、できないのだ。
それゆえに、できるだけ、この事態が収拾されうるものと規定をしたいのだ。で、誰かの責任におっかぶせたい。人為的ミスとしておきたい。
現実に起きている、冷却ができないと言う事実を、受け入れられないのだ。大熊町とか、双葉町の人間で、記者の前で意見を述べた人間の中には、「自分たちが間違っていた」と今の時点で、いうひともいた。が、マスコミ陣は、素直ではない。
どこをどうやっても、冷却は、追いつかない。これらの、記事を書いている人材は、核燃料に、石炭や、石油、天然ガス等の、化石燃料の性質を付与して、そこから、イメージを膨らませている。
核燃料を燃やす・・・・・・
(核分裂をさせる=広島型・原爆の小さいものを、より、大量の核燃料で行うということ。ただし、水の中で行うところが違うが、水が、今、きちんと満たされていない中では、すぐ、広島のピカドンとなり得るのだ)
・・・・・という事の、性質をわかっていない。
特に水が循環していない。だから、上からどんなに、大量の水を投げ入れても、水の冷却機能が、完璧には、働かない。しかも、あっちこっちが破損をしている可能性があるから、これからも、引続き、もれ出た水とともに、放射能は大量に出てくる。それが、海へ流れる。
~~~~~~~~~~~~
*2、で、その結果、福島原発の、海への排水口近くで、基準値の4400倍以上の放射能が出た。これは、どんどん、どんどん、数値は高くなるだろう。今、「これは、海の中では拡散するから、魚は大丈夫」などと言っているが、それは、無理だ。いずれ、魚も駄目になる。潮流の関係で、気の毒なことに、今回の津波で、大被害を受けた、岩手県方面に、その放射能は、運ばれる。
原子力保安院の、スポークスマン、めがねの、西山英彦氏は、東大の法学部出身だから、そのことがわかっていない。イメージとして推察ができない。
それで、30日と、31日は、その場しのぎの「大丈夫」と言う発言を繰り返した。ぜんぜん、大丈夫ではない。そして、これは、海のほうだが、陸のほうも同じことだ。
私の予想通り、31日には、テンエイ村で、牛そのもの、または、牛の肉から、基準値の二倍等の放射能が検出された。政府は、大丈夫です。といっている。確かに、それを食べても誰も、すぐに目の前でぶっ倒れるわけではない。将来に、癌になったりする可能性はあるがならないかもしれない。が、これは、以前から言っているように、可逆性がないものだから、どんどん、数値は上がっていき、範囲も広まって行くと考えられる。
~~~~~~~~~~~~
*3、福島原発の排水口で、基準値の4400倍以上(31日付)の放射能が検出されたので、それで、水を海に垂れ流すことができないということが、大問題になった。で、タンカーで、水を他の場所に運ぶ案が出た。
これもばからしい。どのタンカーで運ぶのだ。一回でも、放射能汚染された水を入れたら、そのタンカーは他の用途には使えない。だから、そのタンカーを買うことにしないと駄目だ。どこのタンカーを誰が買うのか?
政府?、東電? 誰も責任者が居ない東電は、もう機能していないも同然だ。これは、社長が病気になったという事をさすのではない。東電とは、被・植民地化の最前線なので、誰も、気骨もないし、気概も責任感もない。ただ、ただ、豚のような心情と頭脳の集団だからだ。発意も、発案も、何も、ないのだ。
しいて言えば、記者会見をしている東電の人材は、「超がつく、偏差値秀才であり、実質的には、おバカさんである、か、または、超がつく、純真な人間か」のどちらかだ。
これは、経済産業省の下部組織である保安院も同じこと。今、記者会見に応じている西山英彦氏は、不器用でまじめなタイプであり、もっと悪賢くて、ちゃんとしたことがわかっている連中に、単に、利用をされているに過ぎない。
そのちゃんとしたことがわかっている連中の、最たるものが、まだら目春樹氏だ。こちらも何の見通しもない。将来像を示しえない。うすうす大カタストロフィが近づいているのはわかっているが、それを、自分が国民に告げるのは、真っ平ごめんである。だから、逃げ回っている。
このタンカーを使う案にしても、一応買ったと仮定しても、そこから先も大問題がある。船員等をどうするつもり?
商船三井の船を使う? 郵船の船を使う? タンカーの戦籍は外国の所有になっているものが多く、かつ、船員は一部、外国人を使っているケースが多いのではないかな?
となると、彼らに、盲目的な、仕事・・・・・(放射能がある中での、将来の後遺症が、必然の中での、仕事)・・・・・を押し付けると、その人権無視と人権蹂躙が国際問題になる。かつ、船というのは、二時間だけ、そこで作業をして交代すると言うわけにも行かない。で、船員には、大変な被爆量が当たってしまう。
となると、今現場で、大活躍をお願いしている、自衛隊、消防庁、はたまた、下請け企業の作業員等を、乗り込ませるという、わけにも行かない。その難行苦行は、庶民にもわかりやすい構図と成るからだ。その命令を出すほうの、残酷さが、非常に明瞭に成る。
一回目は、テレビ報道もあろうから、決死的な船員が現れたとしても、次の航海へは、誰が乗り組むのだ。ともかく、一回だけでは、経費が合わないし、かつ、何回も、航海するとしては、人材が確保できない。
ともかく、タンカーで汚染された水をどこかへ運ぶなどは、絵空事。児戯に等しい案だ。どこかへ運んでも、その先をどうするのだ。普通の鉄のタンクでは放射能を通過するから、陸上の既設のタンクは使えない。どこへ運ぶにしても住民の大反対を得る。ここは、福島第一原発内で処理した方がいい。それ以外方法はないのだ。六ヶ所村でも大騒ぎの大反対があったではないか?
福島の海に垂れ流すわけには行かないと、追い詰められきって、夜陰にまぎれて、太平洋の真ん中の海へ捨てる?
江戸時代だったら、それも可能だったかもしれないが、今では、すべてが、世界中の注目を浴びているから、それは、無理だ。
そんなことをしたら、シーシェパードにこの上ない、攻撃の口実を与える。ひとつの国家としても、そのプライドからは、取り得ない措置である。
最終的には、まったく、実現不可能な案だ。
誰がこんな案を出したのだ。私はその甘さに、怒りに震える。ともかく、この問題の責任者は、東電の社長か、保安委員会の委員長のはず。と成ると、名前としては、清水正孝氏か? まだら目氏? しっかりしてください。入院している場合ではない。何をやっているのだ。東電の会長勝俣恒久氏は、すぐ、現社長の首を切って、自分が社長職を引き受けること。
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*4、プラスチックを、吹き付ける?。
工事現場で、粉塵が舞い上がるのを防ぐ素材として、噴霧器から液状のプラスチックを噴霧すると、それが、粉塵の上に、皮膜を作って固化し、粉塵を抑えるそうだ。
一見すると、役立つように見える。で、東電福島第一原発の現場の、庭に落っこちている、放射能を含んだ、粉塵を、落ち着かせるのには役に立つだろう。
だけど、燃え盛っている、1号基から、4号基までの核燃料炉、そして、多分壊れている、そのカバーたる、格納路からは、引き続いて多量の核物質が、噴出している。冷却水からも、出てきている。地面の表面を覆っただけでは、何の効果もない。しいて言えば、10万分の一か、100万分の一ぐらいは、抑えることができたかな? というレベルだ。
「じゃあ、地面の上ではなくて、炉心部分、吹っ飛んだ建屋のなかに、それを、注入すれば、いいではないか」と、言う人間が居るかな?
「あほ、」と怒鳴りつけたくなる。その人間も、何も知らない人間だ。プラスチックと言うのは、原料が石油なのだ。だから、200度ぐらいの熱にあえば、じゅっと、言う音でも立てて、たちまち、蒸発して、その蒸気は、炎へと、変化する。
すると、せっかく冷却している炉部分に、それこそ、文字通りに、火に油を注ぐ事となる。大爆発を誘引する。
都会でも田舎でも、普通の場合の、工事現場では、それは固化して、役に立つのであろう。気温が真夏の最高のときでも、36度ぐらいだから、固まるが、福島第一原発の現場で、特に建屋の中では、固まるわけがない。
ともかく、これも、ばかばかしくて、ばかばかしくて、腹が立つだけの、発案だ。誰が出したのか、ぜひ、調べて欲しい。名前を出せ。そうしないと、そういうバカに任せたら、何十万人が死ぬことになるか、その数が、計り知れなくなるからだ。そういうおそろしい目に、福島県人と、東京圏の人間はさらされないといけなくなるからだ。そういう人間は、決定権を持つ場からはずさないといけない。
首をすかえないといけない。
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*5
以上は、各種の『収拾させるための』案であるが、どれも、実効力がないと私は考える。「だったら、あなたには、他の案があるか」と問われれば、「ない」と言うほかはない。
「だったら、見過ごすのか? 彼らと同じように非力で無責任だ」と言われても、「そういうものだから、原発は、やめなさいと、前からいっていた。どんな弾圧にもくじけずに言って来た」と言うほかはない。
「それは、技術としては、人間なら、誰にも、制御できないものだから。・・・・・それを、日本に導入しては、いけない」と、長らく言ってきたのだ。今の私は、そう言うほかはない。
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*6、
IAEAの勧告を、無視するのは何故なのだ?
核燃料を売りつける側、と、それに、ついづいする、日本人エージェントは、この国のマスコミを握り、繰り返し、執拗な洗脳を行ってきた。この国の知力や体力を落とすように、さまざまな工夫をしてきた。日教組、共産党、集団訴訟。警察が、地域社会の中にも乗り込んできていること。ほか。
で、KY(自己主張をすることをやぼだと言う雰囲気作りが盛んだ)だとか、そのほか、突出をすることを避けるムードが蔓延をしている。で、こんな未曾有の危機には、強い決断力と、高度な判断力のあるリーダーが求められるが、それが、日本には、居ない。
日本は、今、豚の集団と成り果てていることを、世界中に示している。
今、決定をされ、進行していることは、まさしく、頭脳がない国の悲劇である。
枝野寝ろ( edano nero )が世界中の合言葉となった日もあって、枝野官房長官の発表態度に期待をした日もあった。
が、危機がだんだん、その真相をあらわして、世界中が固唾を呑んで見守っているように、クレーターができるほどの、大爆発が近づいている。
なのに、政府は、はっきりと、それを国民に告げることをしない。
福島第一原発の、20キロから30キロの間にすんでいる人としての悩みを、朝日新聞内で、玄侑宗久氏が、書いていた。仏僧として、地域社会の中心である氏は、簡単に逃げ出すわけには行かない。地域社会の人が逃げないからだ。だけど、慶応大学出身の氏は、たとえ文科系の出身者でも、この状況で、20キロ圏と言う線引きが、意味を成さないのは知覚している。だから、危険度がどの程度かを、知りたがっている。
これは、福島県に住んでいて、知性が高い人だったら、誰もが、感じる悩みだと思う。
私は三月の12日の時点で、ここまでの未来は、見通せていたし、常に、『逃げなさい』と言う言葉で、文章を書いてきたつもりがある。
あの第三号炉、の爆発以来、大きな爆発がないので、あの14日に、既に、中心の炉が壊れたか、そのカバーの炉が壊れたことを、さしていると感じる。
福島テレビ(NTV)のライブの映像を見た。その当時は、NHKは、第一号炉の爆発映像も見せず、もちろんのこと、第三号炉の爆発映像も見せていない。
後に、アメリカが、映像を資料として提供し始めてから、やっと、廃墟と化した、上空からの映像を流しているが、あの二つの爆発の違いを、ライヴで見るのと、ライブで見ないのとでは、その後の実態把握で、相当な差が出てくると感じる。
つまり、14日の爆発で、壊れた結果が、今になって現れているとも、考えられる。となると、これから、さらに、時間がたつほど、数値は上がる可能性はあり、と成ると、さらに温度も上がり、連鎖反応的な、爆発が起きる可能性があり、その際の、結果の恐ろしさを、世界中の人が予測していて、固唾を飲んでいる中で、日本のトップ責任者たちだけが、どうしてか、しっかりした決断をくだせない。
いや、別の言葉で言えば、真実の情報を開示しない。なぜか?
ひとつの理由として推察されるのは、東電の幹部や、経済産業省の保安院のトップの保身術のためである。
二つ目は、そういう本質を見抜けない、飼いならされきってきた御用マスコミのおかげである。
この御用マスコミという言葉であるが、戦前なら、その崇め奉る対象が、天皇であった。が最近では、その対象は、国際的軍産共同体が手なづけている、各界に潜んでいる、そちら側のエージェントである。
けっして、金髪・碧眼のリーダーが、あれこれを支配するわけではなくて、日本人が、この日本を、支配をしているのだ。だけど、その支配者たる人間には、江戸時代や、戦前のある時期の、政治家たちにあった、真実の気概も、思想も、節操もない。残念だが、真実を国民に告げる勇気がない。そこまでの、価値観の変容が、今は、できない。
ここで、いわずもがなだが、それは、菅首相を含む、歴代の日本の首相、特に、この原発導入以降の首相ではない。もちろん、平成天皇でもない。
だから、IAEAが乗り出してきた。もっと、避難をさせる範囲を拡大すべきだと、忠告に来たのだ。
ほうれん草もミルクも、もう、問題ではなくて、人の命が危ない段階なのだ。あの程度の汚染なら、ほうれん草もミルクもどっちでもいいのだ。食べたって、飲んだって、どうっていう事はない。だけど、問題は、数値が必ず上がっていき、それは、20年ぐらいか、もっとつづき、かつ、大爆発が起きたら、その影響は、15年以内に、必ず癌で死ぬというような結果をもたらすから、「それを、避けるように避難・範囲を広げろ」といってきているのだ。
それを、どうして、政府は無視し、枝野官房長官は、『逃げろ』と言わないのだ。
これは、非常に重要な段階に達したと、私は感じる。
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*7、IAEAとは何なのだ?
私は専門家ではないから、IAEAと言う組織が、本当はどういうものかは知らない。その詳細を知らない。しかし、国際ニュースを見ていて感じるものがある。
それは、現代の最高の権力者は、核燃料を売る側の人間であるという事。莫大なお金が儲かるので、お金の力で、あれと、あゆる場所を支配している。で、立派な名称のついた国際・組織が、そこから自由であるはずがない。
で、IAEAも、その核燃料を売る側のトップたちの意向からは、離脱できない。そちら側のトップの言うなりである。
で、アメリカに逆らっている(・・・・・というか、パーレビ国王を追い出した・・・・・)イランが、核を持つことを忌避して、ことごとく苛め抜いた組織だ・・・・・と記憶をしている。
が、そういう組織が、本来なら、隠したがるであろう、核燃料の人体に対する悪影響を、そちら側から、「気をつけなさい」と言ってくれているのだ。何で、この期に及んで遠慮をすることがあろうか。相当に危険なので、「福島第一原発から、100キロ以内の人は、避難をしてください」と、ここで、政府は言うべきであろう。
いや、「避難をしてください」などと、言わなくてもいいのだ。自主判断に任せればいい。ただ、大爆発があることを、指し示せばいいのだ。その上で、住民の自己判断に任せればいい。不安を与えて、実は爆発がこなかったときを、配慮して、徐々に情報を出すという手法をとるのもわからないではない。
それが、制御できて、冷却できて、爆発がなかったときの、マスコミからの非難を恐れているのなら、マスコミも、きちんと学習して、政府をたすけなさい。マスコミにも正しい原発と、核燃料の知識を持ってもらいたい。
『大きな布で覆う』という案やら、『タンカーで水を運ぶ』などと言う案を金科玉条のごとく報道する姿勢を見ていると、「不可能な、思い付きにばっかりに乗っかって、本当に不勉強だ」とあきれ果てるし、悲しい。
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あなた方も、この国に住んでいるのだ。既に、テレビ界は、大変な収入源だそうだが、この国に住む人間を相手にしているのなら、あなた方マスコミ貴族も、その収入をいずれ失うであろう。「その前に、一丸となって、まず、犠牲者を、少なくすることぐらいは、やりなさい」と言いたい。そのためには、過去何十年にわたる洗脳を、チェックし、素直な目で、事態を見つめることだ。
政府を、この件では批判をしないこと。それで、もって、政府が、その危険性を素直に国民に開示をすることを、邪魔しないこと。
繰り返す。
IAEAとは、核燃料をうりさばく側の、組織である。だから、できるだけ、イメージダウンを避けたいほうだ。原発が悪いものだと言う世論が形成されると、困るほうの組織だ。
それが日本に乗り込んできて、数値を図り、警告を発したのだ。ことは容易ならざるところまで来ている。
そして、この世界を真に牛耳って居る、連中も、ここで、面子にこだわって、(=ショートレンジで考えて)被害を過少に見積もり、災禍を大きくすることの、方が、生み出す損失が多いとみなしたのだ。それを、計算したのだ。つまり、そちらの方が、反原発運動はより大きく成り、広まるのだ。チェルノブイリより、東京圏の方が圧倒的に、人口が多いからだし。それらの人間からインターネットなどを通じて、真実が世界中に広まることを恐れているのだ。で、彼らも、最終判断を下したのだ。
これは、大爆発が近いだろうと。
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他にもヘルツの変換とか、問題はいろいろあるけれど、今日はここで終わります。
2011年4月1日、 雨宮舜
副題2、『海(=魚)の汚染と、陸(=牛肉)の汚染』
副題3、『タンカーで汚染をした水を運ぶ?・・・・それをどこに捨てるのだ?』
副題4、『IAEAの、より広範囲な避難・勧告をなぜ無視するのだ?』
今は、4月1日の午前一時です。本日(書いている私にとっては、木曜日)は、銀座の画廊めぐりをしてきました。私がチャリティに出した作品は売れたそうで、嬉しいです。そのことはいずれまた、書きますが、・・・・・
さすがにこれから、新しい文章を一万字ほど書く、自信はありません。
しかし、一日、一日が、非常にめまぐるしいので、今日もメモは、書いておいた方がよいです。で、メモだけ書きます。
これは、私にしては珍しい書き方ですが、昨日、いつもの会話調で書いているうちに疲労困憊したので、今日は、主張だけはしますが、<読者に読みやすく>と言う側面の努力は放棄いたしました。
で、いつものような、人懐こさの含まれた会話体ではなく、ぶっきらぼうにつき放した、「だ、または、である調」で書かせてくださいませ。、
説明が少なくて、修飾も少ないので、読者の皆様におかれましては、判じ物めいていうるとお感じになるかもしれませんが、どうか、行間をくんで、ご判断を頂きたいと、乞い願い奉ります。
わたくしにとっては、明日に当たる、4月1日の午後、6時までには、完成稿としておくつもりです。この更新にお気づきになった方も、その時点で、もう一回覗いてやっていただけますと幸いです。
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*1、
大きな布で覆うと言う案は、大前研一さんから出たらしい。が、朝日新聞の一面に載ったニュアンスではなくて、「それを、用意するまでには、三ヶ月かかるし、炉が完全に冷却したあとのことである」とおっしゃっているらしい。「つまり、ひとつの仮定だが」、というニュアンスなのだ。それに飛びついてあれほど、大げさに記事を書くのは、まったくおかしい。私が考えるのに、この案はまったく、役に立たない。
何がおかしいって、冷却が、不可能だからだ。どこまでいっても、完璧に冷却することはできない。だって、水の沸点は100度だ。反対に、暴走を始めた核燃料はすぐ、2700度から、2800度へ達する。連想としては、火山流を思い浮かべて欲しい。原発内の核燃料は、流れ端内。だけど、臨界点にまで達すれば真っ赤だ。そこへ水をかけても冷えると思う。誰も思わないであろう。その無理をやらせられているのが、今は、自衛隊であり、下請け作業員だ。
原発に関しては、難しい技術用語を使いスrぎるのだ。要するに火山みたいなものだと、一般の人にはおしえたら、いい。それで、石油を燃やしたら、石炭を燃やしたりするほどには、水をかけても、冷えないのだという事がわかるだろう。火山は爆発もあるし。そこもややであるが、似ている。
旧態依然の価値観と、知識の範疇でものを考えている人には、「冷却が、いつかは可能になる」と見えているかもしれない。が、それは、不可能だと私は思う。
その『布で建屋を覆う』という記事を、鬼の首でもとったように喜んで、第一面に置いた朝日新聞の記者は、いまだかつて、人類が経験したことのない、現象を解釈する頭脳と、すべを持っていない。で、冷却できると考えている。そして、それに飛びついて、「いかにもできそうな案を、政府が実行しない」とか何とか言って、国民の目をごまかすだけが、記事のもたらす結果なのだ。それは、今よりもさらに忌まわしい災禍を、この国に招くであろう。
この同じ案を、日経新聞は小さく扱っている。その程度のことである。
これから、大爆発が起きる。そのときは『原発を許容したことが、間違いだった』とすべての日本人は、心の中で、感じるだろう。が、それを受け入れることは、自分たちの、現在までの、生き様やら、価値観をすべて否定しないといけないから、なかなか、できない。特にエリートとして、この国で肩書きを持ち、高い給料をもらっていた人ほど、できないのだ。
それゆえに、できるだけ、この事態が収拾されうるものと規定をしたいのだ。で、誰かの責任におっかぶせたい。人為的ミスとしておきたい。
現実に起きている、冷却ができないと言う事実を、受け入れられないのだ。大熊町とか、双葉町の人間で、記者の前で意見を述べた人間の中には、「自分たちが間違っていた」と今の時点で、いうひともいた。が、マスコミ陣は、素直ではない。
どこをどうやっても、冷却は、追いつかない。これらの、記事を書いている人材は、核燃料に、石炭や、石油、天然ガス等の、化石燃料の性質を付与して、そこから、イメージを膨らませている。
核燃料を燃やす・・・・・・
(核分裂をさせる=広島型・原爆の小さいものを、より、大量の核燃料で行うということ。ただし、水の中で行うところが違うが、水が、今、きちんと満たされていない中では、すぐ、広島のピカドンとなり得るのだ)
・・・・・という事の、性質をわかっていない。
特に水が循環していない。だから、上からどんなに、大量の水を投げ入れても、水の冷却機能が、完璧には、働かない。しかも、あっちこっちが破損をしている可能性があるから、これからも、引続き、もれ出た水とともに、放射能は大量に出てくる。それが、海へ流れる。
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*2、で、その結果、福島原発の、海への排水口近くで、基準値の4400倍以上の放射能が出た。これは、どんどん、どんどん、数値は高くなるだろう。今、「これは、海の中では拡散するから、魚は大丈夫」などと言っているが、それは、無理だ。いずれ、魚も駄目になる。潮流の関係で、気の毒なことに、今回の津波で、大被害を受けた、岩手県方面に、その放射能は、運ばれる。
原子力保安院の、スポークスマン、めがねの、西山英彦氏は、東大の法学部出身だから、そのことがわかっていない。イメージとして推察ができない。
それで、30日と、31日は、その場しのぎの「大丈夫」と言う発言を繰り返した。ぜんぜん、大丈夫ではない。そして、これは、海のほうだが、陸のほうも同じことだ。
私の予想通り、31日には、テンエイ村で、牛そのもの、または、牛の肉から、基準値の二倍等の放射能が検出された。政府は、大丈夫です。といっている。確かに、それを食べても誰も、すぐに目の前でぶっ倒れるわけではない。将来に、癌になったりする可能性はあるがならないかもしれない。が、これは、以前から言っているように、可逆性がないものだから、どんどん、数値は上がっていき、範囲も広まって行くと考えられる。
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*3、福島原発の排水口で、基準値の4400倍以上(31日付)の放射能が検出されたので、それで、水を海に垂れ流すことができないということが、大問題になった。で、タンカーで、水を他の場所に運ぶ案が出た。
これもばからしい。どのタンカーで運ぶのだ。一回でも、放射能汚染された水を入れたら、そのタンカーは他の用途には使えない。だから、そのタンカーを買うことにしないと駄目だ。どこのタンカーを誰が買うのか?
政府?、東電? 誰も責任者が居ない東電は、もう機能していないも同然だ。これは、社長が病気になったという事をさすのではない。東電とは、被・植民地化の最前線なので、誰も、気骨もないし、気概も責任感もない。ただ、ただ、豚のような心情と頭脳の集団だからだ。発意も、発案も、何も、ないのだ。
しいて言えば、記者会見をしている東電の人材は、「超がつく、偏差値秀才であり、実質的には、おバカさんである、か、または、超がつく、純真な人間か」のどちらかだ。
これは、経済産業省の下部組織である保安院も同じこと。今、記者会見に応じている西山英彦氏は、不器用でまじめなタイプであり、もっと悪賢くて、ちゃんとしたことがわかっている連中に、単に、利用をされているに過ぎない。
そのちゃんとしたことがわかっている連中の、最たるものが、まだら目春樹氏だ。こちらも何の見通しもない。将来像を示しえない。うすうす大カタストロフィが近づいているのはわかっているが、それを、自分が国民に告げるのは、真っ平ごめんである。だから、逃げ回っている。
このタンカーを使う案にしても、一応買ったと仮定しても、そこから先も大問題がある。船員等をどうするつもり?
商船三井の船を使う? 郵船の船を使う? タンカーの戦籍は外国の所有になっているものが多く、かつ、船員は一部、外国人を使っているケースが多いのではないかな?
となると、彼らに、盲目的な、仕事・・・・・(放射能がある中での、将来の後遺症が、必然の中での、仕事)・・・・・を押し付けると、その人権無視と人権蹂躙が国際問題になる。かつ、船というのは、二時間だけ、そこで作業をして交代すると言うわけにも行かない。で、船員には、大変な被爆量が当たってしまう。
となると、今現場で、大活躍をお願いしている、自衛隊、消防庁、はたまた、下請け企業の作業員等を、乗り込ませるという、わけにも行かない。その難行苦行は、庶民にもわかりやすい構図と成るからだ。その命令を出すほうの、残酷さが、非常に明瞭に成る。
一回目は、テレビ報道もあろうから、決死的な船員が現れたとしても、次の航海へは、誰が乗り組むのだ。ともかく、一回だけでは、経費が合わないし、かつ、何回も、航海するとしては、人材が確保できない。
ともかく、タンカーで汚染された水をどこかへ運ぶなどは、絵空事。児戯に等しい案だ。どこかへ運んでも、その先をどうするのだ。普通の鉄のタンクでは放射能を通過するから、陸上の既設のタンクは使えない。どこへ運ぶにしても住民の大反対を得る。ここは、福島第一原発内で処理した方がいい。それ以外方法はないのだ。六ヶ所村でも大騒ぎの大反対があったではないか?
福島の海に垂れ流すわけには行かないと、追い詰められきって、夜陰にまぎれて、太平洋の真ん中の海へ捨てる?
江戸時代だったら、それも可能だったかもしれないが、今では、すべてが、世界中の注目を浴びているから、それは、無理だ。
そんなことをしたら、シーシェパードにこの上ない、攻撃の口実を与える。ひとつの国家としても、そのプライドからは、取り得ない措置である。
最終的には、まったく、実現不可能な案だ。
誰がこんな案を出したのだ。私はその甘さに、怒りに震える。ともかく、この問題の責任者は、東電の社長か、保安委員会の委員長のはず。と成ると、名前としては、清水正孝氏か? まだら目氏? しっかりしてください。入院している場合ではない。何をやっているのだ。東電の会長勝俣恒久氏は、すぐ、現社長の首を切って、自分が社長職を引き受けること。
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*4、プラスチックを、吹き付ける?。
工事現場で、粉塵が舞い上がるのを防ぐ素材として、噴霧器から液状のプラスチックを噴霧すると、それが、粉塵の上に、皮膜を作って固化し、粉塵を抑えるそうだ。
一見すると、役立つように見える。で、東電福島第一原発の現場の、庭に落っこちている、放射能を含んだ、粉塵を、落ち着かせるのには役に立つだろう。
だけど、燃え盛っている、1号基から、4号基までの核燃料炉、そして、多分壊れている、そのカバーたる、格納路からは、引き続いて多量の核物質が、噴出している。冷却水からも、出てきている。地面の表面を覆っただけでは、何の効果もない。しいて言えば、10万分の一か、100万分の一ぐらいは、抑えることができたかな? というレベルだ。
「じゃあ、地面の上ではなくて、炉心部分、吹っ飛んだ建屋のなかに、それを、注入すれば、いいではないか」と、言う人間が居るかな?
「あほ、」と怒鳴りつけたくなる。その人間も、何も知らない人間だ。プラスチックと言うのは、原料が石油なのだ。だから、200度ぐらいの熱にあえば、じゅっと、言う音でも立てて、たちまち、蒸発して、その蒸気は、炎へと、変化する。
すると、せっかく冷却している炉部分に、それこそ、文字通りに、火に油を注ぐ事となる。大爆発を誘引する。
都会でも田舎でも、普通の場合の、工事現場では、それは固化して、役に立つのであろう。気温が真夏の最高のときでも、36度ぐらいだから、固まるが、福島第一原発の現場で、特に建屋の中では、固まるわけがない。
ともかく、これも、ばかばかしくて、ばかばかしくて、腹が立つだけの、発案だ。誰が出したのか、ぜひ、調べて欲しい。名前を出せ。そうしないと、そういうバカに任せたら、何十万人が死ぬことになるか、その数が、計り知れなくなるからだ。そういうおそろしい目に、福島県人と、東京圏の人間はさらされないといけなくなるからだ。そういう人間は、決定権を持つ場からはずさないといけない。
首をすかえないといけない。
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*5
以上は、各種の『収拾させるための』案であるが、どれも、実効力がないと私は考える。「だったら、あなたには、他の案があるか」と問われれば、「ない」と言うほかはない。
「だったら、見過ごすのか? 彼らと同じように非力で無責任だ」と言われても、「そういうものだから、原発は、やめなさいと、前からいっていた。どんな弾圧にもくじけずに言って来た」と言うほかはない。
「それは、技術としては、人間なら、誰にも、制御できないものだから。・・・・・それを、日本に導入しては、いけない」と、長らく言ってきたのだ。今の私は、そう言うほかはない。
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*6、
IAEAの勧告を、無視するのは何故なのだ?
核燃料を売りつける側、と、それに、ついづいする、日本人エージェントは、この国のマスコミを握り、繰り返し、執拗な洗脳を行ってきた。この国の知力や体力を落とすように、さまざまな工夫をしてきた。日教組、共産党、集団訴訟。警察が、地域社会の中にも乗り込んできていること。ほか。
で、KY(自己主張をすることをやぼだと言う雰囲気作りが盛んだ)だとか、そのほか、突出をすることを避けるムードが蔓延をしている。で、こんな未曾有の危機には、強い決断力と、高度な判断力のあるリーダーが求められるが、それが、日本には、居ない。
日本は、今、豚の集団と成り果てていることを、世界中に示している。
今、決定をされ、進行していることは、まさしく、頭脳がない国の悲劇である。
枝野寝ろ( edano nero )が世界中の合言葉となった日もあって、枝野官房長官の発表態度に期待をした日もあった。
が、危機がだんだん、その真相をあらわして、世界中が固唾を呑んで見守っているように、クレーターができるほどの、大爆発が近づいている。
なのに、政府は、はっきりと、それを国民に告げることをしない。
福島第一原発の、20キロから30キロの間にすんでいる人としての悩みを、朝日新聞内で、玄侑宗久氏が、書いていた。仏僧として、地域社会の中心である氏は、簡単に逃げ出すわけには行かない。地域社会の人が逃げないからだ。だけど、慶応大学出身の氏は、たとえ文科系の出身者でも、この状況で、20キロ圏と言う線引きが、意味を成さないのは知覚している。だから、危険度がどの程度かを、知りたがっている。
これは、福島県に住んでいて、知性が高い人だったら、誰もが、感じる悩みだと思う。
私は三月の12日の時点で、ここまでの未来は、見通せていたし、常に、『逃げなさい』と言う言葉で、文章を書いてきたつもりがある。
あの第三号炉、の爆発以来、大きな爆発がないので、あの14日に、既に、中心の炉が壊れたか、そのカバーの炉が壊れたことを、さしていると感じる。
福島テレビ(NTV)のライブの映像を見た。その当時は、NHKは、第一号炉の爆発映像も見せず、もちろんのこと、第三号炉の爆発映像も見せていない。
後に、アメリカが、映像を資料として提供し始めてから、やっと、廃墟と化した、上空からの映像を流しているが、あの二つの爆発の違いを、ライヴで見るのと、ライブで見ないのとでは、その後の実態把握で、相当な差が出てくると感じる。
つまり、14日の爆発で、壊れた結果が、今になって現れているとも、考えられる。となると、これから、さらに、時間がたつほど、数値は上がる可能性はあり、と成ると、さらに温度も上がり、連鎖反応的な、爆発が起きる可能性があり、その際の、結果の恐ろしさを、世界中の人が予測していて、固唾を飲んでいる中で、日本のトップ責任者たちだけが、どうしてか、しっかりした決断をくだせない。
いや、別の言葉で言えば、真実の情報を開示しない。なぜか?
ひとつの理由として推察されるのは、東電の幹部や、経済産業省の保安院のトップの保身術のためである。
二つ目は、そういう本質を見抜けない、飼いならされきってきた御用マスコミのおかげである。
この御用マスコミという言葉であるが、戦前なら、その崇め奉る対象が、天皇であった。が最近では、その対象は、国際的軍産共同体が手なづけている、各界に潜んでいる、そちら側のエージェントである。
けっして、金髪・碧眼のリーダーが、あれこれを支配するわけではなくて、日本人が、この日本を、支配をしているのだ。だけど、その支配者たる人間には、江戸時代や、戦前のある時期の、政治家たちにあった、真実の気概も、思想も、節操もない。残念だが、真実を国民に告げる勇気がない。そこまでの、価値観の変容が、今は、できない。
ここで、いわずもがなだが、それは、菅首相を含む、歴代の日本の首相、特に、この原発導入以降の首相ではない。もちろん、平成天皇でもない。
だから、IAEAが乗り出してきた。もっと、避難をさせる範囲を拡大すべきだと、忠告に来たのだ。
ほうれん草もミルクも、もう、問題ではなくて、人の命が危ない段階なのだ。あの程度の汚染なら、ほうれん草もミルクもどっちでもいいのだ。食べたって、飲んだって、どうっていう事はない。だけど、問題は、数値が必ず上がっていき、それは、20年ぐらいか、もっとつづき、かつ、大爆発が起きたら、その影響は、15年以内に、必ず癌で死ぬというような結果をもたらすから、「それを、避けるように避難・範囲を広げろ」といってきているのだ。
それを、どうして、政府は無視し、枝野官房長官は、『逃げろ』と言わないのだ。
これは、非常に重要な段階に達したと、私は感じる。
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*7、IAEAとは何なのだ?
私は専門家ではないから、IAEAと言う組織が、本当はどういうものかは知らない。その詳細を知らない。しかし、国際ニュースを見ていて感じるものがある。
それは、現代の最高の権力者は、核燃料を売る側の人間であるという事。莫大なお金が儲かるので、お金の力で、あれと、あゆる場所を支配している。で、立派な名称のついた国際・組織が、そこから自由であるはずがない。
で、IAEAも、その核燃料を売る側のトップたちの意向からは、離脱できない。そちら側のトップの言うなりである。
で、アメリカに逆らっている(・・・・・というか、パーレビ国王を追い出した・・・・・)イランが、核を持つことを忌避して、ことごとく苛め抜いた組織だ・・・・・と記憶をしている。
が、そういう組織が、本来なら、隠したがるであろう、核燃料の人体に対する悪影響を、そちら側から、「気をつけなさい」と言ってくれているのだ。何で、この期に及んで遠慮をすることがあろうか。相当に危険なので、「福島第一原発から、100キロ以内の人は、避難をしてください」と、ここで、政府は言うべきであろう。
いや、「避難をしてください」などと、言わなくてもいいのだ。自主判断に任せればいい。ただ、大爆発があることを、指し示せばいいのだ。その上で、住民の自己判断に任せればいい。不安を与えて、実は爆発がこなかったときを、配慮して、徐々に情報を出すという手法をとるのもわからないではない。
それが、制御できて、冷却できて、爆発がなかったときの、マスコミからの非難を恐れているのなら、マスコミも、きちんと学習して、政府をたすけなさい。マスコミにも正しい原発と、核燃料の知識を持ってもらいたい。
『大きな布で覆う』という案やら、『タンカーで水を運ぶ』などと言う案を金科玉条のごとく報道する姿勢を見ていると、「不可能な、思い付きにばっかりに乗っかって、本当に不勉強だ」とあきれ果てるし、悲しい。
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あなた方も、この国に住んでいるのだ。既に、テレビ界は、大変な収入源だそうだが、この国に住む人間を相手にしているのなら、あなた方マスコミ貴族も、その収入をいずれ失うであろう。「その前に、一丸となって、まず、犠牲者を、少なくすることぐらいは、やりなさい」と言いたい。そのためには、過去何十年にわたる洗脳を、チェックし、素直な目で、事態を見つめることだ。
政府を、この件では批判をしないこと。それで、もって、政府が、その危険性を素直に国民に開示をすることを、邪魔しないこと。
繰り返す。
IAEAとは、核燃料をうりさばく側の、組織である。だから、できるだけ、イメージダウンを避けたいほうだ。原発が悪いものだと言う世論が形成されると、困るほうの組織だ。
それが日本に乗り込んできて、数値を図り、警告を発したのだ。ことは容易ならざるところまで来ている。
そして、この世界を真に牛耳って居る、連中も、ここで、面子にこだわって、(=ショートレンジで考えて)被害を過少に見積もり、災禍を大きくすることの、方が、生み出す損失が多いとみなしたのだ。それを、計算したのだ。つまり、そちらの方が、反原発運動はより大きく成り、広まるのだ。チェルノブイリより、東京圏の方が圧倒的に、人口が多いからだし。それらの人間からインターネットなどを通じて、真実が世界中に広まることを恐れているのだ。で、彼らも、最終判断を下したのだ。
これは、大爆発が近いだろうと。
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他にもヘルツの変換とか、問題はいろいろあるけれど、今日はここで終わります。
2011年4月1日、 雨宮舜